あぐぁ

2022.02.12

1回目の訪問

九州サウナ旅2日目は佐賀県武雄のこちらへ。
その非日常で夢見心地な体験の後、そのまま福岡まで走ったのでぐっすり。昨日のサ活です。

チームラボの展示イベントと日帰りサウナがセットになった17:30〜20:00の第2部を予約。男女それぞれ10名枠とのことで、3連休初日なので多くの宿泊者もいるだろうし、どれ位の混み具合になるのか想像がつかない。

20分ほどで展示を見終えて、いよいよ浴場へ。
籠に衣服を放り込んで、ふかふかの今治タオルを持って扉を開けるとふわっと焙じ茶が香る。
サ室に入りたい気持ちを抑えて、身体を温めようと露天への扉を開ける。凛とした寒さ。すぐにも露天風呂に入りたくなるけれど、サウナ後のお楽しみにしよう。

屋内のロウリュサウナへ。何人いるのか目が慣れないと見えないくらい暗い空間は香ばしいお茶の香りで燻されているかのよう。空いている下段に子供と座る。すぐ目の前に直立したストーブ。ロウリュしたら直接蒸気が届きそうなくらいの迫力。サウナストーンの間からチラチラと赤い光が見えて視覚的にも熱い。

誰もロウリュしないので、一番バケツに近い自分の使命だと思って立ち上がる。2つあるバケツから木のラドルを手にして1杯。ゆっくりとした時間差で下段にも濃いお茶の香りが。。

外に出ると空は夜に備えて薄い黄色とオレンジのグラデーション。御船山とのコントラストが幻想的。黒いデッキに掘られた白い水風呂に吸い込まれる。浮かんで空を見上げる···ぼぅっと眺めているだけで、いろんなものが開放されてく。。

フラフラとホワイトホールから抜け出し、行き先を求めて視線を彷徨わせると、黒いデッキに大の字になってる人が。あ、そうか。そうだよね。まったくその気持ちにシンクロしてその隣で大の字になって空を眺めた。もう一人の自分が身体離脱して空高く上がっていく···まぁるく切り取られた淡黄色の空に半月が輝いていた。


もうきっと、全てを書くことは出来ない。小さな薬湯に沈められた寝椅子の動けなくなるような心地よさ。膨大な御船山のストーンを纏った薪ストーブの神々しい森のラスボス感。階段を上がった先にあるガラスの部屋と焚き火のゆらめき。粗塩が染み入る塩プリン。。。それらが闇に紛れる黒い建造物と巧みなライティングで非日常な時空間を創り上げる。そしてヒトはその中で裸族に還る。

暗闇と洞窟がヒトに創造性と妄想力を与えた とカツキさんが湯らっくすのメディテーションサウナを称えて漫画にしていたけど、太陽の光が失われていくこの時間帯にここを体験出来れば日帰りでも充分。むしろ日帰りの方が非日常に浸れるかも。夏の蝉がなく頃にまたイキタイ

0
72

このサ活が気に入ったらトントゥをおくってみよう

トントゥをおくる

トントゥとは?

ログインするといいねや
コメントすることができます

すでに会員の方はこちら

サウナグッズ

アプリでサウナ探しが
もっと便利に!

サウナマップ、営業中サウナの検索など、
アプリ限定の機能が盛りだくさん!