2020.11.11 登録

  • サウナ歴 5年 0ヶ月
  • ホーム 信州健康ランド
  • 好きなサウナ 温度はさほど高くないサウナ。 冷えすぎない水風呂。 自然の一部になれる外気浴。
  • プロフィール 友人の紹介とドラマを観てサウナ好きになりました。 主に長野のサウナをメインに、時々サウナ旅もしております。 週一くらいでサウナ行きますが、サ活投稿は初めて行ったところのみです。
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わくさん

2022.07.30

1回目の訪問

サウナ飯

乗鞍高原 SaunaN+

[ 長野県 ]

激務だった7月の最後にちょっとリゾート的なサウナを予約した。
わいは森の中でバレルサウナに入りたいんや!!その一心で頑張ってきた。

松本から車で1時間、野を越え山を越えたどり着いた先はバームクーヘン工房。
バターの焦げる香りがたまらない〜本当にここにサウナがあるのか恐る恐る尋ねると間違っていなかった。

お店の裏側に案内されるとそこには夢にまで見たバレルサウナが…!!
本当に樽を横にしたようなサウナだ。温度は最初90℃後半だったが、最後の方は110℃台まで上がり、ロウリュウすれば顔が歪むくらい気持ちいいサウナに仕上がっていた。

ロウリュウは白樺、ベリー、ユーカリの原液を水に混ぜて行うが、白樺は香りが非常によく、ヴィヒタを回して空気を動かせば、一瞬にしてそこは上高地からフィンランドへ。

水風呂は露天風呂のような作りの水風呂と隣を流れる大自然の水風呂(川)の2種類がある。
露天風呂の方は水面に目の前の木々の青葉が鏡のように映りとても綺麗だった。しかもしっかり冷たいッ!!

そして一番好きだったのは、川の水風呂だ。サウナから出て、川に仰向けに浮かび、木漏れ日が目に入った瞬間、自分と自然との距離が正確に把握できた感覚になった。
この感覚は久しぶりだ。
これが僕の中のととのいだったよなあと思い出した。

川から上がって椅子に座り外気浴するのも良かったが、一番良かったのは川からはみ出た岩に座って外気浴することだった。目をつむり川の音を聴いていたら、なんだかとても小学生の夏休みのことを思い出した。
その時、これは大人の夏休みなんだなと思ったときにまたととのったのだった。

サウナの後にはバームクーヘンと飲み物のサービスがあった。焼きたてのバームクーヘンが美味いのなんの…お土産に買って帰りました。

道の駅 風穴の里

山賊丼

甘辛ダレとマヨネーズのやばいやつ

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わくさん

2022.02.05

1回目の訪問

サウナ飯

立春を過ぎたが一向に寒さの底が見えない長野で私は愛車を修理をするために長野市を訪れていた。

サウナー諸君ならば分かってくれるだろうが、サウナへ行くチャンスがあれば、例え針の穴ほどの機会でもサウナを訪れるのがサウナ好きの性というものだ。そんなわけで川中島温泉テルメDOMEにやってきた。

まず更衣室に入って驚いたのは、更衣室の一面がガラス張りで浴室が見える。そしてその浴室も一面がガラス張りで露天風呂が見える。非常に開放感があって気持ちがいい。

身体を洗ってサウナに向かう。サウナは温泉内の一番奥だ。サウナに入ると室内が広いことに驚かされた。30人以上は余裕で入れるぜ…?室温は80℃台だが、3分もすれば汗が出てくる。心地よい熱さだった。

サウナを出ると正面にシャワーがあり、すぐ横に水風呂がある。それはまるで40年以上夫婦で洋食屋をやってきた夫婦の動きのように無駄のない動線!まさに完璧なコンビネーションだッ!!

