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サンム

2023.12.11

1回目の訪問

新規開拓/累計483施設

北欧四カ国サウナ旅行。聖地kotiharjun saunaを後にして、一度ゆっくりするためにホテルに戻る。本国からはたくさんサウナを回るのだからとポカリスウェットと経口補水液の粉末を大量に持参した。

これが意外にも大活躍。水に溶かせばすぐに栄養素の補給ができるし、やっぱり水分補給が一番大事。身体を労わらないとね。海外の飲み物は基本水か炭酸なので、もしサ旅を考えていらっしゃる方がいれば持参を強くお勧めする。

さて充分にホテルで休憩した後、向かったのは『UUSI SAUNA』。ヘルシンキの中心部から徒歩だと約20分の距離にあるが、交通機関の24hチケットが使えたので楽をしてトラムで向かった。

マンション群の中に忽然と現れるお洒落施設。店先には赤のネオンライトで店名が大きく記されているのですぐに発見できることだろう。

当店は元々は市内で二番目に古い公衆サウナであった場所をフルリノベーションした伝統と革新を同時に体験できる施設となっている。また同施設内にレストランバーも併設されているので、サウナの前後は勿論、サウナ中においても食事を取ることができるのが特徴である。

店内はヘルシンキのブランドであるマリメッコで統一されており、伝統的な公衆サウナとは似て非なる現代的な空間となっている。サウナとフードドリンクの受付は同じ。料金は18€。小さめのサウナマットは無料貸出がある。

当館のサウナは3種類。男女それぞれ裸で使用するサウナが1つずつあるのと、ユニセックスのサウナが1つある。男性専用のそれの方が室温は明らかに高く、利用者もこちらに固まっていた。どちらもセルフロウリュは可能。

フィンランドのサウナ施設にしては珍しく水風呂の用意があるのも特徴的。一人用のタンクのような入れ物に水が張られている。水温を自分で調整することができる画期的な機械で本日は7℃設定とキンキン。

休憩は各々好みのスタイルで。水風呂の近くにはソファが置かれているのでそこでもいいが、やはりメインは中庭での休憩となるだろう。赤青緑の可愛らしい電飾があしらわれており、ウッドテーブルやチェアが並ぶスペース。ガウンやサンダルの持参はマスト。

途中で小腹が空いたら併設のレストランで食事を摂っても良い。なんと裸にバスタオル腰巻きスタイルでもOK。服を着ている人と裸の人が半々とかなので臆せず挑戦してみるのも良いかもしれない。

レストランバーのオススメはチーズバーガーとクラフトビール。数々のフィンランドビールをタップで飲むことができるので、是非ご賞味あれ。お土産にデザインTシャツもあるので、そちらもお勧めです。

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159

サンム

2023.12.10

1回目の訪問

新規開拓/累計482施設

北欧四カ国サウナ旅行。Sompasaunaにてフィンランドのサウナ文化そのものに触れ、地域住民との交流を楽しんだ後は地下鉄の一つ先の駅へと足を運ぶ。目的地の駅にてラーメン屋さんを見つけたので、思わず入ってしまった。

少し日本の味とは異なるものの北欧人の舌に合わせた味付けは正直言って美味い。久々に食べたラーメンってのもあるけど、お陰様で身体の内部から温まることができ、満足のいくランチ休憩を取ることが出来た。

さてフィンランド四ヶ所目となるサウナは聖地『kotiharjun sauna』。閑静な街並みに一際大きなSAUNAの看板。店先に並んで休憩する姿を動画や画像を通して何度見たことか。その場所に今自分が立っている。

開店時間となる14時に入店。15€をクレジット決済。1階右手の扉が男性サウナとなっており、2階はちょっとした談話スペースと女性サウナがあるようだ。

男性サウナに入るとこちらにも談話スペースがあり、白と青とトナカイ柄のクロスが可愛いらしく、テーブルの上には地域の新聞とチェスボードなどが置かれている。木製のロッカーも味わいがある。

もう一つ扉を抜けるとシャワールーム。当館は水着不要の全裸スタイル。そのままサウナ室へと歩を進める。手前に大きなストーブがあり、セルフロウリュ用のバケツが二つ。一つは通常の水だが、もう一つには加えてウィスクが浸してある。

座面は石造りの変形コの字型。木の板をお尻に敷いて利用する。しっかりと熱く本格的なサウナ室。昔からある公衆サウナのイメージそのままの雰囲気をゆっくりと楽しむ。

暫く蒸された後はシャワールームであらかじめ用意しておいた冷水入りのバケツを頭から被る。そしてすぐにバスタオルを腰巻きにして店の外に出る。お待ちかねの外気浴タイムだ。

フィンランド人の皆々と横並びになって大通りに行き交う人車を朧げに眺める。なんてことないことなんだけど、その時間がとても貴重に思える。吐く息が白いことで今自分が氷点下の気温の下にいることを思い出す。

身体が冷えてきたらまたサウナ室へ。ここでもフィンランド人の男性と楽しく会話をさせてもらう。日本には行ったことが無いが、とても興味があるようで、食のことや人々のこと、アニメや漫画をはじめとしたポップカルチャーのことなど、様々な質問を受ける。

日本ではコロナを契機としてサウナ室内での会話は控えるのが正しいと考えられているが、やはりサウナ本来の良さは裸同士の付き合いといったところに回帰するのではないだろうか。

老舗サウナにて満足のいく時間。とても良い思い出をまた一つ作ることが出来た。

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139

サンム

2023.12.10

1回目の訪問

新規開拓/累計481施設

北欧四カ国サウナ旅行。日が変わって朝から即行動。フィンランド三ヶ所目は世界中で恐らくここだけ、無料の公共サウナ施設。管理者も常勤しているわけではないので、24時間365日利用することが可能。フリーダムすぎる環境に驚きを隠せない。

『Sompasauna』。その成り立ちが面白い。ここら一帯は新規住宅エリアとして開発すべく、埋立地にするための工事が進められているが、その際に出来た廃小屋をサウナ好きの人間が勝手にサウナに改造したことが起源となっているらしい。発想が凄いし、それを認めて現存させている国側も凄い。

ヘルシンキ中心部からは地下鉄に乗って向かう。駅から少し離れているので徒歩も入れると30分くらい。工事中の舗装地を歩いていくと、いきなり大きなキリンのオブジェが現れるのでそれが目印。

