PARADISE(パラダイス)
温浴施設 - 東京都 港区
温浴施設 - 東京都 港区
ようこそここへ遊ぼうよパラダイス!
光GENJIよろしくはるばるやってきたのはJR山手線の田町駅。昨日の悪天からは想像も付かない晴れ空の下、慶應仲通り商店街を悠々と歩く。まだ朝の10時なので人通りも少なく、清々しい気持ちだ。
『PARADISE』さん。お久しぶりの2回め。前回はその素晴らしさに圧倒されっ放しだったな、なんてことを考えながら、街に溶け込むネオ銭湯に足を踏み入れたのである。
群青色の暖簾をくぐると、多くの若者が順番待ちをしている。街自体は静かなのにここだけが賑やか。さすが人気店。オペレーションはスムーズで前回LINE登録済みであることを伝えると、すぐにタオルが入ったバッグとロッカーの鍵を渡してくれた。
料金は30分750円の基本料金をベースに以降は10分ごとに250円が追加されていくシステム。本日は1時間強いたので1750円。値段だけ見れば少し割高かな?とは思う。
まるで純喫茶のような雰囲気の休憩処を抜けた先の脱衣所では、三味線を伴奏にした独特な語り口の浪曲がBGMとして流れる。しかしタイムチャージ制に焦らされているので、ゆっくりと聞いている暇は無い。
必死になって着てきたコートやらヒートテックを勢いよく脱ぎ捨てる様こそ、正にしゃかりきコロンブス。いや、違うか。冗談はさておき、風のようなスピードで浴室へと向かったのは誠なのである。
極楽浄土=パラダイスをテーマにしているとあって、幸福感が満ち溢れる。カラン・浴槽が左右線対象なのは昔の名残。緑もところどころにあって、優しい雰囲気。タイル絵の代わりにプロジェクター投影されるのは若手アーティストとの作品。現代風の銭湯壁画といったところ。
そしていよいよメインディッシュのサウナである。一人用のゴザがサウナマット代わり。少しだけ窮屈な格好になって、細長い扉を抜けると暗がりの中に立派なストーブが鎮座しているのが見えてくる。
座面はL字型でスペース広め。長辺は二段掛け、短辺は三段掛けとなっており、それぞれの高さに合わせるように天井の位置も変わってくる。常に熱い蒸気を受けられる仕掛け。数分に一度のセルフロウリュがより楽しみになる。
でもやっぱり一番はそのムード。足元の照明と無音の空間。瞑想にこれほど適しているサウナは無い。それが終わって、三つに区分けされた水風呂にザブン。12〜13℃くらいの冷たさ。ちょろっと滝もあったりして、ギミックも良い。
休憩は階段を登った先の専用エリアで。網網の黒椅子が7脚と横に長いベンチが2台。点々とサーキュレーターやら扇風機が置いてあったりもする。正に極楽浄土。相変わらずの素晴らしいサウナでした。
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