そして、水風呂のちょうどいい温度よ…温過ぎず冷た過ぎず、真冬はこれくらいの温度が至高だ。あまりの気持ちよさと人がいなかったので、1セット目から水浮き(水風呂で仰向けで浮かび天井を見上げること)をしてしまった。

水風呂を上がると直ぐ横に椅子3脚とリクライニング椅子がある。これもまた計算され尽くした動線。もはや美しさすら感じてしまう。

外気浴をしたら、ジェットバスや内湯、露天風呂なんかを楽しみ、またサウナへ向かう。
そんなことを繰り返したらととのわないわけがない…ざわ…ざわ…
多幸感っ…!圧倒的多幸感っ…!!
真冬の長野の寒さに負けないサウナがここにはあった。

ちなみに同じテルメDOMEというおそらく系列のスポーツジムがあるので、間違わないようにしてもらいたい。危うく私たちは間違って身体鍛えることになるところだった。

あんかけ五目焼きそば

素材の旨みが襲ってきやがる

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わくさん

2021.12.25

1回目の訪問

極楽湯 女池店

[ 新潟県 ]

妻がSNOWMANさんのライブを当てた。
場所は新潟、日付はクリスマス。妻は初めての推しに生で会えた事に感極まり、僕はラウール君からレスをもらい小躍りしていた。そんなホットな夫婦とは裏腹に新潟は数年に一度の寒波に見舞われ冷え切っていた。こんな時はサウナしかない…

ホテルから近い極楽湯さんに行ってきました。ライブ終わりでも間に合う24時まで営業!

お風呂スペックは内風呂、ジェットバス、バイブラ風呂、日替り風呂、座り湯、露天風呂、つぼ湯、寝湯、洞窟風呂。サウナは高温、低温サウナ、水風呂(軽く見た感じ)

高温サウナに入る。そこは蒸された男達の熱気で溢れていた。間違いない…新潟のサウナも相当にアツイようだぜ…
サウナは三段で15人くらいは入れそうだった。僕は三段目に座った。寒かったというのもあるが、100℃以上のサウナにしてはじっくり入ることができた。正面にある大きな窓から外が見える。日中はどんな表情を見せるだろうか、想像してみる。
他のサウナにない特徴として床にもサウナマットが引かれており、床でストレッチしたりしている人もいた。床面は一体何度なのか…とても興味が湧いたが、サ室全員に見られる格好になるため自重した。シャイボーイだからね。

しっかり12分蒸され、汗を流し水風呂に。水温は14℃だが、上から滝が流れているので、水流があり、ギンギンだった。気持ちいい!!

外気浴は中に椅子が四脚、外にととのい椅子二脚、椅子一脚で外で外気浴している人がいなかった(あまりの寒さ)ため、椅子不足に陥っていた。僕は座り湯で外気浴をした。冷えた身体と背面を流れる熱いお湯で不思議な心地良さがあった。

サウナ、水風呂、外気浴を繰り返し、最終セットで僕は脳天を水風呂の滝に打たれ昇天した(ちなみに露天風呂にもお湯の滝があり、頭を打たれ極楽湯の滝グランドスラムを達成した)

最近滝のある水風呂を見たら僕は必ず打たれるようにしている。僕は滝に挑むが必ず負ける。負けて、水風呂に漂っているときに感じる完璧な敗北感が堪らなく気持ちいいのだ。それはまるで全力を出して負ける、スポーツのような爽やかな敗北感だ。

しっかり3セット入り、しっかりととのい、しっかり身体が温まった。
極楽湯、その名に偽りのないサウナだった。

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わくさん

2021.11.06

1回目の訪問

八千穂SAUNA

[ 長野県 ]

行ってきました八千穂SAUNA
前日にサウナイキタイで見つけ、思い立って電話したところ予約取れました。

八千穂サウナは、駒出池キャンプ場の中にあり、現在プレオープン中で11月20日に今年の営業を終了する。

キャンプ場の一角がサウナスペースになっており、車はすぐ側に停められる(キャンプ場の入場は別途必要)
更衣室、ロッカーあり。シャワーもあり(水のみなので激寒だよ!)