ホンモノの公共サウナここにありって感じで、全てが利用する人の自由。自己責任でお願いしますといった具合。荷物の管理は勿論のこと、サウナの薪を焚べるのも自分たちだし、アヴァントに至るまでの通路が凍らないように氷を砕くのも自分たち。

先ほどのキリンもそうだったけれど、所々にアート風の落書きがあったりして可愛い。更衣室代わりの小屋にはポップなアザラシ、サウナ小屋の壁にはカラフルな孔雀が描かれる。椅子、机、桶、柄杓などの細かいアイテムは誰かの善意によって提供されていると聞く。

いよいよサウナへ。サウナ小屋は小さな造り。ベンチが二台向き合っており、最大でも6名くらいの収容になるだろう。勿論セルフロウリュ可能だが、これがバカみたいに熱くなる。本当にレベチ。体感120℃超え。

こんなに熱いサウナは生まれて初めてってレベル。フィンランド人の青年とおじさんとの耐久バトル。彼らの白い肌には広くあまみが広がっている。あえなく惨敗。何で耐えられるの。笑

茹蛸のほっくほく状態で勢い良く外へ飛び出す。身体からは見事な白い湯気が上がっている。すぐ近くにアヴァントできるよう砕氷されているポイントがあるのでそこを利用する。

休憩はベンチで海を眺めながら。時折ちらつく雪は確かに冷たいけど、ここでも役に立つのはポンチョ。持ってきて本当によかった。ここまで大活躍するとは。

帰り際にフィンランド人のおじさんから缶ビールをいただく。一緒に乾杯。この時間が最高なんだよねって、風呂上がりのビールの美味さは全世界共通みたい。本当に北欧の人は穏やかで優しい人が多い。

最高の出会いに感謝。サウナ自体は自由と自治で成り立つ起源的なサウナだと思った。色々考えさせられた。フィンランドに来られる方は必ずや体験して欲しい場所です。

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サンム

2023.12.09

1回目の訪問

新規開拓/累計480施設

北欧四カ国サウナ旅行。フィンランド一ヶ所目は観光地からも程近くのアッラスシープールへお邪魔した。そのままランチをした後は市内を観光。ヘルシンキ大聖堂の大階段は壮観であったし、元老院広場では大規模なクリスマスマーケットが行われており、一足早くクリスマス気分を楽しんだ。

王立図書館の所蔵物に触れたり、フェリーに揺られスメオンリンナ要塞を観に行ったりもした。一通り観光を楽しんだ後は、ヘルシンキの若者に大人気のお洒落施設へ。辺りはすっかり暗くなってしまった夕刻17時。事前に予約済み。

『Löyly』。ようやく来れた。何度もネットで見てたあの建物が今目の前に。ヘルシンキ中心部からはトラムで移動してきた。少し距離が離れており、施設周辺は薄暗くほとんど何もないので、闇夜に浮かぶ幻想的なライティングも相まってよりこのイケてる建物を映えさせる。

入ってすぐ併設されるレストランが目に入る。こちらもとても洒落た空間で大人たちが美味しい料理と楽しい会話を楽しんでいる。サウナは23€と少しお高め。バスタオルと薄生地のマットを貸してもらえる。当館は水着を着ての男女共同利用。

寒いので早速サウナへ。まずは屋内にある薪サウナから。広々とした大箱。ストーブがとにかくデカい。ロウリュの際はガシャンとレバーを引いて蓋を開け、そこに長々としたラドルで水を注ぐ。一苦労だがこの行程が楽しい。

大窓からは高く積み上げられた薪を望む。照明の感じが絶妙でオシャレを極めたサウナといった印象。若者が好きなのも納得。扉が半開きになってしまうので、折角のロウリュの甲斐なくすぐ冷えてしまうのが玉に瑕。

次は外のスモークサウナへ。人生初体験のスモークサウナ!フィンランドに来たら絶対に経験してみたいと思っていたので、その時を楽しみにしていた。日本は燃料や排煙の関係からスモークサウナの建造が禁止されているので、本当に貴重な体験。

入った瞬間、こりゃ良いわと呟いてしまう。辺り一帯は真っ暗で足元の僅かな光を頼りに座面に付く。煙突が無い分、熱の籠りが尋常じゃなく身体全体が満遍なく温まる。決して熱すぎない温度なので、本当にじわじわと身体が熱されていくのが手に取るように分かる。

十分に温まったらバルト海。アヴァント。当館は公衆サウナとは対極の存在であるので、どちらかというとミーハーっぽい若者も多くいて、キャーキャー悲鳴にも似た声が頻繁に聞こえる。それくらい本当に冷たい。

本来は予約者しか利用ができないプライベートサウナについても、今回幸運にも利用者がいなかったので使うことができた。お洒落と実力が共存した施設。素晴らしい場所。

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143

サンム

2023.12.08

1回目の訪問

新規開拓/累計479施設

北欧四カ国サウナ旅行。辿り着いたのはフィンランドの首都ヘルシンキ。エストニアのタリンからフェリーで2時間。船内にはレストラン、免税店、終いにはカジノまであって正に至れり尽くせりの豪華客船。あっという間の船旅であった。到着したのは夜だったので翌日に備えホテルで身体をゆっくり休めた。

フィンランドに限らず、北欧諸国のサウナ施設はオープン時間が遅い。日本銭湯が昼過ぎから夕刻にかけてオープンしていくのと同じだ。従って、時間が限られている旅行者にとって今回訪れたような6:30営業開始の施設はこの上なく有難い。

『Allas Sea Pool』。記念すべきフィンランドでのサウナ一ヶ所目。本場ヘルシンキの地でサウナに入ることのできる喜びは何事にも変え難い。近くの屋内マーケットを物色した後、10時頃に入場した。

当館はバルト海に面しており、その名の通り海水プールが自慢のサウナ施設。外には温められた温水プールがあり白い湯気を立てているのが遠くからでも見て取れる。お隣には稀有な観覧車サウナがある。驚くこと勿れ、観覧車の一機がサウナ室になっているのだ。

そんなエンタメ性もたっぷり含んだスポットとなっており、市内観光名所からも程近いので訪問しない手は無かった。入館料は18€。水着を着た上での男女共同利用が基本となる。

まずは更衣室と同じ建物内にあるパノラマサウナへ。横長で大きな窓からはバルト海を一望できる。朝の時間帯、白い靄がうっすらと辺りを覆い、何とも言えない幻想的な雰囲気である。時折、大型のタンカー船なんかも通るのでとても迫力がある。

