2020.11.15 登録
[ 青森県 ]
県別の自殺率ワーストの上位は東北地方が多い。そのひとつの要因としてこの長く厳しい冬があると思われる。
「雪景色」といえば聞こえはいいが、これが日常ともなるとちょっとした地獄である。
暖房器具が断たれてしまえば自室で容易に凍死する。
春の訪れを感じ、まず思うのは
大袈裟でもなく
「今年もどうにか生き延びた」
という感慨だ。
それ故、北国の春は特別で生命の輝きに満ち満ちている。
今回はここ
「やすらぎ温泉」さんへ
サ道に足を踏み入れる以前に、
一度だけ訪れたことがありましたが
思えば当時はサウナに見向きもしなかったし、サウナに入る人間の気持ちが全く理解出来なかったので、少し大きめの銭湯という程度の認識しかなかったです。
ただ、サウナを知ってしまった事で施設の魅力が180°とはいかないまでも、まるっきり印象が変わると言うことは皆様御存知のはずで、
わざわざ再訪する目的など言わずもがなでしょう。
サ室は広めで熱さも申し分なし。
マットがないのでタオルをお尻にひいてのフルチンスタイルか、直座りのチン隠しスタイルの二択だが、前者が多い。
ディスタンス無視でやけに近くに座ったオヤジがベショベショに濡れたまんまのタオルを引いていてとても不快におもい、こいつより先に出るもんかというサ道にあるまじき煩悩で浅はかで一方的な勝負に挑んだところ、相手は先に退散。
しかし、こちらは下段、オヤジは上段であったため勝敗は持越である。
水風呂は冷たすぎず、近くにかけ湯もあるため、サ室からダイレクトインする半グレも少ないのが良い。
外気は5℃
ようやく外気浴ととのいの可能な時期になってきた。
岩木山を望める露天スペースは開放感抜群だが、背もたれのない石の椅子は少し残念。
しょっぱめのあっちい湯っこは冬をしのいだ我が身へのご褒美。
今年も生き延びたのだ。
風呂に映る表情は皆穏やかだ。
自殺などバカらしい。
サウナがある。
それだけで来年も再来年も生きていける。
サ室10分×3(上段2、下段1)
水風呂2分×3
外気浴5分×3
春待ち空
気温5℃
[ 青森県 ]
「かもしれない」運転
運転手なら当然の心構え。
私が免許取得した当時
教習“シミュレーター”の導入は既にありましたが
ゲーセンのレース機の方がよほど優れていたというチャチな代物でありんした。
自動運転なんてものまで登場する昨今のものはきっと現実と見まがうほど精巧なものでありましょうが
世界一優秀なプログラマーがあらゆる
「かもしれない」を想定していたとしても
その遥か上を行くのが
鬼も住まう実際の公道。
私の場合、何故かそれはサウナに向かう道中に遭遇することが多いのです。
「赤信号、堂々渡れば怖くない」
が信条のバ様。
原付ですら二段階右折の交差点の右折レーンで右折待ちするサイクリングファーザー。
そして本日
目に飛び込んできたのは
平均速度70㎞(制限速度50㎞)の片側三車線の追い越し車線を
両手にストック、背中に登山用バックパックというスタイルのトレッキングマン。
どうやら今宵天国でビバークするつもりです。
かような理外の者
大抵は老齢者ですが、彼(女)等の脳内は未だ田畑を馬を使って耕していた時代を映し出したままで
無数の鉄の塊が疾走するこの道こそ虚像に過ぎないのでは。
と思い至りました。
さて
今回はここ
「健康温泉 桃太郎」さん。
大浴槽、温め浴槽、サウナ、水風呂の他に
人工炭酸泉、打たせ湯に露天風呂までついて
なんと
大人一人220円!
私が広辞苑の編纂者ならば
『破格』という項目に
“桃太郎の入浴料”
という一文をこっそりいれたでしょう。
当然、休日平日問わず、沢山の入浴客がおります。
脱衣かご、カランはほぼ満。
ですが、サ室はほぼ貸切。
なにせ熱いんです。
温度計こそ90℃前後ですが体感は100℃
ほとんどの人が5分と待たず退散。
私も今回は10分(自分時計)が限度。
直後の4℃の外気が春のそよ風のよう。
あまみ全開でした。
水風呂はマイルドで、
サウナーには物足りず、サウナー以外にはきついという絶妙さで水質は悪くないのに不人気。
コロナ以前から常に密を避けてきた私には有難いです。
難をいえば、ととのいスペースがないことですが、価格を考えれば元を取ってお釣りがきます。
三方壁に囲まれた露天風呂には
奥入瀬渓流の写真とともに
「瞳を閉じれば」
の一文。
私のようなジェンコ無しに、一泊二食付き数万円の高級旅館の露天風呂は不要。
220円サウナ付き露天風呂で目を瞑るだけで...