サウナは定員10名のロッジサウナとテントサウナの2種類。ロッジは1つだが、テントサウナは少なくとも2基以上はあった。
ロッジサウナは3種類の水をセルフロウリュでき、90℃いかないくらいの温度と65%くらいの湿度で、かなりしっかり汗をかけた。
テントサウナは、定員3名くらいでテントの大きさに対してサウナストーブが大きいため、テントの中の温度は100℃だった。テントサウナもセルフロウリュできて、ロウリュしたら熱が回る回る…熱が暴れ回っておりました。最終的に120℃になっていた。

水風呂は、ロッジサウナの前にある大きいプールかすぐ近くの川か好きな方が選べる。1セット目は、プールに入ったのだが衝撃を受けた。冷たい、冷たすぎる…!!今まで感じたことの無い温度で15秒くらいしか入れなかった。あとで水温を見たら8℃だった。
もっと凄いのは川の水だった。2セット目は天然の水風呂に入ってみた。カイトがピトーの強さを知るためにわざと円に触れたように、僕もサウナーとしての本能に抗えなかった。水温5℃!!天然のバイブラ…やばすぎる。足の指落ちたんじゃないかなと思ったが、なんとか無事だった。

外気浴は至る所にととのい椅子が設置されており、秋晴れの空と赤や黄色に絶賛紅葉中の木々を眺め、川の音のみを聞く外気浴は最高だった。空がとても近くに感じられ、手で掴もうとした雲は指の隙間から流れていった。ここは外気浴かつ森林浴なのだろう。

ロッジ2、テント2の合計4セットで完全にととのいました。最後の水風呂には少し浮くこともできた。水風呂一桁の壁を破った記念すべきサウナとなった。
帰ってきても身体から微かにヴィヒタの香りがした。それがいいお土産になった。

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わくさん

2021.09.20

1回目の訪問

その夏、私は私生活と仕事の両面で多忙を極め、疲れきっていた。
そんな時に戸隠高原ホテルのログサウナを訪れた。
シーズン前だからか、ロビーは閑散としており、スキー板やボードゲーム達が宿泊客に使われるときを静かに待っているようだった。それが今の僕にはちょうど良かった。

受付を終えて、シャワーを浴びると僕達はログサウナに案内された。
僕らが訪れたサウナは、木製でできたサウナ一つとウッドデッキにととのい椅子二脚、普通の椅子四脚とテーブル一つ、水風呂一個という設備だった。5種類のアロマオイルと水はサービスで頂いた。

ログサウナはかなり新しく、中は二人で入って横になれるほどの広さ、四人くらいでちょうどいいかもしれない。熱さは100℃前後で自分でロウリュや薪を投入するタイプだ。サウナらはピリリと熱く、6分も入れば充分に蒸される。

サウナの後は水風呂へ入水。浴槽のようなものに水を引いている水風呂だった。おそらく外気で水温は変わると思う。
冷たい。冷たいけど、とても気持ちがいい。
目の前には緑の木々と雄大な山々と視界いっぱいに拡がる空しかない。静かに入水しても水の音が聞こえるほど静かだった。
このロケーションがこの水風呂を唯一無二の最高なものにしていた。水の質や温度ばかりに囚われていた自分を反省した。

水風呂から出たら、身体を拭いて、外気浴を行う。
僕は自然の中で外気浴を行うことが好きだが、その観点からすると、このサウナは満点に近い。違う季節にはどんな表情を見せてくれるのだろうか。気がつくと、僕は横にいる妻と「サウナっていいね」と話していた。

少し暑いくらいの太陽の視線に見られながらととのい椅子に座って見上げた空の端に写った木は少し紅葉が始まっていた。
僕らはちょうど夏と秋の中間にいた。
季節が先に進んだことに自分の人生が先に進んだことを重ね合わせたら、なんだか少し涙が出そうになった。最高の外気浴だった。

戸隠高原ホテルのサウナは本当に最高だった。ぜひ近くに行った際は立ち寄って欲しいサウナだし、私も必ずまた行こうと思う。
ちなみにシャワーを浴びている僕の隣に座った老紳士と少し話したが、彼は4回目の訪問だと言っていた。その意味が今は分かる。

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わくさん

2021.07.24

1回目の訪問

信州健康ランド

[ 長野県 ]

東京オリンピックが開幕した翌日、我々のオリンピックも開幕しようとしていた。会場は、信州健康ランド。
入ったそばから居酒屋、ゲームコーナー、お土産物店など古き良き健康ランドの香りに胸がいっぱいになる。

