千代野温泉
銭湯 - 石川県 白山市
銭湯 - 石川県 白山市
真っ昼間からサボってチヨナーになりに来た。
男湯の入り口の暖簾をくぐると2人のオッさんが話していた。1人は今上がったところ、もう1人は今から入るところのようだ。話を聞くでもなく服を脱いだところで今から入るオッさんが『ほな』と言って浴室に消えていった。
すると残ったオッさんが俺に話しかけてきた。
『きゃえらい暑かったんね、ほやけどあんたらみてぇんなサウナ入っとるもんなら大したこたぁねぇか』
(今日はとても暑かったですね、ですがあなた方のようにサウナに入る人たちなら大したことはないですかね)
サウナ客に支給されるバスタオルを持っているのを見て言ったのだろう。ほやね、と軽く返事をし、浴室へ向かう。こんなやりとりも地元密着型のお店ならではだ。しかしこちとらサボって来ている身、オッさん達のようにのんびりはしていられないんや、と直ちに洗体、水通しをこなしサウナ室へ。
利用客はいなかったがいきなりガツンとくる熱さ。支給されるバスタオルを二重に敷き、胡座で目を閉じる。直後から溢れ出す汗。その粒は時にはカエルの卵のようでもあり、時には米櫃に敷き詰まった米粒のようでもあった。
外へ出る。10分はキツい。後から来たオッさんが5分の砂時計片道で出て行ったので大凡7,8分か。
出たところの水で汗を流して水風呂へ入る。相変わらずキレが良い。
同じペースで4セット入る。休憩している暇はない。最後は水風呂で〆て上がるとビッシリと甘みが出ている。そう言えばまたここで会おう!と言っていたお絵描きマンには会えなかったが別のお絵描きマンがいた。懐の深いお店だ。
何事もなかったような顔をして帰社する。ちょい遠いのだが時間経過の整合性が取れれば問題ない。また行こう、と思ったら施設修繕でお休みするそうだ。サウナ室が綺麗になってたらいいな。
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