ああ、
たしかに
得も言われぬ絶景である。
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朝のワイドショーで
大のおとながゲーム機一つ手に入れる為に躍起になっている騒動を憐れみと侮蔑の目で眺めていたが、何もこちらが優れた人間というわけでは決してない。
「私にはサウナがある」
ただそれだけだ。
今日もサウナに感謝である。
こちら境関温泉さんのリベンジなくして今年のサ活は本格的には始まらないという想いから
勢いこんで入場したら、あろうことかタオルを車に忘れてしまった。
受付のかっちゃに断りをいれ、再入場。
ちなみに靴入れは今時珍しい木札式(居酒屋にあるような)なのでレアモノスニーカー履いてきちゃっても安心である。(私はボロだが一応鍵つきに入れる。フリーの靴入れスペースもちゃんとあります。)
体を清めてから
まずは低温風呂で芯から冷えた体をほぐす。
以前より少し高めの温度。
外気温に比例して冷気を増す水風呂と違い
浴槽の湯の温度は高めに設定されてるのかもしれない。
サ室の匂いについて指摘されてる方がいらしたし、私自身感じたことがあるが
おそらく利用者が発するスメルであったのだろう。
今回はキチンと木の香りがする。温度も相変わらず高め。
サ室に洗い場の椅子を持ち込む者あり
上級者かと思いきや
濡れタオルを絞るとんだならず者であった。
しかし、基本的はこちらのお客さんの質は良いのでサ活に支障は無い。
サ室10分×2 6分×1
水風呂2分×3(内冷水30秒×2)
休憩 適当
トドさんの脇の地べたでDOWNER
からの低温風呂でHIGHER
やはりととのいスペックは充分であった。
ジャグジーは調整中のようですが温泉は金気塩分バッチシでゴリッと暖まりました。
[ 青森県 ]
りんごのスーパーメジャー品種「ふじ」のネーミングの由来は富士山だと、おそらく国民の9割は思ってるでしょう。
でも、実は青森県藤崎町のふじもかかってるんですよ。
でおなじみの
藤崎町町役場隣の
「西豊田温泉」さんへ。
老人福祉施設ですが、老若男女年齢問わず利用できます。
おや、銭湯の雰囲気ではない。
入り口間違えたか。と思ったがよく見ると奥に女湯男湯の表示。
休憩室というよりは、病院の待合室といった長椅子でじっちゃもばっちゃも寛いでおりました。
スタッフの方達はどことなく介護施設職員の持つホテルスタッフとはまた一味違ったおおらかな雰囲気を纏っています。
入浴料300円。
この辺りではかなりリーズナブルです。
サ室は、ソーシャルディスタンスが叫ばれる昨今の事情を考慮せずとも定員2名が限度でしょう。
狭い。
が、サウナに入る人はほとんどいないので浴場が多少混んでいてもほぼ貸切。
木の香りと湿度は抜群。ここ最近で一番かもしれない。
温度計は75℃だが体感は85℃
名前からしてハイレベルサウナ-と覚しき
眠り麿呂氏が仰るとおり、地面の下を水が流れる音を確かに聞いた。
目に見えて蒸気が立ち篭めるわけではないが、じわりと熱気が上がってきた気がしなくもない。
鹿威しのように、純粋に音を聞けただけでも心が弾む。
水風呂は老人福祉施設ならマイルドだろうと想像していたがとんでもなかった。
わこうどでも躊躇うスーパーマッシブである。
独立シャワースペースもあるのでギリ1人分の水風呂埋まってた場合の保険としてと考えていたが、入る人は皆無。
浴場のスペースの割にカラン多めなので、
洗い場イスととのいには困らない。
外気浴はないが、
これは立派なサウナ施設であった。
しかし、老人と呼ばれるにはまだ若干の猶予のある私にはリピートは躊躇われる。
後のホームサウナとしてキープしておきます。
サウナ10分×3
水風呂30秒×2
水シャワー×1
休憩5分×3
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最近は何かとジェンダー問題がメディアでも採りあげられている。
アンケートなどで性別欄で「こたえたくない」という選択肢を目にしてもさほど違和感を覚えなくなっている。
「人を見た目で判断するな」など、昨今やかましく言われるが、