タオルは全て貸出無料であり、お風呂に関するアメニティもほぼ全て無料である。また、シャンプーのバイキングには驚いた。ちなみに私はジュレームを使った。

身体を清め、サウナに向かう。信州健康ランドは、neppa、高温、クリスタル、塩の4種類のサウナが楽しめる。というか、お風呂も含めれば20種類もあり、まさにお風呂の20種競技なのである。

高温サウナは110℃程度で熱いながらも気持ちの良い汗をかけた。クリスタルサウナは、よもぎが入っており、せいろで蒸されたよもぎ饅頭のような気持ちになった。neppaは、ひたすら熱い!この突き刺さるような熱さはしきじ以来だった。

サウナの次は水風呂へ。水風呂は、深めで少し泳げるくらいの距離があり、奥には滝のように水が注いでいた。冷たいが気持ちいい…!!冷たさと気持ちよさが同居するという感覚は、あまりない感覚だった(私の場合、気持ちいい水風呂は温度設定が高めのことが多いので)

水風呂を終えると、外気浴へ。浴室内にもいくつかベンチがあるが、私は外にある畳が7畳ほど敷き詰められた涼みどころで外気浴をした。
足に残る畳の跡、吸い込まれるほどに青く膨らんだ空、怪獣のようにむくむくとした白い雲、風を知らせる風鈴の音、全ての要素が夏を構成しており、僕は無性に「ああ、夏だなあ」と感じた。その瞬間、36℃の世界とは無縁のととのいを迎えたのだった。

お風呂内で高校生らしきグループが、俺は一番長くサウナに入っていられると豪語していた。
僕はサウナとは、誰かと競い合うものではなく、サウナーとサウナに関わる人全てを認め、讃えるものだ…言わば、みんなが金メダルなのだと、アクアスパと呼ばれる全長20mくらいあるプールのようなお風呂で腰にビート板を敷き、仰向けに水に浮かびながら考えていた。
信州健康ランドは、素晴らしいサウナだ。

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わくさん

2021.07.18

1回目の訪問

皆さんは白樺湖を目の前に入ることができるサウナがあることをご存知だろうか?
独自の情報網でそのサウナの情報を手に入れた我々は、半信半疑のまま白樺湖へ向かった(事前に予約はしました)

受付を済ませて、更衣室に案内される。更衣室と言っても、バックヤードの一部を仕切りで区切っただけのスペースなので、かなり簡素な作りだった。スタッフさんも出入りするので、女性は特に注意が必要だと思う。貴重品ロッカーもない。

白樺湖湖畔はサウナ以外の利用の人も自由に散策しているので、水着に着替えて受付に戻ると、テントサウナへ案内される。
いよいよサウナスタート。係員さんがテントサウナから出ていく時に、我々にタイマーを渡してくれた、時間は59分58秒。

そう、このサウナは1時間の貸切なのだ……
今まで貸切のサウナを何度か経験している我々は、1時間が如何に短いか自覚している。百戦錬磨の経験から家でシャワーは済ませてからここに来ていた。結果的にこの判断は、時間の節約と、そもそもシャワールームがないという二つの意味で正解であった。

テントサウナは4人程度入れるスペースがあり、サウナストーブには自分達で薪を焚べることができる。自分でストーブに薪を入れ、火吹き棒で吹く作業はとても楽しい。実際、このストーブにサウナ内の温度がかなり左右されるので、水風呂、外気浴に出る前に薪を追加して出るのがお勧めかもしれない。
サウナ内はゆったりした熱さで、温度計はないが、体感では80度には行ってないのではないだろうか。それでもロウリュすることでしっかり汗を出せる。

タイマーが50分を切ったところで、水風呂へ。水風呂は白樺湖の目の前に置かれたドラム缶に並々と汲まれた水風呂である。これも自然に左右されるので、水温は一定ではない。身長186センチの私は脚を曲げて入っても、肩まで水に浸かることは出来なかった。しかし、白樺湖を眺めながら入る水風呂は最高だった。

水風呂から上がると、そのまますぐ横にあるととのい椅子で外気浴。完全リクライニングできる椅子なので好みの角度に調整できる。椅子は2箇所に4脚あり、その他にもベンチなどもあった。
遮るものが何も無く、湖を眺めながらする外気浴は言葉にならない程の開放感だった

