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べにこ

2021.08.04

1回目の訪問

水曜サ活

ソロサウナtune

[ 東京都 ]

「ソロサウナtune」は完全個室ということもあり、予約必須である。
受付で名前と予約時間を言うと、サウナハットとマスクケースを渡され、丁寧に施設の説明をしてくれた。

わくわくしながら暖簾をくぐると、そこには夏の暑さを一瞬で忘れさせるような、少し暗く、涼しい空間が広がっていた。洞窟のようだな、と思った。
部屋に案内されると、たちまち感動の嵐。薄暗く、清潔感のある室内にポツンと置かれた座り心地の良さそうなイス。シャワーと、奥には貸切サウナ、、、今から60分間この空間は私のもの!と周りに言いふらしたくなる。

まずはシャワーでしっかり体を洗い、高鳴る胸を落ち着けながらいざ、サウナへ。
温度は80℃程、そんなに高くはないが、湿度があるので何もしなくてもじわ〜っと汗がでてくる。
その上、この夢の国では、セルフロウリュが可能だと言うのだ。普段はセルフロウリュが可能でも、どうしても一緒にいる人に気を遣って思いのままに温度調節することは難しい。しかし、ここなら思う存分、自分の好きな温度になるまでセルフロウリュすることができるのだ。
サウナストーンに水がかかる音が、耳に心地いい。部屋全体の温度が上がってくのと同時に、いい香り。
止めどなくこぼれ落ちる汗と、アロマのいい香りが堪らない。
もうこれ以上汗は出ないな、と思ったところで、サウナ室を出る。
ここ、ソロサウナには水風呂は無く、代わりに水シャワーがあるという。
どうしても水風呂が無いとなると、舐めてかかってしまうところがあるが、これが堪らなく気持ち良かった。
15℃の水が絶え間なく頭から流れていると言うのは、水風呂に浸かるよりも刺激的で、体を急激にクールダウンさせてくれた。
休憩イスにドサっと腰掛けた瞬間、私はこれ以上のご褒美はないな、と思った。

整っている時、私はかつてないほどの開放感を感じた。
部屋自体、決して広いわけでは無いが、誰の目も気にせず思いっきり整うのはこんなに開放的で、気持ちがいいものなのか。
この気持ちよさを味わえるのなら、普段から自分の思うままに、伸び伸び生きた方がいいな〜などと思った。

パウダールームは制限時間にふくまれないので、60分しっかり、サウナを楽しんだ後、ゆっくり準備をすることが出来た。
パウダールームでもいくつか衝撃を受けた。ドライヤーがダイソン、備え付けの化粧水や、乳液はMARKS&WEB、、、!?
アメニティも豪華で充実している。きっとこれも人気の秘訣なんだろうな。
月に一回のご褒美サウナ、来月もまた訪れようと思う。

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べにこ

2021.07.28

1回目の訪問

水曜サ活

黄金湯

[ 東京都 ]

サウナ:10分 × 3
水風呂:1分 × 3
休憩:10分×3

人気サウナで、連日混み合うと聞いていたので、オープンの少し前に到着し、10時になるとともにチェックイン。
中に入るとスタイリッシュでトレンド感がありつつ、どこか懐かしさも感じられるような、温かみのある空間が広がっていた。

サウナがあつめだと聞いていたので、あつめのサウナが好きな私は、ワクワクしながら浴室のドアを開けた。するとそこには古き良き銭湯が広がっていた。
シャワーを浴び、お風呂で体を温めてから、本日のお目当てであるサウナへ向かう。

黄金湯のサウナブースはお風呂のブースとはまるで別世界。
プールのような水風呂と、外気浴が出来る開放的な整いスペース、そして手前には温度100℃を超えるサウナが配置されている。
この配置、、なんて見事な動線、、、
そんな感動に胸を高鳴らせながら、私はサウナ室へ入った。
温度計は103℃。6〜7人程入るといっぱいになるくらいの大きさで、オートロウリュが設置されている。
いつも通り1番上の段に座ったが、温度が高いのと湿度が程よいこともあり早めに汗が流れ出てきた。

