サンム

2023.12.13

1回目の訪問

新規開拓/累計486施設

北欧四カ国サウナ旅行。本日はサウナ首都タンペレの有名公衆サウナを巡る。Rauhaniemi、Kaupinojanに続く3軒目はこちら。『Rajaportin Sauna』。サウナ間はバスでの移動。因みにフィンランドでは例えバス停に立っていてもタクシーを止める要領で手を上げる等の合図をしないと止まってくれないので注意。

時刻は18時30分を少し過ぎた頃。停留所の近くは数軒民家がある程度で街灯や人影は少ない。その民家のうちの一つが今回の目的地。黄色の建物が隣に併設されているが、こちらはカフェレストラン。その向かいのSAUNAと表記のある建物に入っていく。小窓からひょっこりと顔を覗かせる店員さん。さながら日本銭湯の番台のようだ。右が男性側、左が女性側となる。

1906年創業。フィンランドに於いて現存する最古の公衆サウナ。その歴史を物語るかのような伝統的で古く味わいのある造りをしている。更衣室には横長のベンチが壁に沿って両サイドに置かれている。ロッカーなどは一切の用意が無く、性善説に則って対応する他ない。

"ヌシ"と見られるお爺ちゃんが巧みな日本語で声を掛けてくる。「初メマシテ!出身ハ?オオサカ?トウキョウ?」「儲カリマッカ?ボチボチデンナ〜」。どこで覚えたのか。笑 その様子を見て、周りのフィンランド人も笑顔を見せる。ほのぼのした時間。アットホームな雰囲気に思わず頬が緩む。

サウナ室は奥の扉の先。入ってすぐ左側に貫禄のある石造りのストーブがお目見えする。こちらの薪ストーブは男女共用となっているようだ。サウナ室内は少し風変わりな造りで、ロフトのような形で上階部分がサウナ、下階部分が水浴びのスペースとなっている。常態ではそこまでの熱感は無いが、一度ロウリュをするとその状況は一変し、途轍もない熱さが襲う。シンプルに熱くて良いサウナだ。

熱くなった身体を冷ますための水風呂の用意は無いので、下階で桶に溜めた冷水を被る。そのまま更衣室に戻り、ポンチョを羽織って建物の外へと繰り出す。サウナとレストランカフェの間のスペースは優しく光る電飾が施されたキュートな休憩スポット。サウナ好きの皆さんなら一度は見たことのある光景だろう。ベンチに腰掛けクールダウン。とても幸せな時間。

アロマキャンドルにマッチで火を灯す店員さん。この可愛らしい空間を更に彩る。まるで絵本に出てくるような世界観に現を抜かす。現存する最古のサウナというだけあって、そのオールド感が堪らなく好みだった。地元の方々がこよなく愛している場所だということも、フィンランド語はさっぱりだけど、その雰囲気から存分に伝わった。心温まる場所でした。

サンムさんのRajaportin Saunaのサ活写真
サンムさんのRajaportin Saunaのサ活写真
サンムさんのRajaportin Saunaのサ活写真
サンムさんのRajaportin Saunaのサ活写真
サンムさんのRajaportin Saunaのサ活写真
サンムさんのRajaportin Saunaのサ活写真
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2023.12.13 23:36
1
心配でしたら、貴重品はカフェで預かって貰えますよ😊
2023.12.14 00:10
1
かなさんのコメントに返信

誤情報失礼しました。調べたところサウナの受付でも預かってもらえるみたいですね。情報ありがとうございます!
ログインするといいねや
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