“長髪、茶髪は禁止”“ピアスは駄目”などとある種の固定観念に縛られた教育者達に嫌と云うほど薫陶を受け続けてきた我々の意識を今更変えろと言われても実際難しい。偏見しないようにしようと想ってる時点で既に偏見を持ってる証左なのだから。
地名からして町外れにあると思い込んでいた
「境関温泉」さんへ。
以前訪れた際には、モウモウと立ち篭める湯気で自身の存在すら朧になった印象と、低温風呂ととのいという新たな境地を発見したことで深く胸に刻まれた施設であった。
サ室も広めで水風呂は中温と低温の二段構えというなかなかにハイスペックな処だ。
以前サ室が妙に汗臭かったが、たまたまだったようだ。ほのかに木の香り。しかし、熱い。上段は汗が吹き出る
1クール目は中温水風呂で軽めに、2クールから低温で、と想定どおり。
いや、低温水風呂が矢鱈冷たい。体感的には雪解け水かけ流しである。30秒がやっとという体たらく。手足がジンジン。
3クール目サ室に今風タトゥーを入れた輩あり。
サウナーという雰囲気ではなく、なんとなくせっかくあるからという感じ。
他人に迷惑をかけてる訳ではないので皆無視している。
以前スキューバダイビングで一緒になった人は如何にも本職といったモンモンを入れていたが、中学生くらいの男の子と一緒に来ていて良いお父さんといった雰囲気だった。
見た目マトモな横暴ピープルより100倍はマシである。
冷気浴をはさんだのが仇になったか、あまみあったがととのいなし。
でも、サウナを信じる事はやめられない木偶の坊。
皆様には来年も御多幸
良きととのい
が訪れるよう願っております。
[ 青森県 ]
「○○っこ」というのは好きな津軽弁のひとつ。
「“お茶っこ”のみへ~」
「“歯っこ”みがきへ~」
などと言うが
「“リンゴっこ”食べへ~」
とは(たぶん)言わない。
ネイティブなツガリアンではない私には明確な判別はできない。
いかにも津軽の銭湯だな~。
とネーミングだけでホッコリできる
「はたけの“ゆっこ”」さんへ。
お察しのようにあたり一面畑や田んぼ。
絵に描いたような田園風景。
(街からさほど遠くない国道沿いでよい立地である。)
芸術にはモチーフが必要だが、ドシリと構えた岩木山が十二分にその役割を果たしてくれている。
ほぼ温度が変わらない熱めの“湯っこ”をたたえた浴槽が2つに洗い場。
サウナと水風呂はオマケ程度といった代表的な銭湯。
壁絵の山は不二か津軽富士か判別できぬほどはげているが、構いはしない。
外に出れば、モノホンの岩木山が見れるのだから、と思いきや
「露天は冬季閉鎖」の張り紙。
「ガラスが落ちて危険」ともある。
残念。
「鍵がかかってます」と注意があるにもかかわらず、なぜか施錠されていないのをいいことに
2人の若者(おそらくブームに乗っかってみただけといったエセサウナー)が禁を侵して外にでていったが、1分とせぬうちに戻ってきた。
エセサウナーが氷点下外気浴などというクレイジーチルアウトなどできるわけがないのだ。
(まともなサウナーもあまりやらないですね。)
クレイジーを突き抜けたフリークである私は、
氷点下外気浴に多少惹かれたが、全裸で閉じ込められたら恥さらしの上、下手すれば命にかかわるという事態を天秤にかけ、断念。
ととのい場は洗い場の椅子のみ。
コンディションは決してよくない。
ととのいは半ばあきらめ、失意のままサ活にのぞむとしようか。
肝心のサ室はさほど広くない。表示温度より体感は熱い。大きめの“峰イルミ”デジタル時計はありがたい。
ほぼ貸切だった為ノンストレス。
心地よい熱波に包まれる。
これは、意外になかなかいいぞ。
水風呂はややマイルドだが悪くない。
無色透明だが、温泉かもしれない。
洗い場で体を洗いもせず、屈み姿勢を訝しがられないか心配しつつも
higherhigher
一発でととのってしまった。
「大事なものは目には見えない」
これは真なり。
仕上げに熱々湯っこで克雪コーティング。
浴槽の温泉は心なしか土の匂いがする。
まさに「はたけのゆっこ」だ。
サウナ12分×2
水風呂2分×2
休憩5分×2
小雪がはらはら舞う
気温-1℃
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サウナブームだとよく耳にするが、
ここ青森にあってはそんな熱波はどこ吹く風。