面白いなと思ったのが、オートロウリュの操作を座面からできる点。炎のマークが記されたボタンが座面に点々と配置されており、これをポチッと押すと機械から水が注水されるシステム。画期的だなと素直に感心した。

続いてはお隣にあるセルフロウリュサウナへ。パノラマサウナよりは小ぶりな空間だが、その分、熱感が高く汗がよく出る。こちらも控えめに窓が付いており、採光の役割を果たしている為、室内は明るく健康的な印象を持つ。

屋外にもサウナが3つ。バルト海に浮かぶ3つの小屋それぞれにあるフローティングサウナである。男性専用、女性専用、男女共同と使い分けてある。こちらで遭遇したお爺ちゃんがとんでもないロウリュ魔神でヒーヒー言いながら耐え忍んだ。

そんな我慢の先にあるのはもちろんアヴァント。バルト海にざぶん。10秒も入れれば関の山だが、そのお爺ちゃんは1分くらいぐるっと泳いでいた。衝撃。とてもお洒落で清潔感のあるシティサウナでした。アクセス良く使い勝手◎。キートス!

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サンム

2023.12.07

1回目の訪問

新規開拓/累計478施設

※これまでのノルウェー、スウェーデン、エストニアの施設の画像を幾つか投稿に重ねてアップロードしたので良かったら見てください!

※現在フィンランドでサ活中ですが、恒例の行程詰めすぎ問題が発生しており、サ活を書く時間がありません。笑 帰国してから?徐々にゆっくり思い出しながら書こうと思います。ご容赦ください。

さて、本題へ。エストニアのサウナレベルの高さは噂通りで公衆サウナと巨大スパという両極端の施設を計4ヶ所も訪れることができた。そして、宿泊先となったこの施設のことも最後に書き記しておきたいと思う。

『Kalev Spa』。Elamus spaという超有名スパの陰に隠れてはいるものの、ここ近年で着実に注目されはじめてきている今話題の施設。ここがエストニアで一番いい!と絶賛する地元民も多いんだそう。

場所はタリン旧市街の近く。観光のスタートとなることが多いヴィル門からすぐの距離なのでアクセス良好。観光もサウナも楽しみたい人にとっては絶好の宿泊場所であると思う。実体験から強くお勧めする。

煌びやかなエントランスは高級感を漂わせる。
追加料金を払うとSauna Oasisというサウナエリアに入ることができ、こちらは宿泊者であれば利用料19€と一般利用の26€よりも割安で入場することが可能。

併設のプールは立派なウォーターパークでスライダーなどがあって本格的。事前のイメージ通り、子連れのファミリー客が多い。ただSauna Oasisについては18歳以上限定ということもかり、一転大人な雰囲気でラグジュアリーな空間。

サウナは計5種類。珍しさでいうとTropical Oasisと名の付くジャングルのような空間のサウナが目を引く。温度帯はそこまでだが、無数に置かれた植物とそれっぽいBGMが良い感じ。

メインはFinnish Sauna、いわゆるクラシックなフィンランドサウナだろう。一番の高温で90℃くらいの体感。対面の二段掛けで中央の電気式ストーブが壮観。エストニア人は熱いのがお好きなようでこちらが一番人気。

その他はスチームサウナや低温中温のサウナがあったり、サウナ以外にもJapanese Bathといういわゆる熱いお風呂も用意されていたのが日本人としては嬉しかった。

全22種類を誇るこの世の楽園のようなElamus spaには流石に叶わないものの、ホテルに付いているウォーターパーク&サウナと考えれば充分すぎる内容。

これにてエストニアは終了。タリン港からフェリー船に揺られて念願のフィンランドへと向かいます。

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サンム

2023.12.05

1回目の訪問

新規開拓/累計477施設

北欧四カ国サウナ旅行。昨日はLeili、Raua 、Kalmaのエストニア三大公衆サウナを巡った。日が変わって翌日に訪れたのはタリンの旧市街からバスで30分ほど離れた場所にある巨大スパ施設。

『Elamus Spa』。なんと総勢22種類ものサウナがある楽園のような施設。サバンナ高橋さんと清水みさとさん夫妻がハネムーンでも訪れていた場所で強烈なアウフグースがあるとかないとか。

当館は大きく2つのエリアに分かれている。1つが通常のスパ、もう1つが21+と呼ばれる21歳以上限定のエリア。料金表を見てもちんぷんかんぷんだったので諦めたが、両方のエリアに行く場合は少し高くなるのと専用の赤いガウンとタオルを貸してもらえる。

まずはその21+から。1フロアを広く使っている。全体が赤をモチーフにした色遣いで妖艶な雰囲気。クイーンサイズくらいある防水ベッドでは赤ガウンを着た夫婦が互いに見つめ合っており、カウンターバーで注文したであろうカクテルが溢れそうになっている。うん、確かに大人のスパだ。

21+には中央にプールがあり、それをぐるっと取り囲むように9種類のサウナが設置されている。全ては説明しきれないが、印象に残ったものとしてはThe mad hallという泥サウナとSmork-peat sauaというスモークサウナ。アウフも定期的に開催される。

暫くして通常エリアに移動。こちらは光が差し込み明るい雰囲気。特大のキッズスペースがあるので子連れのファミリーも多い。更には把瑠都関が監修した日本の温泉を模したお風呂も。造花の桜が小さく咲いている。

こちらには13種類のサウナ。特徴的なものが沢山あったので、こっちだけでも満足できるかも。一際目を引くのが蜂の巣をテーマにしたA whisking honeybee。外も中も面白いデザイン。またテラスにあるBoat Saunaも船をイメージした造りで海賊船を彷彿とさせるような音楽が流れている。

そして一番の衝撃だったのが噂にあったアウフグース。A sauna grandpa's sanctuaryでの16時回。序盤から大衆を煽動するようにアウフギーサーが大声で何かを訴えかけている。そして柄杓で水をやる度、参加者の湧き上がるヤー!という声。全部で30杯くらいロウリュしてたと思う。

途中、一人一人にヨモギの葉が配られセルフウィスキングを促される。アウフ中に皆が必死の形相で身体を叩きまくる。サバンナ高橋さんのYouTubeにその一部始終が上がってるので気になる方はそちらで。

サウナ好きには堪らないエストニアのサウナワンダーランドでした。

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サンム

2023.12.03

1回目の訪問

新規開拓/累計476施設

北欧四カ国サウナ旅行。エストニア三大公衆サウナ完結篇。Leili Saun、Raua Saunときて残すは大本命の『Kalma Saun』。1928年創業のエストニア最古のサウナ。他の二つとは違って旧市街エリアを挟んで反対側にある。