ここまで自然の中で入れる外気浴はないなあと、キラキラした木漏れ日に照らされながら考えていたとき、白樺湖の湖畔を撫で
るように吹いてきた風のように静かにととのいは訪れた。ギリギリ3セットできました。
このサウナは1時間の貸切で着替えまでしなければならないので、かなり時間の管理が必要になる。サウナ未経験の人はサウナ経験者と行くことをお勧めしたい

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わくさん

2021.06.04

1回目の訪問

金曜日の夜、1週間の仕事を華麗に片付けた私は軽井沢へと車を走らせていた。場所は星野温泉トンボの湯である。
天気は雨だった。軽井沢に近づくにつれて雨の粒子は細かくなり、霧の様な状態となった。

受付を済ませて料金を払い、サウナ用のタオルを受け取る。トンボの湯は長野でも屈指の綺麗な温泉、サウナだと私は思う。

トンボの湯に来た人は、まず自分の耳に全神経を集中していただきたい。その理由は、木製の風呂桶が石造りの洗い場に置かれるときに「カコンッ」となんとも気持ちいい響きを作り出しているのだ。この音を聴くだけでも自分が大浴場にいることを感じさせてくれる。
シャンプーなどのレベルも高いので、自ら持っていく必要もないと思われる。

お風呂のスペックは、内風呂、露天風呂、水風呂、サウナ、全て1つずつである。
サウナは露天風呂の横にあり、温度は90℃にいかないくらいのドライサウナである。現在の定員は7名。クラシックが流れるサウナ室内は、熱さと気持ちよさが程よくブレンドされた心地よい空間である。しっかり汗が出たところで水風呂へ。

トンボの湯の水風呂は、おそらく長野県では1番冷たいのでは…と入る度に思っている。確実に一桁台の温度だ。ベジータが入ったら「トンボの湯、お前がナンバー1だ!!」と言うに違いない。
この水風呂に少し苦手意識を持っていたが、何故か昨日は気持ちよく入れた。昨日は苦手な水風呂に今日は気持ちよく入れる…いやあ、サウナって本当に奥が深いですねえ。

水風呂から上がったら、近くに木製ベンチが4つ並んでいるので、そこで外気浴をする。目の前の露天風呂からは絶えず湯気が上り、真っ黒な空間に吸い込まれていく。軽井沢には相変わらず霧がかかっており、夜霧に包まれぼんやりと灯るランプの明かりを眺めていると、現実と幻想の境界線がどこまでも曖昧になっていくような気がした。そうして僕は幻想的なととのいを迎えたのである。

今回はだいぶ天候に助けられた気もするが、体調や気象条件を加味すると一度足りとも同じサウナはないということなのだろう。1回1回のサウナをもっと楽しもうと思った軽井沢の夜だった。

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わくさん

2021.05.15

1回目の訪問

千ヶ滝温泉に、私が来た!!
軽井沢にはトンボの湯などの有名サウナがあるが、私は千ヶ滝温泉をお勧めしたい。先ずこの施設に来て毎回驚くのは、広大な駐車場に必ずと言っていいほど数台の車しか停っていないのである。いつも、休みかな…?と思う。それだけこのサウナの認知度はまだ低いのだ。

受付を済ませて更衣室に行く。千ヶ滝温泉のロッカーはカードを差し込み自分が好きな4桁の暗証番号を設定する。忘れないような暗証番号を設定しよう。

温泉のスペックは、内風呂1つ、露天風呂2つ。サウナ、水風呂、外気浴スペースである。

サウナはフィンランドサウナと言うだけあって、70℃前後と僕の知る限り一番低温のサウナである。大きさは正方形の室内を縦横三列に区切り最大9人、現在は3人用のサウナとなっている。室内は明かりが1つと入口の扉から入る光のみで、薄暗い感じがなんとも本場フィンランドのサウナを思わせる。まあ、フィンランド行ったことないんですけどね。低温とサウナ室内のムーディな雰囲気が僕をサウナ室に長く居させてくれる。12分しっかり蒸されたところで水風呂へ。

水風呂は、木製の浴槽に水が注がれている一人用の水風呂である。恐らく水道水のため、その時の気温で水温も変わる。今日は少しだけ冷ためだった。肩までしっかり浸かると浴槽からザバァっと水が流れ落ちる。なんとも心地の良い音だった。