皆さんのような熱心なサウナーというのは実在しないのではといぶかしむ日々。
実際遭遇するのは
・サウナと水風呂を何かに取り憑かれたようにひたすら往復するダイエット目的と覚しき巨漢。
・何故かわざわざ持参した漫画をサ室で読むアウトロー
・一見マトモなサウナーと思いきや、汗も流さず水風呂へダイブする不届き者
といった目も当てられぬ連中ばかりである。
ここ、青森県は温泉浴場が沢山あり、温泉に特化したブログなどをされてる方が結構いるが、たまに拝見すると、“サウナに入る客はマナーが悪い”というのが彼等の共通認識のようだ。
無理もない。
今回は久々に、
「福家」さんへ。
いざ、サウナへ。
と逸る気持ちを抑え体を清めてる目の前を、
案の定汗っかきダイレクトダイバーが水風呂を穢している。
だが、このような無礼者をあえて叱るのは、無知なガキンチョを諭すが如し。
徒労に終わるのは目に見えている。
私はそのブレーメンの存在を脳内で抹消することに専念した。
かけ流しされている聖なる水によって、水風呂は時を置かず清らかさを取り戻すであろう。
焦ることはない。
「福家」さんのサ室は個人的にはベストに近い。
しっかり熱いが、慣れればとても心地よい。
テレビでは小池都知事がなにやらユッキーナを彷彿とさせる縦読み語呂合わせでコロナ対策を訴えていたが、ほとんど無駄であろう。
感染を拡大させてるのはマナーの悪いサウナ客同様他人への配慮などまるで意に介さぬ傍若無人なもんつけはかまといった連中が大半であり、
当然他人の忠告などに聞き耳をもたぬ郎党なのだ。
とばっちりで感染してしまった善良なる市民の不運、
不幸を想えば実にやるせない。
諸々の雑念を纏った熱気とともに常清らかなるご神水で洗い流し、
唯一のリクライニングチェアで横になれば、
higherhigher
「福家」さんにおける私のととのいスキームは、些事に乱されるほどヤワではない。
サウナ8~12分×4(内ミスト×1)
水風呂2分×3
休憩8分×4
気温 5℃
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「マスクをご着用下さい。」
このご時世注意を受けるのは致し方ないこと。
注意する側もうっかり対応を誤るとホリ〇モン餃子屋事件のようなあらぬトラブルを招きかねない。
接客業というのは、実は見た目以上に
クレバーな頭脳とハードコアな精神を必要とするのだ。
私が入館した直後、おじいさんがマスクを着けずに入館しようとした際の対応を見て、
スタッフさんのホスピタリティスキルの高さが知れた。
受付を多少待たされたが、ちっとも不快にはならない。さすが、ホテル併設の施設だなぁ。
と感じさせられた
「ホテルアップルランド」さんへ。
こちらは浴場が2つあり、日帰り入浴は入れる時間帯とサウナの有無が異なるので、事前にチェックしときましょう。
昭和の香り紛々たる外観の、実に意に添った、古式ゆかしい脱衣所。ロッカー。
メイン浴槽には、赤黄色の林檎達がプカプカ浮かぶ。
肝心のサウナはこじんまりしたもの。
しっかり熱いが、温度の割に体の負担は少なく感じる。
テレビもねぇし
ラジオもねぇ。
ただ、5分が消化されたことを知らせてくれる砂時計が唯一の相棒である。
水風呂はホスピタリティマイルド。
たった一つのととのい椅子。
背もたれすらないスイミングスクールにあるような簡易椅子だが、これが意外に良い。
サ室壁面に肩と頭をつければプラスチックの肘掛け椅子より実際姿勢は楽である。
露天スペースに椅子はないが、内風呂よりしっかり熱く、泉質も良さげな露天風呂の溢れだしにひたりながら、真冬のソリッドな北風で外気浴をするのも
乙であろうと想像する。
追記
温泉は湯上がりしばらくしても末端がジガジガ。
冷え症の方は是非お試しを。
サウナ10分×4
水風呂2分×3
休憩5分×4(外気×1)
気温5℃
天気 相変わらずの雨後かすかな光。
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マラドーナは世界的なスターであったが、誰しも彼のような人生を歩みたいとは思わないだろう。
少なくとも私は真っ平御免である。