辺りは静かでひっそりとしている。その中で当館の外観はあまりにも魅力的すぎる。まるで古くから残る遺跡のような貫禄のある佇まいで来るものを迎え入れる。トラディショナルで凄みがある。

入ってみるとエストニア語の看板に料金が大きく書かれている。18€なので3つの公衆サウナの中では一番高価。奥に進むとロッカールーム兼宴会場がある。そう、紛れも無くそこは宴会場なのである。

バーカウンターにて親父さんからロッカーキーを受け取る。傍らのショーケースにはキンキンに冷やされた瓶ビールが並ぶ。中央には裸に腰巻きスタイルの男たちがツマミとビールで一杯やっている。いや、一杯どころではない。そこら中に空き瓶がある様子からすれば、本格的な宴の最中と言っても過言ではないだろう。

ノルウェーのSALTが若者たちの社交場だとすれば、ここはおじさん達の社交場。一人サウナに向かったと思えば、また別のおじさんが瓶ビールを持ってやってくる。日本人にとってはあり得ない光景だけど、ここではこれが当たり前。This is エストニア公衆サウナ。

さて、肝心のサウナはというと、これまた本格的な仕様で味わいがある。L字型の六段掛けで急な傾斜がある。ストーブは周囲を赤煉瓦で覆われているが、とんでもなく大きいサイズ。そしてストーンもこれまで見た中では最大級。河原にゴロゴロ転がっているような両手でしか持てないそれと同じ。

気付けば始まるシバき合いタイム。Raua Saunはセルフウィスキングであったのに対して、ここは互いにシバき合うのが定番スタイル。周囲への配慮などお構いなしに第4コーナーに差し掛かる競走馬に鞭を入れるかの如くウィスクをしならせる。

スチームサウナもあるがこちらは人気薄。おじさんが自前の塩を来る人来る人に配ってるくらいで他に特に言及することは無い。

メインサウナの近くに深々とした水風呂の用意もある。水深は約150cm、水温は体感で約12-13℃。休憩は大宴会場となっているロッカールームのほとりで。賑やかな笑い声がそこら中から聞こえてくる。

Leili Saunと同じように現地ローカル感があるのが魅力。また伝統的な建造美とサ室のパワフルさもポイント。三大公衆サウナ、それぞれの魅力があり一長一短。全て回ることができて良かった。エストニア人のサウナ愛が伝わる体験だった。

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サンム

2023.12.03

1回目の訪問

新規開拓/累計475施設

北欧四カ国サウナ旅行。エストニアでのサウナデビューは超ローカルサウナのLeili Saunを選択した。そこから徒歩で1kmくらい歩いたところにある大衆サウナが次の目的地。

『Raua Saun』。通りの名前がRauaとなっていたので、ここら一帯がそういう地名なんだと思う。Leili Saun同様、タリンの観光の中心地である旧市街からは少し外れた場所にある。

エストニアは世界的にも有名なIT先進国であるが、それを象徴するように近くには大きなビル群があり、さまざまな顔を併せ持った街だなと思った。

さて、前置きはこのくらいにして本題。この施設の最大のポイントは「清潔感」だと思う。いわゆるタリンの三大公衆サウナ(他はLeiliとKalma)に比べると、まず外観からして様相が異なる。

グレーのシックな装いは今時で美術館のような佇まいである。一転、中に入ると悪く言えば質素。市民プールみたいな造りのシンプルな空間に受付一つ。料金は8.5€と安い。

奥に進んで向かって左側が男性サウナ。脱衣所は広々としており、かつ整然としていてやっばり清潔感がある。お馴染みとなったロッカーとサウナを繋ぐ洗い場のスペースもきれい。

サウナ室は木造りの三段掛け。ストーブはそこまで大きくはないものの、熱感が途轍もない。熱さだけでいったら三大のうちNo. 1。そして始まるのが圧倒的なセルフウィスキングである。

フェルト生地の可愛らしいバイキングハットを被った全身タトゥーの兄ちゃんがセルフロウリュを二杯。それを合図に皆狂ったように身体をウィスクでシバきまくる。本当にシバくっていう表現がピッタリなくらい勢いが凄い。

熱さやあまみとかが理由ならまだわかるが、このシバキのせいで兄ちゃんたちの身体は赤く腫れ上がっている。このタトゥーの兄ちゃんとは2セット目に二人きりに。すると向こうから突然話しかけてきた。

日本出身であることを伝えると日本のサウナについて根掘り葉掘り聞いてきた。彼はエストニア出身で日本のサウナに興味があるようで、いつか体験してみたいと言っていた。自分のことではないのになんだか誇らしくなった。

彼は気をよくしたのか、ウィスクを渡してきてやっていいよ!と満面の笑み。お言葉に甘えてセルフウィスキング。足りない!足りない!とまさかの選手交代。痛いけど良い匂いで気持ち良い!その後のガッシングシャワーが火照った身体に染み渡った。

休憩は脱衣所のベンチで。先ほどのLeiliはローカルなロシア系サウナ、こちらはサウナ求道者たちの鍛錬の場といった印象。混雑も全く無くその点もお勧めできます。

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サンム

2023.12.03

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新規開拓/累計474施設

北欧四カ国サウナ旅行。ノルウェー、スウェーデンに続いて訪れたのはエストニア。バレルサウナの輸入先としてもメジャーであるし、日本でも多くのメディアに取り上げられたりしていて、フィンランドに追いつけ追い越せの今勢いのあるサウナ先進国である。

今回訪れたのは港町タリン。旧市街がとても素敵でちょっと横に逸れて細道に入ってみると、まるでおとぎ話のような街並みが広がり歩いているだけでワクワクする。

個人的に海外サウナ旅の醍醐味はサウナは勿論であるが、そのサウナに辿り着くまでに通る街の雰囲気や人々の生活を肌で感じることで、そのサウナが地域の人にどう受け入れられているか、みたいなことを考えることにあると思う。

エストニアはサウナが日常化していて、お洒落な雑貨屋に入ってみても隅っこにサウナグッズエリアがあったりして、サウナ好きにとってはまさに夢のような国だ。

少し前置きが長くなった。エストニアのトップバッターを務めたのはタリンが誇る三大公衆サウナの一角『LEILI SAUN』。私は徒歩で向かったがアクセスを考えればトラムが良いだろう。Bussijaamという駅の目の前にあるので。