水風呂の後は外気浴。そしてこの外気浴こそが僕が千ヶ滝温泉をお勧めする最大の理由である。外気浴スペースは、サウナの向かいにあり、ウッドデッキになっている。周りは軽井沢の森に囲まれており、虫や鳥はもちろん、猿も目撃したことがある。その季節、その時間の太陽と風をまさに肌で感じることができるのは最高に贅沢な外気浴ではないだろうか。今日は蒲公英の種子が5月の優しい風に吹かれ舞い上がり、空へ行くのを見守っていた。きっとどこかで綺麗な花を咲かせるのだろうと、蒲公英の気持ちを聞いたのび太のような感情になっていたら、無性にととのったのである。

千ヶ滝温泉のサウナは、僕がサウナとは自分が自然の一部であることを認識する入り方を見つけた、言わばサウナの源流のような場所だ。大切にこれからも訪れたいと思う。

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わくさん

2021.04.17

1回目の訪問

平日の仕事という戦場から我々はホームサウナ十福の湯へと凱旋した。我々を祝福するかのような雨、雨、雨…寒いよ!!

十福の湯では、入場すると先ず己の運命が試されることとなる。それは、寝湯があるサウナか、寝湯がないサウナか…(ローランドさん風)
何故そんなことが起きるかというと、男女のお風呂は日替りなのだが、造りが同じでないからこの問題は生ずる。

お風呂のスペックは、内風呂、露天風呂、水風呂、サウナ、寝湯である。寝湯ではないお風呂は、つぼ湯がある。

サウナは90℃にいかないくらいのドライサウナで、肌を多少刺激するくらいの熱さがある。サウナ室は桧でできており、中央にストーブがある。それを取り囲む様に八角形に近い形である。サウナマットは常に引いてあり、個人で使えるマットも入口に置いてある。サウナの窓から見える湯けむりの奥にある種々の草木たちは、季節が進んでいることを教えてくれた。夏の日差しで溶けるソフトクリームのような気持ちになったところで水風呂へ。

水風呂は、露天風呂の横にあり岩風呂のような水風呂である。ここの水風呂がまたえも言われぬ心地良さなのだ。誰もいない時にこの水風呂にぽっかりと浮かび空を見上げていると、意識が大気圏を越え、宇宙まで飛び出していく。今日は雨もあり、少し冷たい水風呂だった。

外気浴スポットは特に設けられていないので、好きな場所に佇む。僕は露天風呂の岩を背もたれにし、空を眺めることが多い。今日は雨のため、雨が草木を濡らす音だけに耳をすませた。一滴一滴の音の違いまで分かり、さながら雨のオーケストラのようであった。

サウナの合間に寝湯に行く。サウナの横にある寝湯は下手すると見落としてしまう。この寝湯から見える景色は不思議と京都の庭園を思い出す。そんな奥ゆかしさがこの寝湯にはある。温度も適温で、すぐ横でお湯が流れる音を聴いていると、どんどんリラックスしてしまう。これからコナンの映画を観に行く僕は、この寝湯に浸かりながら観たいと切に願った。

十福の湯のサウナの締めは、ビールではなく、湯上がりジェラート一択なのである。これがまた最高に美味い!

十福の湯は、寝湯に入れるかどうかでととのい方も違う…気がする。寝湯に入れるかは行ってみるまで分からない究極のギャンブルサウナ。さあ、賭ケグルイましょう?というサウナなのである。

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わくさん

2021.04.09

1回目の訪問

先に言っておかなければならないが、ホットプラザ浅間、おそらくほぼ全てのサウナーがノーマークだろう。スラムダンクの御子柴ならば、「ノーマークだったが、ツボにはまったときは恐ろしく強い…!!」と言うに違いない。

まずホットプラザの暖簾をくぐった者は、ロッカーの薄さに驚かされることになる。想像の倍薄い!

