わくさん

2021.04.17

1回目の訪問

平日の仕事という戦場から我々はホームサウナ十福の湯へと凱旋した。我々を祝福するかのような雨、雨、雨…寒いよ!!

十福の湯では、入場すると先ず己の運命が試されることとなる。それは、寝湯があるサウナか、寝湯がないサウナか…(ローランドさん風)
何故そんなことが起きるかというと、男女のお風呂は日替りなのだが、造りが同じでないからこの問題は生ずる。

お風呂のスペックは、内風呂、露天風呂、水風呂、サウナ、寝湯である。寝湯ではないお風呂は、つぼ湯がある。

サウナは90℃にいかないくらいのドライサウナで、肌を多少刺激するくらいの熱さがある。サウナ室は桧でできており、中央にストーブがある。それを取り囲む様に八角形に近い形である。サウナマットは常に引いてあり、個人で使えるマットも入口に置いてある。サウナの窓から見える湯けむりの奥にある種々の草木たちは、季節が進んでいることを教えてくれた。夏の日差しで溶けるソフトクリームのような気持ちになったところで水風呂へ。

水風呂は、露天風呂の横にあり岩風呂のような水風呂である。ここの水風呂がまたえも言われぬ心地良さなのだ。誰もいない時にこの水風呂にぽっかりと浮かび空を見上げていると、意識が大気圏を越え、宇宙まで飛び出していく。今日は雨もあり、少し冷たい水風呂だった。

外気浴スポットは特に設けられていないので、好きな場所に佇む。僕は露天風呂の岩を背もたれにし、空を眺めることが多い。今日は雨のため、雨が草木を濡らす音だけに耳をすませた。一滴一滴の音の違いまで分かり、さながら雨のオーケストラのようであった。

サウナの合間に寝湯に行く。サウナの横にある寝湯は下手すると見落としてしまう。この寝湯から見える景色は不思議と京都の庭園を思い出す。そんな奥ゆかしさがこの寝湯にはある。温度も適温で、すぐ横でお湯が流れる音を聴いていると、どんどんリラックスしてしまう。これからコナンの映画を観に行く僕は、この寝湯に浸かりながら観たいと切に願った。

十福の湯のサウナの締めは、ビールではなく、湯上がりジェラート一択なのである。これがまた最高に美味い!

十福の湯は、寝湯に入れるかどうかでととのい方も違う…気がする。寝湯に入れるかは行ってみるまで分からない究極のギャンブルサウナ。さあ、賭ケグルイましょう?というサウナなのである。

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