まず見た目がとっても可愛らしい。赤い看板とキュートな字体で屋号が記される。中に入るとレトロな空間で時代をタイムスリップしたみたい。英語が全く苦手なお婆ちゃんが受付にチョコンと座っている。

利用料は12€。キャッシュオンリーなので注意。クレジットが使えない点もそうだが、とことんローカル。観光客向けでは全くない地域の人の憩いの場といった印象。どうやらロシア系エストニア人の方が多いみたい。至るところでスパシーバと聞こえてくる。

中に入ってみるときちんとしたロッカーがあり一安心。天井、照明、タイル等、細々した部分のデザインが可愛い。そして脱衣所とサウナを繋ぐエリアにはたくさんのベンチと大きめの桶。桶の中を覗いてみると、ロシア由来のヴェーニク(いわゆるウィスク)が浸してある。

サウナは石造りの座面が特徴的な五段掛け。こちらは裸が基本なので、いわゆるケツ焼きってやつで尻が死ぬほど熱い。サウナマット必須。サウナ室内の温度もかなり高め。

水風呂はないので桶に溜めた冷水をザブンとやってあとは各々休憩。おじいちゃんたちのロシア語トークを耳にしながら一人ゆっくりとした時間を過ごす。

この後、別の大衆サウナも回ることになるのだが、ここが一番ローカルで緩い雰囲気だなと思った。まさかエストニアでバーニャ体験が出来るとは思っていなかったので、一石二鳥といったところ。スパシーバ!良い時間をありがとうございました!!

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サンム

2023.12.02

1回目の訪問

新規開拓/累計473施設

北欧四カ国サウナ旅行。一カ国目のノルウェーではフィヨルドの端から海に勢い良く飛び込んでみたり、音楽とアートの世界観を感じつつオスロの若者文化に触れながらサウナに入ってみたり...とても濃い3日間だったなとつくづく思う。

ノルウェーを後にして向かったのはお隣のスウェーデン。首都のストックホルムに1.5日滞在することとした。旧市街地のガムラスタンにどうしても行きたかったので、観光は比較的多めに時間を取った。さすが北欧の水の都と言われるだけあって、ヴェネツィアに似た雰囲気を感じた。

ホテルはストックホルム中央駅の近くにした。そこから徒歩10分も満たない都心エリアの老舗スパ『Centralbadet』に訪れた。ちなみにスウェーデンのサウナはココのみ。存分に3時間楽しみ倒した。

1904年創業の市内最古のサウナ。暗がりに浮かぶBAD(お風呂を意味する)の看板が怪しげ。初見ではここがスパだとは気付かないだろう。外の静けさとは正反対に施設内はとても賑やかだった。

受付で料金を支払うとバスタオル×2枚、ガウン、サンダルを貸してもらえる。サウナは裸にバスタオルを巻いて利用するルール。その他の箇所は水着にガウンというスタイルだ。脱衣所にはしっかりとした鍵付きロッカーがあるのでセキュリティ面は安心。

地下フロアは湯が張られた浴槽が二つあり、その脇に縦長の1人用の水風呂がある。サウナエリアはたっぷり広くあって、

①Crystal Steam Sauna
②Nordic hot Sauna
③Steam Bath
④All Spectrum Infra red sauna
の計四つのサウナがある。

①はストーブ周りが水晶で覆われたスチームサウナ。ハーブが直置きされていて幻想的な空間。②が一般的な高温サウナ。セルフロウリュ用のラドルのサイズがとんでもなくでかい。③はレベルの高いスチーム。④はセルフ遠赤サウナみたいな要領。エコチェアに腰掛けて目の前の遠赤ヒーターのボタンを押して身体を温める。

サウナも勿論良かったのだけれど、ここの魅力が最大限発揮されているのは二階フロアのアールヌーボー様式の芸術的なメインプールだろう。花や植物などの有機的なモチーフを組み合わせ、独自の世界観を演出している。

思わず、すごい!と声をあげてしまう感動がそこにはあった。折角だからと25mプールをぐるりと二周ほど泳いでみた。水深が深いところで3m以上あったので少しびっくり。笑 この感動的な空間で優雅に泳いだ経験は一緒忘れないだろう。

さて、お次は三カ国目となる実力派のエストニアへ。

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サンム

2023.12.01

1回目の訪問

♯新規開拓/累計472施設

北欧四カ国サウナ旅行。ノルウェーラストとなる施設は、3施設目のOslo Badstuforening Langkaia、4施設目のKOK Oslo Saunaのすぐ近辺。オスロ中央駅から海沿いを歩いていくと、カラフルな三角屋根の建物が目に入ってくる。

『SALT Art&Music』。文化の違いをまざまざと見せ付けられた。いつか日本もこんな感覚で人々が自由にサウナを楽しむことができたら、もっと豊かな国になるなって、大袈裟だけど本気で思った。それくらい素晴らしい体験だった。

まず触れておきたいのは施設全体の雰囲気について。とてもカラフルな色使いで細部にわたっていちいち可愛い。コンセプトにアートがあるだけある。オスロの若者たちが引き寄せられる理由がよく分かる。

それでいてフードも楽しめるレストランがあったり、外には火が灯されたグリルを囲んでみんな談笑していたり、とにかくフリーダム。この時間をそれぞれが自分なりに楽しんでいるのが分かる。

受付で簡単な説明を受けて中へ。男女それぞれ簡易的な更衣室とロッカーがある。南京錠要!更衣室を出たらあとはもうご自由にどうぞ。まずはメインの三角屋根のあの建物へ。

入ってびっくり。まず現れたのはDJブース。どうやらココのサウンドがサウナ室に流れ込む仕組み。流行の北欧サウンドを聞きながら横揺れしているノルウェー人も多く見られる。

そしてもう一つの驚きはバーカウンター。フード、ドリンクなんでも注文OK。そして当たり前のように現地の方々はビールグラスを持ってサウナ室へと直行していく。誰かに頼まれたのか、3つも大事そうに抱えて向かうのはテーブルではなく、サウナ室なのである。

そのサ室へ。三角屋根の建物。高さはどれくらいあるだろう。多分10mくらいかな。それほどの巨大な箱。7つの薪ストーブに15段くらいのタワーサウナ。セルフロウリュは植木とかに水あげるシャワーホースみたいなの使ってる。

そしてやっぱり全員がビール片手に楽しそうに話している。日本では酒を飲んだらサウナに入るな!サ室では会話はするな!って言われるけど、ここでは酒を飲みながらみんな楽しそうにサウナに入ってる。