お風呂のスペックは、内風呂、水風呂、露天風呂、サウナと必要最小限で、サウナのための施設というよりは、公衆浴場に近い。そのため、利用客も地元感強め。

肝心のサウナはというと、4人入って限界。森見登美彦先生好きの僕は、このサウナを四畳半サウナと呼んでいる。サウナマットは常に引いてあり、時々交換がある。サウナの温度は90℃だが、体感は70℃くらいに感じる。エキゾチックというよりはマイルドな心地の良いサウナである。じっくり蒸されたところで水風呂へ。

水風呂はサウナのすぐ横にあり、蛇口から滝のような勢いで水が流れ続けている。この水風呂が何故だかとても気持ちいい。今日は自分のためにオーダーメイドされたスーツのように身体にフィットする水風呂だった。水風呂を出た時に感じる寒暖差は、今までのどのサウナでも感じたことがない不思議な感覚に身も心も包まれる。

水風呂の後の外気浴は、内風呂横の長椅子か、露天風呂横の椅子の2種類から選べる。内風呂ならば、湯気に包まれ幻想的な照明を眺めていると、天井の水滴が時々頭や身体に落ちてきて、少々の驚きと心地良さを運んでくる。露天風呂は今はまだ寒いが、もう少しすれば最高のととのいスポットになることが容易に想像できる。

もう何度も行っているが、ホットプラザ浅間のどこがいいのかまだ僕には答えが出ていない。意図せずこのサウナが出来ていたとすると、それは奇跡以外の何物でもないだろう。僕個人としては、松本No.1のサウナではないかと思う。

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わくさん

2021.04.03

1回目の訪問

八峰の湯にやって来た。八峰と書いてヤッホーとは気持ちのいいネーミングである。

お風呂のラインナップは、内風呂が源泉かけ流し(温度低め)と高温湯の2つ。水風呂、サウナ、露天風呂であった。

サウナは、遠赤サウナと呼ばれ、遠赤外線により身体を温める仕組みとのこと。室温計は70℃であったが、体感はもう10℃くらい上な感じがした。サウナの大きさは上下2段で8人くらいは入れそうである。サウナマットは、サウナ入口付近に置いてあった。しっかり汗をかいたところで水風呂へ。

水風呂は、大きな甕に入っており、八ヶ岳の伏流水を使っているとのこと。八ヶ岳の水、気持ちいい〜どっぷり浸かりクールダウン。

浴場内にベンチなどはなかったため、露天風呂に移動。露天風呂の横にあるベンチに腰掛ける。露天風呂から見える景色は、目の前の高原と遠くの山々という抜群の眺望だった。(3セット目までは割愛)

何も考えずにぼんやりと山の稜線を眺めていると、髪と身体を吹く風がとても優しいことに気がついた。それは当たるという表現よりも撫でるという表現が的確だった。その風は、長い冬を乗り越えた(季節的にも仕事的にも)自分への賛美のように思えた。
そう考えたとき、太陽の温かみ、高原を吹く優しい風、鳥の心地よい鳴き声、その中にいる自分を覚知でき、目の前の雄大な山々に向かってととのった〜と叫んだのである(心の中で)。

最後に余談ではあるが、八峰の湯にお越しの際は、パイの店敷島屋と焼肉の千曲屋には絶対行って欲しい。どちらも既存の概念をぶっ壊すくらい美味しいのである。

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わくさん

2021.03.26

1回目の訪問

The Sauna

[ 長野県 ]

遂に我々は野尻湖の畔にあるというThe saunaに辿り着いた。
しかし、天候は天気予報に反して雨。雨どころか土砂降りだった。
1か月以上前から予約して、神のこの仕打ちに気圧と共に僕のテンションも下降した。

予約の1時間前に着いたので、LAMPにて昼食でスープカレーを食べる。複雑なスパイスの旨みと鶏と野菜の甘み…美味い。
食べ終わる頃には、この天候を楽しもという考えに変わっていた。つくづく思う、僕は単純な人間であると。

12時15分、受付を済ませ風呂場で身体を洗う。風呂場は、3人が横並びに洗えるスペースと浴槽があった。浴槽に蓋がしてあったので、入らなかったのだが、後で彼女に訊いたら入ってもいいみたいだった。
更衣室は譲り合いが必要な程度の広さ。そして貴重品を預けるロッカーのダイヤルが回せず大変苦労した。この記事を読まれた方には、ぜひ使い方の説明を読んでいただきたい。

