Kotiharjun Sauna
温浴施設 -
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北欧四カ国サウナ旅行。Sompasaunaにてフィンランドのサウナ文化そのものに触れ、地域住民との交流を楽しんだ後は地下鉄の一つ先の駅へと足を運ぶ。目的地の駅にてラーメン屋さんを見つけたので、思わず入ってしまった。
少し日本の味とは異なるものの北欧人の舌に合わせた味付けは正直言って美味い。久々に食べたラーメンってのもあるけど、お陰様で身体の内部から温まることができ、満足のいくランチ休憩を取ることが出来た。
さてフィンランド四ヶ所目となるサウナは聖地『kotiharjun sauna』。閑静な街並みに一際大きなSAUNAの看板。店先に並んで休憩する姿を動画や画像を通して何度見たことか。その場所に今自分が立っている。
開店時間となる14時に入店。15€をクレジット決済。1階右手の扉が男性サウナとなっており、2階はちょっとした談話スペースと女性サウナがあるようだ。
男性サウナに入るとこちらにも談話スペースがあり、白と青とトナカイ柄のクロスが可愛いらしく、テーブルの上には地域の新聞とチェスボードなどが置かれている。木製のロッカーも味わいがある。
もう一つ扉を抜けるとシャワールーム。当館は水着不要の全裸スタイル。そのままサウナ室へと歩を進める。手前に大きなストーブがあり、セルフロウリュ用のバケツが二つ。一つは通常の水だが、もう一つには加えてウィスクが浸してある。
座面は石造りの変形コの字型。木の板をお尻に敷いて利用する。しっかりと熱く本格的なサウナ室。昔からある公衆サウナのイメージそのままの雰囲気をゆっくりと楽しむ。
暫く蒸された後はシャワールームであらかじめ用意しておいた冷水入りのバケツを頭から被る。そしてすぐにバスタオルを腰巻きにして店の外に出る。お待ちかねの外気浴タイムだ。
フィンランド人の皆々と横並びになって大通りに行き交う人車を朧げに眺める。なんてことないことなんだけど、その時間がとても貴重に思える。吐く息が白いことで今自分が氷点下の気温の下にいることを思い出す。
身体が冷えてきたらまたサウナ室へ。ここでもフィンランド人の男性と楽しく会話をさせてもらう。日本には行ったことが無いが、とても興味があるようで、食のことや人々のこと、アニメや漫画をはじめとしたポップカルチャーのことなど、様々な質問を受ける。
日本ではコロナを契機としてサウナ室内での会話は控えるのが正しいと考えられているが、やはりサウナ本来の良さは裸同士の付き合いといったところに回帰するのではないだろうか。
老舗サウナにて満足のいく時間。とても良い思い出をまた一つ作ることが出来た。
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