この三角屋根のサウナ以外にもアウフグースが行われる味わいのあるサウナ室と小さめのサ室が二つある。加えて上階には貸切専用のバレルサウナが8個くらいあって、サウナ施設としてのレベルも高い。

結論、正に若者の新しい社交場だなと思った。仕事終わりにサウナとビールと友人との会話で疲れを癒す。明日への活力にする。そういう世界っていいな。こういう場所、日本にあったらいいな。

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サンム

2023.11.30

1回目の訪問

♯新規開拓/累計471施設

北欧四カ国サウナ旅行。Oslo Badstuforening Langkaiaのパブリックサウナにて意気投合したノルウェー人から誘われ友人との貸切サウナに一人混ぜてもらう形に。知らない日本人を受け入れてくれる器の大きさに感動。

てっきりOslo Badstuforening Langkaiaの貸切サウナかと思っていたが、そこから徒歩数分mのお隣の別施設へ。サウナイキタイの登録が無かったので作ってみた。これまたオスロフィヨルド沿いのフローティングサウナ施設『KOK Oslo Sauna』。

何故、店を変えるの?って思ったけど、こちらの方が騒げるかららしい。まぁ確かに利用者は少なくこぢんまりとしていてスタッフの方も干渉してこない。

そうこう言っているうちにノルウェー人の男女が8名も集まった。一瞬にして気付く。こいつら、リア充集団だ。聞けば年齢は27歳。年下だけど、見た目は全然そんな風に見えない。私が年齢を伝えたら、年上かよ!!って全員飛び跳ねて驚いてた。

突然だけど、ノルウェーサウナの基本のキ。
一つ目は中間内気浴がスタンダードであること。アウフグースの最中に必ずと言っていいほどブレイクタイムがある。サウナ室のドアを全開にして冷たい空気をわざと取り込み、団扇やタオルで旋回させる。せっかく温まってたのに...!って思う人はあまりいなそう。日本人には不向きか。

二つ目はサウナ室内でのアルコール。サウナの温度は70-80℃くらいにして、サウナ室内でアルコールパーティーがはじまっちゃった。サ室でシャンパン開けてるの初めて見たよ。EDMをBGMにとにかくみんなハイ。もうそんな歳じゃないのに必死についていく。

あんまり飲みすぎるとオスロフィヨルドへのダイブで命を落としかねないと思ったのでお酒は控えめに。でも異空間で心の底から楽しめた。お金は要らない!大丈夫!って、年下に奢ってもらっちゃいました。旅の出会いに感謝。

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サンム

2023.11.30

1回目の訪問

♯新規開拓/累計470施設

北欧四カ国サウナ旅行。FARRIS BADとThe Wellというノルウェー二大スパを体験して大満足の私が次に向かったのはオスロ中央駅。日中は駆け足で観光して夕方ごろからはこちらの施設にお邪魔した。

ノルウェー三つ目の施設。『Oslo Badstuforening Langkaia』。オスロ中央駅からオペラハウスを左手に見て海沿いに歩いていくとすぐに辿り着く。このOslo Badstuforeningというのはオスロサウナ協会のことを指す。サウナ好きが集まってできた非営利団体だそう。

このLangkaiaの他にもムンクミュージアム近くのSukkerbitenと少し離れたところにあるKroloftetの三箇所もあり、いずれも水上に浮かぶフローティングサウナ。水風呂は勿論海だ。

貸切での利用も可能だが、今回はパブリック利用にて地元の方々と共に蒸された。ノルウェー人でも真冬の海水は冷たいようでヒーヒー言いながらダイブしてた。11月末のオスロは日没が16時頃なので、辺りはすぐに真っ暗。深くて冷たくて泳ぎの苦手な人にはキツいかも。

今回は日本からポンチョを持ってきていたので、海面から上がった後にドヤ顔で羽織っていたら、何だそれ!良いなぁってみんなに突っ込まれた。笑 意外にポンチョやハットをしてる人は見かけない。

大抵の人はサウナと海の往復で逃げ場が無い感じになっていたので、ポンチョを持ってきて良かったと思った。ただあまり荷物が大きすぎるとロッカーに絶対入らないので注意。あと鍵も付いていないので南京錠は持参するべき。

サウナ室で仲良くなったノルウェー人から、この後、実は隣の貸切サウナの予約をしているんだけど、一緒に来るかい?と言われたので、お言葉に甘えてお願いした。

てっきり、当施設内の貸切サウナかと思っていたが、隣は隣であっているんだけど、別の施設のサウナだった。わざわざ貸切にする意味あるかな...?って思ったけど、答え合わせはまた次の投稿で。

複数の種類のフローティングサウナってやっぱり日本じゃなかなか経験できない。ノルウェーはフィンランドやエストニアの陰に隠れがちだけど、先進的で独創的な施設が多いなと思った。

あと、みんなロウリュウ大好きすぎる。アウフグースがある施設だと、スタッフにお任せだから良いけど、無いところについてはガンガン容赦なしにいくもんだから、それなりの覚悟が必要。あれだけ冷たい海水風呂が待っているわけだから、限界まで身体を温めたいっていう意志の表れかな?

行くかどうか迷ってたけど、素敵な出会いもあり行って良かった。

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サンム

2023.11.30

1回目の訪問

♯新規開拓/累計469施設

北欧四カ国サウナ旅行。一カ国目となるノルウェーではまず初めにラルヴィクのFARRIS BADを訪れた。続いて向かったのはオスロ市内からバスで40分ほどの『The Well Spa & Hotel』。81番バスに乗ってGranholtetというところで降りてすぐの場所。

まず気に入ったのはホテルの内装。大きなクリスマスツリーが置かれ北欧家具が並ぶフロントはとっても可愛らしい。部屋も大きくてふかふかのベッドをはじめハイセンスな家具で彩られている。一泊20,000円台とコスパ良い。

スパへは部屋の中にあるガウンを羽織っていく。スパの受付でタオルを貰えるので手ぶらでOK。当館最大の特徴はオールヌードかつ男女混浴であること。ただ水着を着ている人がいたり、恥部を隠すようの布を使用したりできるので、定義は曖昧。すっぽんぽんの人も当たり前にいるので、文化の違いに驚いた。

スパは3つのフロアに分かれる。1階は全長100mほどのメインプールを取り囲むように大小さまざまなサウナが設置されている。バーカウンターもあって、みんなビール片手に楽しそうにしてる。兎に角デカくてラクーアの最終進化系みたいな施設。これでもかってくらい何でもある。

