Kaupinojan Sauna
温浴施設 -
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北欧四カ国サウナ旅行。本日はサウナ首都タンペレの有名公衆サウナを巡る。1軒目に訪れたラウハニエミでは地域住民に囲まれながら蒸され、キンキンのナシ湖へのアヴァントも体験した。そこから徒歩圏内の距離にある場所が次の目的地。
時刻は16時前にも関わらず、既に辺りは真っ暗。スキー場の林間コースのように細く続く一本道。時折吹き付ける風やちらちらと降り続く粉雪にめげることなく、なりふり構わず進む。そうして歩くこと約20分。ナシ湖のほとりに一軒の建物を見つける。タンペレ2ヶ所目『Kaupinojan Sauna』。
モスグリーンの建物。大窓から中の様子を窺い知ることができる。開店直後であったが、既に多くの人で賑わっている。受付にて10€を支払い、更衣室にて水着へと着替える。基本的にはラウハニエミと同じような構造。貴重品ロッカーが少し大きめサイズなのがありがたい。
サウナ室は1つのみだが、コイツがとんでもない強者。正にハードコアサウナ。尋常じゃない熱さを誇る。2008年に熱すぎて火事になり、営業中止になってしまったという武勇伝を持つ。ご丁寧にサウナ室前の電光掲示板には、室温94.8℃、水温マイナス0.1℃、外気温マイナス5℃と温度表記がある。冷静になって考えると、水温と外気温が氷点下って凄いよね。
サウナ室の中に入るとたちまち押し寄せてくる熱気。カウピノヤンの洗礼。4段掛けの座面が左右線対象に向かい合う。奥に特大ストープ。常態でも半端じゃない熱さ故、セルフロウリュをする人は殆ど居ない。更に人気は最下段の座面で誰も上段に行こうとしない。フィンランドにしては大変珍しい光景。
そんなハードコアなサウナにまさかのお客さん。杖を付いた推定80歳超えのおばあちゃん。スクール水着を来て、どっしりと最下段に着座している。いやいや凄すぎるって。サウナに入ると健康に良くないっていう噂も聞くけど、本場のフィンランドではどこ吹く風。好きなことを好きにすれば良いってことですね。
熱さで言ったらヘルシンキのSompaと良い勝負。ばっちり蒸し上がった後はお決まりのナシ湖アヴァント。湖面まで続く階段が何段もあり、果てしなく遠く感じるのはご愛嬌。お陰様で即座にクールダウン。横を見たら、杖のおばあちゃんもガッツリ入ってた。凄すぎ。
湖からの階段を登り切ったところにベンチが幾つか置いてあるので休憩はそこで。吹き付ける風は確かに冷たいけれど、これだけのハードなサウナの後であればいつもよりも長く外気浴を楽しむことができる。
最上級の熱さを誇るタンペレ公衆サウナ。ガッツリ系。お気に入りのサウナがまた一つ増えました。
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