彼には間違いなくサウナが必要であった。
生涯慣れる事はないであろう雪道の運転が億劫になる前にとおもい
「鰐come」さんへ。
レア食材「大鰐温泉もやし」を求めて以前何度か来館したことはあったが、浴場の利用は初である。
アルパインなる響きからして北欧風のサウナがあると知り、日替わりとのことなのでスケジュールチェックしたらなんと26日ドンピシャ。今日しかないといきり立った次第。
広々とした浴場、平日昼間はほぼ貸切である。
意気揚々サ室へ飛び込んだところ
「ロウリュは機械の故障で停止しております。」の貼り紙。
リサーチ不足の自身の拙速を嘆きつつ、
ただの低温サ室で
「徹子の部屋」を半ば放心状態で鑑賞。
“かたづけ”で有名な「こんまり」が夫婦揃って出ていた。子供も2人いるようでとても幸せそうだ。
彼女達にはきっとサウナは必要ないだろう。
まあ、低温サウナもさほど悪くない。
ジンワリゆるり汗が出る。
さほどヒートしてない躰に水風呂はこたえる。
深めのスペースで立ったまま窓越しに見る冬支度の庭園。
落葉と常緑のコントラストが寒さを増長させる山々
。それらは純粋に凍える私と共鳴する。
休憩中、雨雲を一瞬間だけ裂いて姿を現した青空。
足るを知ることの啓示とうけとり、
無理にととのいを求めることは無いと悟る。
露天風呂では再び降り出した雨を甘受する。
温度チェックのスタッフさんの優しげなあいさつが不肖の身にしみる。
無色透明な温泉で体を温め、施設を後にするときには不思議と後悔はなかった。
春になったら、
うぐいす(高温)目当てにまたこよう。
サウナ15分×4
水風呂2分×3
休憩5分×4(内外気×1)
ととのい訪れず。
気温4℃
天気 雨。かすかな光明は幻か。
女
[ 青森県 ]
ゴチグルメのような一食ウン万円の高級中華と
美味い街中華。
価格と満足度を秤にかけたら、街中華に軍配があがるのは当然として、
街中華にプラスして、居心地のよいサウナならば勝負にすらならない。
と万年金欠の自らを奮い立たせ
弘前市の街中華の雄「みんぱい」さんから
こちらの「福家」さんへ。
宿泊は出来ませんが、
ちょっとした旅館気分を味わえる“日帰り湯治プラン”がオススメですが、露天風呂付温泉そして2種類のサウナを味わえてワンコイン以下という通常入浴でも申し分なしです。スタッフさんも感じよくて居心地よしです。
サウナーにとって有難いのは、十二分計があること。近眼の私でも見える大きめのもので助かります。
水風呂も塩素臭なしでビビるほどの冷たさではないにせよ、お子様にはこたえる温度なのでガキンチョプール化されてることもありません。
近隣施設に比べ、料金高めなのでお客さんの質もよさげ。
これでととのわなかったら、単に自分の精進が足りぬだけであるなと、若干の不安を抱いていたが、
杞憂であった。
3度目の基本ルーティン、フルフラットリクライニングで
downer,downer
地中マントルまで到達。
2度目は水風呂すっ飛ばして初冬の北風外気浴。
これも悪くない。
寝転び岩盤浴も充分堪能し、極楽気分で帰宅。
副作用なしの文句なし。
また、伺います。
サウナ8分×2 12分×2
ミスト5分×1
水風呂3分×3
休憩屋内×3 外気×1
天気 雨。雲間からかすかな光あり。
気温 5℃
[ 青森県 ]
“就活”は志望する企業に合わせ
“婚活”は未来の配偶者候補に合わせる。
多少なりとも自身を偽らざるを得ない。
故に、真正エゴイストの私には全く縁のないものであった。
その点、サ活は自分本位で気楽である。
ありのままでいいのだ。
※就活や婚活しながらサ活してる人もいるだろうけど、そのような強者にかける言葉は何一つ持ち合わせていない。
『サ活にとり組む人々が皆心が広いのは、前回の駄文にすら沢山のいいねをいただいたことでも充分察しがつく。ありがとうございます。(※お気に入り登録なんてとんでもない、お気持ちだけで充分です。』
ということで、
サ活2回目。
「花咲温泉」さんへ。
サウナといってもここいら(青森)のスタンダードは銭湯にオマケとしてついてる類いのものであり、前回の「リコルソ」さんのような、わんつかでもサウナーを考慮した施設は希である。
今回の「花咲温泉」さんも、やはりサウナはあくまでオマケであり、ととのいスペースなど当然無い。
