Rauhaniemi Folk Spa
温浴施設 -
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新規開拓/累計484施設
北欧四カ国サウナ旅行。ヘルシンキのサウナを一通り回った後、本日はSauna Capital(=サウナ首都)と呼ばれるフィンランド第二の街「タンペレ」に向かうこととした。国内随一の工業都市として有名なこの街にはなんと30を超える公衆サウナがあるというから驚きだ。
ヘルシンキからはVRという名の鉄道列車での移動となり、およそ2時間ほどで到着する。ヘルシンキの都会的な雰囲気とは異なり、良い意味で田舎らしさのある街だ。まずはホテルに荷物を預けることからスタートし、その後はタンペレの有名なレストランでサーモンのソテーを食す。脂が乗ってて美味しい。
最初の目的地は『Rauhaniemi Folk Spa』。タンペレ住民に人気の公衆サウナ。1929年創業という歴史を持つ。タンペレの中心部から市営バスと徒歩にて移動すること約30分、見覚えのある平屋のサウナ施設が目の前に現れる。まずはTシャツやトートバッグなどのグッズが並べられた受付にて10€を支払う。
サウナ室・更衣室・シャワールーム等は全て一つの建物にまとめられている。両端に一つずつサウナ室があり、その間に男女それぞれの更衣室が用意されている。着用してきた衣服はフックに掛け、荷物はベンチに置いておく。貴重品は鍵の付いた専用ロッカーにしまっておくことができる。
水着とサンダルを履いたら早速サウナへ。メインサウナは入り口から遠い方で奥行きのある二段掛けのサ室となっている。やはりとても人気な施設のようで、多くの人が利用している。ストーブ前にはクーラーボックスのような大きい入れ物があり、そこにたっぷりと水が入っており、現地住民がバシャバシャとロウリュを行う。
手前側には別のサウナ室があり、こちらの方がコンパクトなサイズのため、より体感温度が高い。サウナハット代わりにニット帽を被っている人をちらほら見かける。日本ではなかなかお目にかかれないので貴重な経験。
十分に蒸されてサウナ室を出るとナシ湖に続く一本の導線が敷かれており、皆身体から白い湯気を立てながらしっかりとした足取りでアヴァントへと向かう。片側一方通行の道を突き進む。
身体をつん裂くような冷たさに変わりはないが、ようやくこの感じにも慣れてきた。20秒ほど浸かってから、息を落ち着かせるために傍らのベンチに腰掛ける。遠くにバーベキューコンロのようなものも置いてあり、ソーセージを燻した香ばしい匂いがふんわりと風に乗って運ばれてくる。
タンペレを代表する大人気のTHE公衆サウナ。サウナ首都を支える歴史のある伝統的な場所をこの身で体験することができて嬉しかった。キートス!モイモイ!
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