@slow

2020.11.17

1回目の訪問

“就活”は志望する企業に合わせ
“婚活”は未来の配偶者候補に合わせる。

多少なりとも自身を偽らざるを得ない。

故に、真正エゴイストの私には全く縁のないものであった。

その点、サ活は自分本位で気楽である。
ありのままでいいのだ。
※就活や婚活しながらサ活してる人もいるだろうけど、そのような強者にかける言葉は何一つ持ち合わせていない。


『サ活にとり組む人々が皆心が広いのは、前回の駄文にすら沢山のいいねをいただいたことでも充分察しがつく。ありがとうございます。(※お気に入り登録なんてとんでもない、お気持ちだけで充分です。』

ということで、
サ活2回目。
「花咲温泉」さんへ。

サウナといってもここいら(青森)のスタンダードは銭湯にオマケとしてついてる類いのものであり、前回の「リコルソ」さんのような、わんつかでもサウナーを考慮した施設は希である。

今回の「花咲温泉」さんも、やはりサウナはあくまでオマケであり、ととのいスペースなど当然無い。
というよりサウナ利用者がほぼいないのである。

水風呂は真夏の屋外プール並みの、どちらかといえばお湯に分類される温度である。

だが、ガッカリすることはない。

ととのうなどという煩悩は捨て去り、
水風呂よりよっぽど寒い脱衣所でクールダウンしたら、メイン浴槽へ。

陽光を浴びた湯が、黄金色に輝いて美しい。
モール臭のような、油のような、芳香。
手足が心地良く痺れる熱めの温度。

サブ浴槽は打って変わりグレがかった紺色の硫黄臭。なんと別源泉である。
少し温めでじっくりつかれる。
浅い部分で寝そべることも可。

そういえば水(ほぼお湯)風呂も温泉であった。


さらにいえばカランも、温泉。

脱衣所の貼り紙には「源泉100%」とある。

そう、ここは温泉天国であった。

サ活などしてる場合ではなかったのである。

実際誰一人サウナなど利用する素振りすら見せなかった。

図らずもサ活ならぬ温活(というのがあるのかは知らないが)になってしまったが、悔いはない。

2種類の源泉を味わえて、400円以下は破格である。
(しかも、4回入れば5回目無料のサービス券つき)

ちなみに、「花咲温泉」さんは仕出し店も営んでおり、昼食付プランや、安くて美味しいお弁当、お惣菜も販売している。

帰り際、農家らしきジサマが、湯浴みを終え、お風呂セットを軽トラの荷台に積んで、晴天に映える岩木山の方へ走り去るのが印象的であった。

地元に愛される施設である。

そんなわけで、今回実質サ活は無しです。

@slowさんの花咲温泉のサ活写真

  • サウナ温度 87℃
  • 水風呂温度 30℃
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