メインサウナはFINISH SAUNAというサ室。ここでのアウフが最高だった。茶目っ気たっぷりのおばさまアウフギーサーが陽気な北欧音楽のリズムに合わせながら踊ったり舞ったり。参加者みんな笑顔で拍手も自然に巻き起こった。楽しかったな。

他にもBanja Saunaというコンパクトなサ室でもアウフがあったり。中央のシャワーゾーンには洞窟のような水風呂もある。あと印象的だったのが、トロピカルサウナという名前のサ室。甘い匂いとジャングルっぽいミュージック。工夫されてる。

2階は一帯がリラックスエリア。トルコ式公衆浴場のハマムが楽しめたり、図書館を模した休憩ラウンジがあったりする。紅茶を飲みながらゆったりくつろぐこともできる。

3階には日本のエリアが存在する。屋外にお湯が溜められたOnsenがあったり、枯山水のような庭園があったり、それを眺められる和風テイストのサ室があったり。  

そして一番びっくりしたのが、おしゃれなレストランをガウンとスリッパで当たり前のように利用できること。裸にガウンでワインのボトル入れてるオジサンかっこよすぎ。笑

サウナエリア全体が携帯禁止なので写真が撮れなかったのが残念。ただいままで来た中で一番何でもあるスパ施設だなと思った。

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サンム

2023.11.29

1回目の訪問

♯新規開拓/累計468施設

北欧四カ国サウナ旅行。ノルウェー、スウェーデン、エストニア、フィンランドの北欧諸国を周遊しながら、サウナをこれでもかと楽しみ尽くす。その第一弾となるのはスカンジナビア半島最西端に位置するノルウェー。

ノルウェーの気温は11月末にして氷点下7°。ユニクロの極暖を上にも下にも仕込んで、分厚いカナダグースを着て、ニット帽と手袋も装着してやっと。

雪景色を車窓に眺めつつ目指すはオスロ空港から電車で約2時間の街「Larvik」。なぜこんなにも遠くへ?その答えは単純。そこに良いサウナがあるから。辿り着くは海岸に迫り出す最高級スパ施設『FARRIS BAD』。World Luxury Hotel2019受賞。

すぐさまスパへ。ここは男女ともに水着着用。ホテルの専用水着を使ってもよし、自前のものを使ってもよし。フロントで渡されるラバーバンドがロッカーキー代わりになる。タオルもスパ入口にあるので手ぶらでOK。

♯サウナ
さて、何から話そうか。メインのサ室は鈴木陸さんも紹介してた「EVENT SAUNA」。アウフギーサーが喜ぶギミックが多く施された大箱サウナ。様々な色のライティングの中、香り高いキューゲルや独特なデザインの大きな扇子を使ったアウフグース。高い技術力。ノルウェー人は寝ながら受ける人が多い。

当施設最大の目玉は「FJORD SAUNA」。海面に迫り出した部分がガラス張りのサウナ室となっており北海が広く望める。まるで自分がフィヨルドの一部となったような気分。これは日本じゃ経験できない。

その他、
SOFT:温度低めのボナサウナ
HERBAL:足元に回転する丸太
TEPIDALIUM:その名の通り
STEAM BATH:現地人の人気大
FINISH:高温の大箱サウナ
FINSK:コンパクトなセルフロウリュサウナ
等、見渡す限りサウナだらけの天国のような場所。

♯水風呂
水風呂って括りじゃ説明が付かない。基本的には海そのものが水風呂代わりなんだもの。ぐるりと階段を降りていって飛び込むだけ。寒すぎて入れるのはほんの数秒だけど、ここでしかできない体験だと思って勢い良く飛び込んだ。

♯休憩
スパ内の至るところにデッキチェアがあって最高。あと「らかんの湯」にもあるような暖炉付きの休憩スペースみたいなのがあって、北欧デザインの可愛らしいソファーブランコに揺られながらととのうのが至高。アールグレイ片手にこんな贅沢いいの?ってなる。

文字じゃなかなか説明できないけど、とにかく最初から最後まで興奮しっぱなしの滞在。わざわざ足を伸ばしてまで来て良かった。最高。

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サンム

2023.11.25

6回目の訪問

サウナ道場

[ 東京都 ]

チェックイン

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サンム

2023.11.24

1回目の訪問

港北の湯

[ 神奈川県 ]

#新規開拓/累計467施設

祝日。勤労感謝の日は家具を新調しに家族で港北IKEAへ。港北ICから目と鼻の先の距離。青色の巨大な建物にロゴが大きく黄色で描かれ、存在感は抜群。この週末からフィンランドを中心とした北欧サウナ旅行の予定も一足お先に北欧家具を物色。

そのIKEAの斜向かい。お屋敷風の年季の入った建物の最上部には大きく「ゆ」の文字。純和風の出立ち。ショッピングの後はお決まりのスーパー銭湯。『港北の湯』さん。今回が初めての訪問となる。

1Fフロアは丸々駐車場。横浜ナンバーの車が多く並ぶ。2Fより館内に入る。下足ロッカー・脱衣所ロッカーともに100円式。リラクゼーションの受付を通り過ぎると券売機。休祝日は1,090円とこの手のスパ銭にしては少しお高め。3Fが男性、4Fが女性のフロアとなっており縦長の構造をしている。

浴室。床面積は決して広くはないが、上手い具合にたくさんのお風呂を配置している。特に露天スペースの和をモチーフにした景観は見事。暖かみのあるライティングが草木を照らす。コンパクトだけど居心地の良い雰囲気を演出している。

上の湯と下の湯からなる二段の岩風呂。中身は美人の湯と言われる港北湯本温泉。とろっとろの黒湯。向かいには人でたくさんの高濃度炭酸泉。通路を挟んで2つ並んだ壺湯と本日はワイン風呂の日替わり湯。奥には薄く張った寝転び湯もある。良い露天だ。

#サウナ
高く伸びる5段掛けのタワーサウナ。照明は控えめで薄暗い。遠赤ガスのダブルストーブで熱感強め。最上段で8分も居たら汗だらだら。浴室内は子供が多く少し騒がしかったけれど、サウナ室内は黙汗が徹底されており、一人も口を開くものは居ない。

先述の露天スペースには当館こだわりの天然ラジウム鉱石ミストサウナ。説明書きを見ると、秋田県の玉川温泉と同質の鉱石を使用しており、自然治癒力の活性化やホルミシス効果と呼ばれる免疫力の向上などが期待できるそう。ミントの爽やかな香りが特徴的。