あつい、、、

サウナにいる時間は、約10分間。日頃の悩みや、ありとあらゆる雑念を全て忘れられる人生の中のほんの一瞬、大切で稀少な10分間。
体中から汗が出切ったところで水風呂へ。
この水風呂がまた冷たくて気持ちがいい〜
深さもあるため、肩までしっかり浸かることができる。何分でも浸かっていられる気持ち良さではあるが、1分ほどで切り上げて外気浴。
イスの数も多く、足元には足置きがある。ほのかに香る蚊取線香の香り。私はゆっくりとイスに腰をかけた。
そして、心地よい夏の風が吹いた時、何故か学生の頃の記憶が蘇った。
楽しくて堪らない、夏休みの記憶だ。
そんな楽しい夏休みの中で唯一嫌だった宿題も、今思い返すと、終わった時の達成感くらいしか覚えていない。
きっと今ある悩みや、厄介な物事も、終わって振り返ってみれば微笑ましい思い出になっているのだろうな。
そこまで考えたところで、私は整いの世界へと旅立った。

水曜日、黄金湯は男湯と女湯が入れ替わり、女性があつめのサウナと外気浴を楽しむことができる。そんな水曜日の朝ということもあってか、人数は多かったがとても静かで、譲り合いの心が垣間見え、人の思いやりを感じた。

大切に大切に、いろんな人に愛されて今日まで続いてきた銭湯、黄金湯。そこはサウナ好きが集まる、心地のいい銭湯だった。

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べにこ

2021.01.01

1回目の訪問

サウナ:12分 × 3
水風呂:1分 × 3
休憩:10分 × 3
合計:3セット

元旦。
ずっと気になっていた厚木健康センターへ訪れた。

中に入り、シャワーを浴びてからあたりを見回すと、バブルジェットバスや、薬湯、草津温泉の湯や炭酸泉など、どれも魅力的なお風呂の数々に、いつもより長めに様々なお風呂に浸かる。
一通りのお風呂に入り、いざサウナへ。
広めの室内は人も少なく、座る場所は選び放題だったため、いつものように1番上の段に腰掛ける。
あづい
じりじりと照りつける熱さが堪らない。この熱さ、、絶対に水風呂が気持ちいい。そう確信した。
普段どこのサウナへ行っても基本12分でサウナをでるが、このサウナを12分耐えるのはなかなか根性が必要だった。恐らくこの後に待つ水風呂の存在が無ければ耐えることはできなかっただろう。
そんな風に思いながら、12分きっかりで水風呂へ向かう。

やはり、熱めのサウナで温まった後の水風呂は格段に気持ちが良い。
冬の空の下、外気浴をするために水風呂はいつもよりやや短めにして、外にある整いイスへ向かう。
はあ、、なんて気持ちがいいのだろう。自分から出ている湯気を見ながらこんなことを思っていた。

今年はどんな年になるだろう。
もしかしたら今年、何か良くないことが起こるかもしれない。はたまた自分では想像しきれなかったほどの幸福が舞い込むかもしれない。
そんな計り知れない期待があれば不安もあるけれど、それでもいいじゃない、と思うことが出来た。何か良くないことがあればここに来よう。何か嬉しいことがあってもここに来よう。
そんな風に思える場所がまた一つ増えた喜びを噛み締めながら、私はまた、サウナ室に向かい、2セット目を始める。
そして3セットが終わる頃、ふと時計を見ると時刻が22時22分のゾロ目。それが果たして良いのか悪いのかは分からないが、今年はなんだかいい年になるような、そんな気がした。

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べにこ

2020.12.17

1回目の訪問

スカイスパYOKOHAMA

[ 神奈川県 ]

