Raua Saun
温浴施設 -
温浴施設 -
新規開拓/累計475施設
北欧四カ国サウナ旅行。エストニアでのサウナデビューは超ローカルサウナのLeili Saunを選択した。そこから徒歩で1kmくらい歩いたところにある大衆サウナが次の目的地。
『Raua Saun』。通りの名前がRauaとなっていたので、ここら一帯がそういう地名なんだと思う。Leili Saun同様、タリンの観光の中心地である旧市街からは少し外れた場所にある。
エストニアは世界的にも有名なIT先進国であるが、それを象徴するように近くには大きなビル群があり、さまざまな顔を併せ持った街だなと思った。
さて、前置きはこのくらいにして本題。この施設の最大のポイントは「清潔感」だと思う。いわゆるタリンの三大公衆サウナ(他はLeiliとKalma)に比べると、まず外観からして様相が異なる。
グレーのシックな装いは今時で美術館のような佇まいである。一転、中に入ると悪く言えば質素。市民プールみたいな造りのシンプルな空間に受付一つ。料金は8.5€と安い。
奥に進んで向かって左側が男性サウナ。脱衣所は広々としており、かつ整然としていてやっばり清潔感がある。お馴染みとなったロッカーとサウナを繋ぐ洗い場のスペースもきれい。
サウナ室は木造りの三段掛け。ストーブはそこまで大きくはないものの、熱感が途轍もない。熱さだけでいったら三大のうちNo. 1。そして始まるのが圧倒的なセルフウィスキングである。
フェルト生地の可愛らしいバイキングハットを被った全身タトゥーの兄ちゃんがセルフロウリュを二杯。それを合図に皆狂ったように身体をウィスクでシバきまくる。本当にシバくっていう表現がピッタリなくらい勢いが凄い。
熱さやあまみとかが理由ならまだわかるが、このシバキのせいで兄ちゃんたちの身体は赤く腫れ上がっている。このタトゥーの兄ちゃんとは2セット目に二人きりに。すると向こうから突然話しかけてきた。
日本出身であることを伝えると日本のサウナについて根掘り葉掘り聞いてきた。彼はエストニア出身で日本のサウナに興味があるようで、いつか体験してみたいと言っていた。自分のことではないのになんだか誇らしくなった。
彼は気をよくしたのか、ウィスクを渡してきてやっていいよ!と満面の笑み。お言葉に甘えてセルフウィスキング。足りない!足りない!とまさかの選手交代。痛いけど良い匂いで気持ち良い!その後のガッシングシャワーが火照った身体に染み渡った。
休憩は脱衣所のベンチで。先ほどのLeiliはローカルなロシア系サウナ、こちらはサウナ求道者たちの鍛錬の場といった印象。混雑も全く無くその点もお勧めできます。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら