戸越銀座温泉
銭湯 - 東京都 品川区
銭湯 - 東京都 品川区
品川区の銭湯巡りと銘打って、次に向かうのは戸越方面。宮城湯さんの天然温泉で身も心もぽかぽかになり、上機嫌で戸越銀座商店街を目指す。活気ある商店街から一本入ったところ、ハイセンスでお洒落な看板。二軒目は『戸越銀座温泉』さん。
今井健太郎さんらしさが全面に出たデザイナーズ銭湯。ロゴの「戸」と「♨️」のマークが可愛らしい。店内は意外にも古めかしく、昔ながらの雰囲気。受付のおばちゃんも親しみがあり、愛想がとても良い。
750円と引き換えにフックキーと大小タオルを受け取る。上階が浴場フロアとなっており、日替わりで男女が入れ替わるシステム。本日の男湯は手前の陽の湯側。もう片方は月の湯というらしい。こりゃ2回来ないとな。
100円式のロッカーに荷物を入れる。脱衣所の雰囲気も至って普通。今の所、看板くらいしかリノベ感が無い。後々知るが、「現代的な空間(新)と古典的銭湯(古)の対比と混沌的融合」を商店街のイメージから紡ぎ出し、「新古」をコンセプトとしているようだ。
なるほど、確かに今井健太郎さん設計の銭湯にしては、古さを所々に残している。デザイナーズ銭湯とひとえに言っても、色々と違いがあるものだ。その銭湯ならではの個性を楽しむのも湯巡りの楽しみの一つである。
とか何とか言いつつも、浴室はしっかりとお洒落で現代風の装いをしている。壁には劇画タッチ風の七福神が描かれており、露天なんて、どっかのカフェテラスに置いてあるような観葉植物が眩くライトアップされており神々しい。
♯サウナ ★★★★☆
奥まったスペースにあるコンパクトなサ室。二段掛けで変則L字型の8名収容。室温は98℃。遠赤外線ガスのストーブと座面の距離が近いので、上段の体感温度は高い。
壁面には大きな丸窓。前衛的なデザイン。正に真骨頂といったところ。ただそんなデザイン性を無碍にする、びしゃびしゃのマット。これは良くない。
♯水風呂 ★★★☆☆
18℃のバイブラ水風呂。入水時にかなりのカルキ臭を感じる。軟水利用なので肌触りはまろやかだが、少し残念。収容は2名が限界。
♯休憩 ★★★★☆
浴室内の階段を登り半自動の扉を開けると、先述の露天スペースがある。縦に細長い、鰻の寝床のような作りだが、光に照らされた一本の木が空高く伸び、天井は吹き抜けのような形で上には拓けている。プラ椅子が2脚と数は心許ないが、黒湯の露天風呂の縁に腰掛けても良い。
計3セット。90点。浴室の清潔感やデザインの新鮮さという点では流石の一言だが、どうしても細かいところに目がいってしまった。惜しい。勿論街銭湯としてはこの上ないレベル。次回は月の湯の日に訪れてみたいと思う。
男
なるほど、同日だったんですね。まさに偶然偶然(笑)
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