池袋ロイヤルホテル
ホテル・旅館 - 東京都 豊島区
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華金。中本の限定麺をバチっと決め込んだ後は、昭和レトロの代名詞『池袋ロイヤルホテル』さんへ。表の看板からして秘境感がぷんぷん漂う。池袋にはかるまる、レスタ、池プラと有数のサウナがあるにも関わらず、当館を選択したのに理由などない。そんな夜があってもいい。
男の園的な雰囲気が満々なのに、女性も利用できるとある。暖簾一枚で仕切られた更衣室のロッカーにはヨレヨレのガウン、指定階以外は銀紙が貼り付けられた旧型のエレベーター。そのどれもがディープな仕様だが、館内は禁煙ときた。ツッコミどころが多く、思わずニヤッとする。
11階の脱衣所は猛々しいオーラに包まれている。そういやエレベーター内には不純異性交遊への注意喚起が赤文字で記されていたっけ。なるほど、確かに客層からもその感じが見て取れる。気を引き締めてかからねば。
天井がやたらと低い浴室。鏡張りなのかと思いきや、似たような浴槽がアクリル板を挟んで並んでいただけだった。屋上を活用した露天風呂は広々としており、開放感がある。泉質を語る必要のない、ただのお湯が張られているだけの浴槽であるのだけれど。
♯サウナ ★★★☆☆
サ室もこれまた広い。L字型の三段掛け。一段一段の座面が広い。サウナマットはびちょびちょで清潔感があるとは到底言い難い。三段目は天井と頭のてっぺんがほぼゼロ距離。天井付近に熱が籠っているのがよく分かる。
室温は77℃表示だが、そこまで低くは感じない。カラッとしており、湿度管理とは無縁の世界。TVを見ながら、そして視線を合わせないようにしながら、いつもより長めに蒸される。
♯水風呂 ★★★☆☆
蛇口から常に給水があるため、循環はそこそこ。体感で18℃くらい。冷たさは十分。存外深さもあり、サ室からの導線も良いので、ポイントは抑えている。夏場は水道水なだけあって、恐ろしくぬるく様変わりするとのこと。仕方がないっちゃ仕方がない。
♯休憩 ★★★★☆
露天スペースで外気浴が可能。開放感抜群。多分、お天道様がまだ天高く昇っている時間帯の方が気持ち良いんだろうな。夜は少しだけ殺風景。白色のよく見かけるプラスチック製の椅子が5脚。
イカついお兄さんの視線が少し怖いけど、ロッカーキーを手首に巻いてあることをしかと確認して、目を瞑り、己の世界に浸る。この時間ばかりは嫌なことも何もかも忘れてしまおう。
3時間コース1300円。時間はたっぷりとあったので、途中大休憩を挟みつつの5セット。80点。経験した中でもトップレベルのアウトロー感。特に女性が訪問するには相応の勇気と覚悟が必要。ゆっくりと落ち着けるような雰囲気では無い。再訪は流石に無いかなぁ...。
男
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