というよりサウナ利用者がほぼいないのである。
水風呂は真夏の屋外プール並みの、どちらかといえばお湯に分類される温度である。
だが、ガッカリすることはない。
ととのうなどという煩悩は捨て去り、
水風呂よりよっぽど寒い脱衣所でクールダウンしたら、メイン浴槽へ。
陽光を浴びた湯が、黄金色に輝いて美しい。
モール臭のような、油のような、芳香。
手足が心地良く痺れる熱めの温度。
サブ浴槽は打って変わりグレがかった紺色の硫黄臭。なんと別源泉である。
少し温めでじっくりつかれる。
浅い部分で寝そべることも可。
そういえば水(ほぼお湯)風呂も温泉であった。
さらにいえばカランも、温泉。
脱衣所の貼り紙には「源泉100%」とある。
そう、ここは温泉天国であった。
サ活などしてる場合ではなかったのである。
実際誰一人サウナなど利用する素振りすら見せなかった。
図らずもサ活ならぬ温活(というのがあるのかは知らないが)になってしまったが、悔いはない。
2種類の源泉を味わえて、400円以下は破格である。
(しかも、4回入れば5回目無料のサービス券つき)
ちなみに、「花咲温泉」さんは仕出し店も営んでおり、昼食付プランや、安くて美味しいお弁当、お惣菜も販売している。
帰り際、農家らしきジサマが、湯浴みを終え、お風呂セットを軽トラの荷台に積んで、晴天に映える岩木山の方へ走り去るのが印象的であった。
地元に愛される施設である。
そんなわけで、今回実質サ活は無しです。
男
[ 青森県 ]
本日より、サ活を開始します。
せっかくなら未体験施設をと思い、こちらのリコルソさんへ。
9時半頃到着したが、「さくら野」においては普段立体駐車場は利用しないため、デパート閉館時間の入口がよくわからず、ようやく立体駐車場の4階が本館の3階に繋がっていることを発見。そこから階段で4階に行こうとしたが、デパート閉館時間は防火扉が封鎖されていて、やむなく3階へ戻り、エレベーターで4階に。
だいぶタイムロスしてしまったとおもったが、サウナは10時からだったので、結果オーライであった。
ホテル併設型スパ施設とあって、
ロッカールームも、浴場も広々。
当然サウナも広い。
多少の老朽化やデッドスペースは目につくが、
清潔感があるのは感じよくあいさつしてくれる清掃スタッフさんのおかげであろう。
観葉植物が随所に配置してあるのは良い。
露天風呂は、高層からの眺望を期待していたが、柵があるため、景色はまるで見えない。
露天スペースを空へ直に続く吹き抜け庭園とおもえば、開放感は充分味わえるが、
残念ながらととのいスペースはない。
(夏季はあるのかもしれない)
混雑率(10%以下)
月曜の午前ということもあるのか、とても空いていた。
中高年層メインのなか、比較的若めの、体型から察するにダイエットサウナーらしき者あり。汗も流さず、水風呂に直入るのには閉口するが、ととのいスペースも利用せず、サウナと水風呂をひたすら往復するストイックさには若干の敬意を表さざるをえない。サウナに痩身効果があるとはあまり聞かぬが、私のような軟弱サウナーが口を挟むべき問題ではない。
サウナはゆっくりじわりと汗を掛けるほどよい暑さ
水風呂は、小学校のプール開きにはじめて入るときの体感温度。
ととのいスポット(室内)はラタンチェア3脚
(ラタンとは藤-とう-という椰子のことらしいが、こちらはおそらく人工)
プラスチック製とはダンチのくつろぎである。
プラスチックというのは便利で安価に大量生産が可能なのだろうが、使用者の精神的豊かさは考慮していない。
りんご籠ひとつとってもあきらかだが、
使用者の事を想って造られる製品は高価であり、手間もかかる。
利便性や利益率の追求は、結句本来の人間的豊かさを駆逐するだけなのではないか
などと、ぼんやりおもったりおもわなかったり
やがて
遮光式天窓からのやさしい光に導かれるように
higherhigher
施設総評
「すべてがマイルド。」
サウナ12分×2
水風呂3分×2
休憩×2
11/16
AM10時~1h
天候 くもり時々晴
外気温 14℃
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。