水着に着替え、サウナに向かう。夏ならばいいが、この時期であれば外気浴で冷え過ぎないためにも上に羽織るものがあるといいと感じた。もちろん、サウナ関連のものは全部レンタルできるようだ。

LAMP本館を出て、20秒くらい歩くと、写真で見たままの木造りのサウナが僕たちを待っていた。係の人にサウナや水風呂の説明を受けて、サウナへ入場。
今回入ったのははじまりのサウナ「ユクシ」。はじまりのサウナとは何ともお誂向きな名前だ。定員は6~8名。今回は6名だった。扉を開けて、正面奥にサウナストーブ、左右上段が人が座るスペースという造り。サウナマットは貸してもらえる。
まず、座って一番に思ったのは、燻された木の香りがすることだった。ユクシは90℃という温度の割にはゆっくり温まる印象を受けた。薪ストーブだからだろうか、出てくる汗もじわりじわり。非常にマイルドな汗が出る。雨がサウナ小屋に当たり、自然のBGMとなる。これも雨の日ならではの楽しみなのだろうと思った。1セット目は程よく温まったところで退出。

直ぐさま水風呂へ。水風呂は、サウナの後ろにあり、4つの樽に黒姫山の伏流水が勢いよく流れ込む。事前に汗を流さず入っていいと説明を受けていたので、ストップ坊やもここでは出番なしなのである。
3月末の黒姫山の水は、僕には少し冷たいと感じた。自然なので、天候や気温に左右されるところが、水風呂に表情があっていい。

水風呂から上がり、サウナ前の外気浴スペースへ。角度調節ができる椅子に腰を掛けるが、雨が強く寒い。雨が当たらないスペースもあるので、そこで外気浴。

書ききれないので、続きはTwitterのツリーに記録しておきます。

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わくさん

2021.03.25

1回目の訪問

タビシロサウナ

[ 長野県 ]

松本にプライベートサウナが3月にオープンしたと聞き、予約。彼女と一緒に行ってきました。
ゲストハウスの一部がサウナとなっており、昔ながらの建物とモダンなインテリア等が上手く溶け合うお洒落な空間の奥にそのサウナはある。

更衣室に案内された後、水着に着替えて、シャワーを浴びてサウナに突入。綺麗なサウナマットを渡してくれるのが嬉しい。サウナ室は小さく天井も低め。2人がちょうど落ち着く感じ。照明もあるが、付けなければ手の汗も見えないくらい暗めの空間となる。
目の前にあるサウナストーブは、サウナストーンを電気で温めているため、ロウリュのやり過ぎはブレーカーが落ちると注意あり。5分間で3,4回程度が目安とのこと。
サウナの温度は100℃くらいで、いい具合に蒸される。そこにロウリュすれば、アイドルのライブを最前で観ているかのように熱く、汗が出る。12分計はなく、10分間の砂時計はあるが、こんなのはもう入りたいだけ入ればいい。

サウナの後は、水風呂へ。水風呂の横にある水道で汗を流し、水風呂へダイブ。事前に調べた情報では水道水なので、季節、時間で水温が変わるとのこと。3月下旬の信州松本の水道水、気持ちいいじゃないの。 

水風呂から上がり、身体を拭いたら、すぐ横のととのい椅子で外気浴。椅子は好みの角度に調節が可能で、2脚用意されていた。
身体からもうもうと白い湯気が上がり、その様子を何も考えずに眺めていると、ととのいはその湯気の先に待っていた。(3セット目までは長いので割愛)
水風呂、外気浴スペースは、外にも近く、住宅街でもあるため、話し声には注意するように説明があった。音楽も聴けるが、話し声と同様に音量に注意した方がよい。

最後にセルフオロポのサービスがあり、私は涙を堪えきれなかった。
貸切の時間は75分なので、シャワーを浴びて、サウナタイムは約60分程度。2セット目の終わりで残り15分になったのは、少し焦った。ペース配分が肝要である。
お店の方もとても親切で話しやすい方だった。松本で一番のサウナになることが目標だと話されていたが、間違いなくその素質はある。
松本へ行ったら、必ず行くべきサウナだった。

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