Kalma Saun
温浴施設 -
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北欧四カ国サウナ旅行。エストニア三大公衆サウナ完結篇。Leili Saun、Raua Saunときて残すは大本命の『Kalma Saun』。1928年創業のエストニア最古のサウナ。他の二つとは違って旧市街エリアを挟んで反対側にある。
辺りは静かでひっそりとしている。その中で当館の外観はあまりにも魅力的すぎる。まるで古くから残る遺跡のような貫禄のある佇まいで来るものを迎え入れる。トラディショナルで凄みがある。
入ってみるとエストニア語の看板に料金が大きく書かれている。18€なので3つの公衆サウナの中では一番高価。奥に進むとロッカールーム兼宴会場がある。そう、紛れも無くそこは宴会場なのである。
バーカウンターにて親父さんからロッカーキーを受け取る。傍らのショーケースにはキンキンに冷やされた瓶ビールが並ぶ。中央には裸に腰巻きスタイルの男たちがツマミとビールで一杯やっている。いや、一杯どころではない。そこら中に空き瓶がある様子からすれば、本格的な宴の最中と言っても過言ではないだろう。
ノルウェーのSALTが若者たちの社交場だとすれば、ここはおじさん達の社交場。一人サウナに向かったと思えば、また別のおじさんが瓶ビールを持ってやってくる。日本人にとってはあり得ない光景だけど、ここではこれが当たり前。This is エストニア公衆サウナ。
さて、肝心のサウナはというと、これまた本格的な仕様で味わいがある。L字型の六段掛けで急な傾斜がある。ストーブは周囲を赤煉瓦で覆われているが、とんでもなく大きいサイズ。そしてストーンもこれまで見た中では最大級。河原にゴロゴロ転がっているような両手でしか持てないそれと同じ。
気付けば始まるシバき合いタイム。Raua Saunはセルフウィスキングであったのに対して、ここは互いにシバき合うのが定番スタイル。周囲への配慮などお構いなしに第4コーナーに差し掛かる競走馬に鞭を入れるかの如くウィスクをしならせる。
スチームサウナもあるがこちらは人気薄。おじさんが自前の塩を来る人来る人に配ってるくらいで他に特に言及することは無い。
メインサウナの近くに深々とした水風呂の用意もある。水深は約150cm、水温は体感で約12-13℃。休憩は大宴会場となっているロッカールームのほとりで。賑やかな笑い声がそこら中から聞こえてくる。
Leili Saunと同じように現地ローカル感があるのが魅力。また伝統的な建造美とサ室のパワフルさもポイント。三大公衆サウナ、それぞれの魅力があり一長一短。全て回ることができて良かった。エストニア人のサウナ愛が伝わる体験だった。
北欧サ活、楽しく読ませていただきました😃海を超えたサウナの素晴らしさが伝わってきます✨ウィスクのシバきあい、絵的にめっちゃ楽しそうですね😆
そこら中にウィスクの葉が散乱するレベルにシバき合ってました。笑 その国、その地域毎にサウナのスタイルが異なるのも面白い点です。
参考になりました♪イッテきます!
トントゥありがとうございます。是非!エストニアに古くから伝わる公衆サウナを楽しんで来てください!
クリスマスで休みでした(笑)
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