Kulttuuri Sauna
温浴施設 - 事前予約制
温浴施設 - 事前予約制
新規開拓/累計489施設
北欧四カ国サウナ旅行。サウナ首都タンペレに別れを告げ、ヘルシンキに戻ってきた。長かった北欧周遊も残すところあと1泊2日。現地のサウナルーティーンにも次第に慣れてきて、少し日本のサウナが恋しくなってきた頃合い。狙った訳ではないが、本日は日本人が経営するサウナ施設へと足を運んだ。
『Kulttuuri Sauna』。ヘルシンキ中央駅の隣駅であるハカニエミ駅から工事舗装中の道路を辿ってのアクセスとなる。赤いネオンのSAUNAの文字が煌々と輝いているのが遠くからでも分かる。田舎の小さな修道院のような外観は2012年創業とは思えない程の貫禄を感じさせる。
日本人デザイナーのツボイ・ネネさんとフィンランド人建築家のトイヴォネンさんの共同経営。受付で初めての利用であることを告げると、ご丁寧にネネさん自ら使用に際する注意点を教えていただいた。ポイントとなるのはロウリュもバルト海への入水も"ゆっくり"すること。
当館の最大の魅力であると感じたのが、コンクリートと木材が程良く融和した温かみのあるデザイン。一見、無機質にも見て取れるコンクリート打ちっぱなしの造りだが、それを支える大きな柱だったり、下足入れやロッカーだったりは木造りで柔らかさがある。
サウナ室の熱はペレット(木屑)を燃やして作っている。ストーブは男女共有のタイプ。この一つの熱源は温水シャワーや床暖房にまで循環させているそう。環境にも優しいサウナであると感心した。ロウリュは教わった通りゆっくりと行う。入口扉に近い手前側の方が熱くなるので、どこに座るかはお好みに合わせて。
十分に身体に熱を帯びたら、一度水着を着て外へ出る。バルト海を砕氷したポイントにゆっくりとアヴァント。ここでも素敵な出会いがたくさんあった。そのアヴァントの様子を写真に収めてくれたトルコ人とフィンランド人の青年とはサウナ室内でも"日本"に纏わる会話をした。するとお爺ちゃんが会話に入ってきて、そこにいる少年は日本語ペラペラだよと教えてくれた。
どうやらその少年はフィンランドと日本のハーフのようで、住んだことは無いが日本には何度も訪れたことがあるため、日本語が喋れるのだとか。それにしても発音が綺麗で正確。この北欧旅行の期間で"日本"を思い出すことが少なかったので、なんだか嬉しい時間だった。
Kulttuuriはフィンランド語で"文化"を意味する。老若男女が世代の垣根を超えて、サウナという共通の趣味で繋がる。サウナ文化を広めたいという創業者の思いは確実に浸透していると、今日一日の経験を通して実感した。貴重な経験をありがとうございました。素敵な思い出となりました。
連日楽しませてもらっています。ところでこのサウナ旅行は何泊何日ですか?
ありがとうございます。もう既に帰国しており日本から投稿しています。サウナ旅行はトータルで約2週間です!
行き帰りの往復航空券が18万円とかだったので、円安といっても案外安く収まりました!
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