人々がキラキラと輝いた街に浮かれる12月。又の名を師走。今年も一年、頑張った人々が気持ちよく年を越せるように、やり残したことがないように全力で駆け抜ける月。

例に漏れず、私も師走を全力で駆け抜ける社会人の一人である。
毎日同じことの繰り返しではあるが、目まぐるしい日々の中、いつものように仕事が終わり、電車に乗ってまっすぐ帰宅していたはずが、ハッと気が付くと何故かスカイスパYOKOHAMAがある高層ビルのエレベーターに乗り、14階のボタンを押していた。
そしてまた気がつけば、アロマのいい香りに包まれたサウナ室にいた。
ここはどこだ?何故私はここに?と野暮な考えが顔を出す隙を与えないほどに、その空間は心地よかった。
温度は75℃とそこまで高くないが、じわじわと汗が止まらないのは湿度とのバランスの絶妙さが故だろう。
微かに流れている音楽が神秘的で非日常を感じる。
私はその心地の良い空間の中で、最近の悩みや焦りが滴る汗と共に落ちていくのを確かに感じた。
いつもはしっかり時計を見てきっかり12分でサウナを出るのだが、今日は違った。時間に縛られる事なく、ただ自由に汗を流し、整いたいという欲求にかられた。
もう何分サウナ室にいただろう、、、これ以上汗は出ないと思ったところで私はキンキンの水風呂へ。
こんなに気持ちがいい水風呂が、世の中にあっていいのか、、、首までしっかり水風呂に浸かり、白いタイルイスに横たわる。
顔には、整うのに邪魔にならない程度にミストがふりかかる。顔の乾燥を防ぐ為だろうか。
休憩をしている間の記憶はほとんどないが、微かに聞こえる鳥の鳴き声を聞きながら、あぁ、私の鳥になりたいという夢は叶ったのだなと思った。

人々が働くビル街に並ぶスカイビルの14階、そこには嫌な現実を忘れさせ、良い夢を見せてくれる不思議な空間が広がっている。
仕事帰りにまっすぐ帰っていたはずが、気づけばサウナ室にいる。
明日はあなたが、この不可思議な体験をするかもしれない。

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べにこ

2020.11.19

1回目の訪問

SaunaLab Fukuoka

[ 福岡県 ]

福岡で1番の人気サウナであるウェルビー福岡を横目に、今回私が訪れたのは人々の願いを叶えた夢の国。女性専用サウナ、サウナラボである。
130センチほどの高さしかない扉を開けて中に入ると店員さんに「〇〇さんですか?」と聞かれたが、申し訳ございません、べにこです。
後で知ったことだが、このサウナは完全予約制のサウナらしい。だが、店員さんは予約なしで訪れたわたしを快く歓迎してくれた。

サウナラボには何度も驚かされたが、まず一つ目の驚き、それはサウナラボのサウナは裸で入らないということ。
受付で渡されたポンチョを着て、サウナハットを被りソワソワする胸をおちつけながらいざサウナへ。

まずわたしが入ったのはフォレストサウナ。名前の通り森の木々のような温かみのある良い香りがする。
温度は80度。なんといっても完全予約制ということもあって人が少ないので、サウナは常に貸し切り状態。加えてサウナラボにあるほとんどのサウナはセルフロウリュウが可能だと言うのである。
ここは夢の国か?と思いながら、サウナストーンにアロマ水をかけていく。
心地の良い音とともにじわーっと室内の温度が上がり、体からもじわじわと汗が出てくる。
10分ほどフォレストサウナを楽しみ、さあ水風呂へ。

と行きたいところだが、サウナラボの次なる驚きポイントは水風呂がないところだ。
代わりにアイスサウナと言って-25℃の氷部屋が用意されている。
どれどれ、と少々なめてかかったアイスサウナだったが、これが本当に気持ちいい。
入った瞬間とにかく木々の良い香り。冷気も風が強すぎるわけではなく良いバランスで温まった体をクールダウンさせてくれる。極め付けは足元にあるモフモフ。これがなんとも気持ちいい。

そしてアイスサウナをでた私はハンモックに揺られながら、来世は鳥になりたい。などと思うのだ。鳥が無理ならセミでも良い。例え7日間の命でも空を飛べるなら、、、
そんな風に思うのだ。

すべてのサウナに入り終え、2時間が経った頃、シャワー室に向かい髪の毛を洗おうとしたその瞬間、時が止まった。
パ、パブリックオーガニック!?
シャンプーリンスがかの有名なパブリックオーガニックだったのだ。
サウナに来てこんな感動を味わえたことが、未だかつてあっただろうか?
さすが女性に特化した女性専用サウナ、、その完璧さに脱帽。

他にも、サウナラボは飲み物が飲み放題であったり、ワークスペースがあるため、お仕事に活用できたり、従来のサウナでは考えられなかったことを全てやってくれた夢のミラクルサウナなのである。
福岡県に行く機会があればまたぜひ訪れたいと思う。

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