えびす湯
銭湯 - 東京都 北区
銭湯 - 東京都 北区
明日からの連休は待望の北海道遠征。二泊三日の男三人サウナ旅。計七箇所を回る予定。ともなれば、今日は流石にノーサウナでも良いかなと思っていたけれど、部屋の中にいても手先足先は冷え切っている。
そうだ!前から気になっていた王子の銭湯に行こう!バチっとした高温サウナは無いから、がっつりサ活したい時には不向きだなと思っていた場所。明日以降たっぷりサウナは入るだろうから、今日は温浴中心で軽めにしよう。
飛鳥山公園をぐるっとなぞる様に歩いていく。約10分ほどの距離に立派な宮造り建築の『えびす湯』さんがお目見えする。瓦屋根の趣のある外観。壁際には薪がびっしりと敷き詰められている。
ガラッと擦り戸を開けると、昔ながらの番台があり、少し高いところに若主人が身を小さくして座っている。冷気が差し込む脱衣所は薄暗く、正直なところ少し寒い。
サウナは無料。ロッカーに衣類を押し込み、浴室へ。壁一面に女子風呂まで続く大きな富士の一枚絵。壮大で格好良い。世間は華金の賑やかな時間帯であるが、ここは人気も少なく静寂に包まれている。
深めの湯船が二つ並ぶ。さわやか天然温泉と書かれた右側の浴槽で温まる。柔らかな肌触りの優しいお風呂。先述の薪を用いてお湯を沸かしているとのこと。よくよく観察すると、湯船同士は中で繋がっているのが分かる。面白い構造。左側はジェット付き。
♯サウナ ★★☆☆☆
バイタル熱気浴室と書かれた湿式スチームサウナ。格子に囲われたストーブの上にネットに包まれたストーンが置かれており、上部のシャワーから常時お湯が注ぎ込まれ、蒸気を沸かしている。
低温高湿で室温は40℃くらい。一段掛けのストレートの座面には簀子が2つ。壁面はタイル地だが、低温ゆえ熱の伝導率も低め。年季の入ったサ室全体の雰囲気と長年稼働し続けているであろうボロボロのストーブを眺めながら、ゆっくりと蒸される。
♯水風呂 ー
水風呂は無し。代わりと言っては何だが、冷水の出る立ちシャワーの用意があるので、そこで身体を冷ます。中々の冷たさでキリッとする。温浴は井水を使用しているとのことなので、いっそ水風呂を作ってくれれば、良質な水質を期待できるのに残念だ。
♯休憩 ★★☆☆☆
洗い場の椅子もしくは脱衣所のソファでの休憩が主となる。冒頭にも触れたが、脱衣所は暖房機器などの使用が無く、かなり涼しいのでオススメ。意外にもしっかりとととのう。
サクッと2セット。60点。レトロな雰囲気満載のTHE昔ながらの銭湯は一見の価値あり。古きを温ねて新しきを知る。温故知新とは正に今日の様な体験のことを言うのだなとしみじみ思いながら、帰路に着きました。
男
サンムさんの北海道サウナツアー記たのしみです!どこ行くんだろう、北海道でっかいどう。
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