生姜サウナ 金の亀
温浴施設 - 東京都 港区
温浴施設 - 東京都 港区
小生は恥ずかしながら舌の発達が非常にゆるやかなタイプであり、社会に出るまで薬味という薬味を避けて生きてきた人間である。
梅干しは、奴が居座る白米のソファーに永劫消えることないシミをつけてくるし、焼きそばについてくる紅生姜や寿司のガリなどは最早毒だと思い、その近辺には手を付けずにいた。
お気づきの方も多いと思うが、ここ金の亀は生姜だらけである。いくら克服したとはいえ、これまで毒扱いしてきた素材に対して「大好き❤」とは言うのは、女子の言う「可愛い❤️」と同じくらい信頼度の低い発言だと思っている。だから敢えて言うが小生は生姜がそんなに好きではない。いけてジンジャエールである。(毒扱い期、生姜焼きの生姜抜きを食していた小生、それはもうただの“焼き”)
それにも屈することのない我がサウナ愛。行ってきましたよ、金の亀(泰造)
下駄箱の番号は26(煮ろ)じっくりコトコト煮込んでやろうじゃん。2時間のサ飯で。
ここの脱衣所からサ室までの廊下は、とても不思議な空間でおどろおどろしい感覚にすらなる。異世界ワープ感ある。
体を清めてそらサウナ。(湯船恋しい)
しのぶ氏のアウフグース。最近アウフチャンス多い。コース料理のように前菜、メイン、デザートでアロマを変えてくる。めちゃくちゃよかったけど、デザートのシナモンとアップルが霞むほどメインのスパイスカレーの刺激が強すぎて、これから生姜焼きを食らうことが約束されている小生の口はカリーの口になってしまった。恐ろしやカリー。
ここの休憩スペースは、もしかしたら今まで経験した施設の中でナンバーワンかもしれない。それほどにいい。
ベッドに横たわる視線の先には生い茂る草木、その青々とした様子には生命力をすら感じる。働き者のサーキュレーター。揺れる草木。そして小生、ここでまさかの初体験。
寝落ちである。人一倍マナーにうるさく、自分がととのうよりも、人のととのいへの邪魔をしたくないと思っている小生が、上段が空いた時には必ず譲るあの小生が、サ室の熱気を逃さぬよう冷蔵庫の開け閉めのように俊敏に締めるそんな小生が、共有スペースであるベッドを独占し、寝落ち。懐刀を携帯していれば即刻ハラキリ案件である。
メイジドラキーのラリホーマの如く超強力な空間魔法により、寝落ち。
この休憩スペースは本当にすごいので、気をつけましょう。
その後食べる生姜焼き定食のうまいことうまいこと。人は寝て、食って、女を抱けば幸せになれるのだ。
妻よ。あの〜、お願いします。
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