#水風呂
タワーサウナの目の前に広くて深い水風呂が一つ。水温は18℃前後。余計な匂い等はなく純度も高い。夏場はもう少し冷たさが欲しくなるかもだけれど、この時期は丁度いい塩梅。

#休憩
露天スペースに点々とベンチが置かれている。また壺湯の裏にはプラスチック製の椅子が3脚並び、露天全体を眺めながら身体を休めることができる。サウナの利用者はそれなりに多かったが、休憩場所の競争率はそれほどでも無かった。まぁこれはたまたまかな。

一見普通のスーパー銭湯だけど、言い表せない居心地の良さがあって、個人的にとても気に入った。IKEAとセット利用は定番化しそう。

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サンム

2023.11.18

1回目の訪問

COCOFURO かが浴場

[ 東京都 ]

#新規開拓/累計466施設

かつて住んでいた街、北区十条。元から銭湯や温泉は好きだったけど、サウナは付き合い程度だった自分がその素晴らしさを知って、見る見るうちにサウナの魅力に取り憑かれた。ホームの十條湯と出会ってほぼ毎日のように通った。

そんな昔の記憶を思い出しながら、本日は十条の隣町である王子に向かった。王子といえば、飛鳥山温泉、えびす湯、宝泉湯、平和湯人工温泉と昔ながらの銭湯が点々と存在する。いずれもサウナに特化した場所ではなく、生活に溶け込む街のお風呂屋さんと言ったイメージ。

そんな中、突如現れた実力派の『COCOFURO かが浴場』さん。雑色のたかの湯、久が原のますの湯に続くCOCOFURO系列3店舗となる施設。店先にはネオンライトの電飾でサウナの表示。眩い光に誘われるように階段を登っていく。

券売機で入浴料520円とサウナ代200円を支払う。受付でサウナマット(正方形に近い小ぶりなタオル)の要否を問われる。2枚までは無料で貸し出していただける。サウナ利用者は水色のバンドが目印となるので付け忘れに注意。

お風呂は44℃と高温の彩の湯とぬるめの華の湯の2種類。前者はイベント風呂のようで本日は生薬を使用した漢方風呂。後者は白色の濁り湯で強弱の電気風呂が内設される。名物のミュージックロウリュの時間帯を見計らって、時が来るまで身体を温める。

#サウナ
4段掛けで銭湯としてはトップクラスの大箱。広くてびっくり。中央に石が山盛りに積まれた重厚感のあるストーブが鎮座しており、上部にはパンカールーパーを備える。その威力をまじまじと発揮するのが、COCOFURO名物のミュージックロウリュ。本日のセトリは以下。

〔奇数時間〕
00分 山口百恵/秋桜
30分 L'Arc〜en〜Ciel/flower
〔偶数時間〕
00分 チューリップ/サボテンの花
30分 森山直太朗/さくら(独唱)

花にまつわる懐メロがテーマ。特にチューリップの優しいサウンドと癒しの歌声が心地よかった。ラスサビは悶える熱さでそれどころじゃ無かったけど。その他、毎時15分と45分はサイレントロウリュとなる。

#水風呂
深さ90cm、水温13℃、広さもたっぷりと文句の無い水風呂。血管が収縮していわゆるアマミが出まくる。高温サウナ×キンキン水風呂の組み合わせは間違いない。

#休憩
一つ扉を抜けると専用の外気浴スペース。縦長で一見窮屈そうに見えるが、アディロンダック2脚とノーマル椅子5脚が上手い具合に配列されている。扇風機の用意もあり、くつろぐには最適なスポット。

COCOFURO系列では間違いなくNo.1です。オススメです。

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サンム

2023.11.16

1回目の訪問

#新規開拓/累計465施設

先週末の出来事。日曜日の午前中、2時間コースで茨城県日立市の「85歳が創ったハンパない極熱サウナ」さんへ。唯一無二の体験をし、大満足であったものの季節は11月。この週末から一気に冷え込み、冬の訪れを感じるような気候になってきた。温かいお風呂に浸かって帰ろう。

『湯楽の里 日立店』さん。聞くに露天風呂からの眺めが絶景だとか。あまり大きな期待はしていなかったが、これが予想を上回る眺望で。インフィニティ温泉、最高でした。10分くらいサーファーを見ながら浸かってたと思う。

太平洋沿いを走っていると見慣れた「ゆ」の文字が。湯楽の里さんはお風呂が良い。これまで千葉県を中心に色々と行ったけど、茨城県にもちゃんと3店舗。本日もお世話になります。

時間はちょうどお昼時。お腹も空いていたけど、まずは暖を取ることを優先。一目散に浴室へ。シャワーは浴びていたのでサッとかけ湯して、露天風呂に向かう。ドーン!と一面に広がる太平洋。壮観。視界を遮るものなど一切なし。身も心も解放して、どこまでも続く水平線をボーッと眺める。夏は花火大会、冬は初日の出もこの露天風呂から見ることができるようだ。

#サウナ
午前中に思う存分サウナを楽しんだにも関わらず、ここでも入ってしまうのがサウナーの性。目の前にあるんだもの、しょうがない。その名も展望ロウリュウサウナ。奥の大窓から外の景色が望める。横に長い三段掛けでかなりの大箱。時間帯によってはスタッフによるロウリュの実施も。

サウナ室の大きさに比して小ぶりなTVが中央にある。室温や熱感はマイルドなので、TVを見ながらゆっくりと蒸される。午前中の3セットで毛穴が開ききっていたので、見る見るうちに大量の発汗。6分そこらで退出。

#水風呂
L字型の構造。奥に行くにつれて広く深くなっていく。岩壁を伝って加水があるシステム。清らかでみずみずしい。素晴らしい展望の露天スペースで長めに外気浴がしたかったので、いつもよりは短めに水風呂を後にする。

#休憩
インフィニティ温泉の傍に種類豊富な休憩スペース。デッキチェア3脚、アディロンダック3脚、プラ製の椅子たくさん、寝転び湯も常備。各々好みの場所を選んで身体を休める。少し肌寒いと感じたら、壺湯に浸かって現を抜かす。

風呂上がりは食事処で腹ごしらえ。盛岡"温"麺なる冷麺から着想を得た少し風変わりなメニューをチョイス。ラー油の辛さがピリリと効いていて美味。大満足の茨城遠征終了。

話は変わりますが、11月末から念願の北欧サウナ旅行行ってきます。ノルウェー、スウェーデン、エストニア、フィンランドを周遊予定。楽しみです。

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