サウナセンター鶯谷本店
カプセルホテル - 東京都 台東区
カプセルホテル - 東京都 台東区
サウナセンター
そこまで言うなら行ってやろうじゃないの。
同僚とイン。
館内に流れるは巨匠とくさしけんご先生のMUSIC FOR SAUNA。it's amazingって感じだ。
サウナセンターというだけあって、そこはもう闘う男が傷を癒す場所、ポケモンセンターさながらである。整いとともにあの音が鳴るのであろうか。
受付。3時間1500円。時間は19時過ぎ。終電はいい。だって今日は金曜日だから。
ロッカールームは歴史を感じさせる。そりゃあもうほっせえのなんの。なにが入るっつーんだよ。
期待と夢を詰め込んでいっぱいになったロッカーを閉じて、エレベーターは6階へ。(おれは上の方に浴室がある施設ではこのエレベーターを天国への昇降と呼んでいる。)
ポケモンもこんな気持ちなのかな、と想起させるほど一区画の小さいロッカーに館内着をつっこみ浴室にイン。
ファーストインプレッションは好みだった。すらっとむちむちの低身長。(これは妻)
無駄のない動線(すらっと)
水や麦茶などのアメニティの充実(むちむち)
サウナ室の天井の低さ(低身長)
鶯谷にて妻との邂逅を果たしたのだ。
私の妻は世界一の女である。あらゆる優しさを兼ね備え、愛嬌、一生懸命さから誰からも愛される。
時に家族のために家族を叱り、家事や子育てを文句も何一つ言わずしてくれる。
息子のサッカークラブでは、ママ友の娘だと勘違いされるほど若さを保っている。
サウナ室の温度はさほど高くなく、その温度は包み込まれるような優しさを感じた。上段へいけば内なる情熱をひしひしと感じる。妻だ。
アウフグースサービスは毎時行なっている。
これはおれが仕事に辟易している時、辛いなら辞めなさい、と叱責してくれた時の妻のように厳しかった。タバコ吸ってると死ぬよ、と吐き捨てた時のようにひりつくパッションを感じた。妻だ。
水風呂は本日の気候も相まってかキンキン。
熱をもった身体を落ち着かせてくれる温度に、寝る前に腕枕してよしよししてくれる時のような安心感、安堵感を感じた。妻だ。
外気浴もあったが、サ室横にペンギンルームなるととのいスペース発見。入る。
一定の温度に保たれ、椅子の上には扇風機が。左から弱、強、急の設定らしい。弱に座りスイッチオン。感覚的に急。おっちょこちょいな妻。
テンテンテレレン♪
4セットほど繰り返したおれの脳内に突如として流れる音楽。
そうか、おれは全快したのか。
ポケモンたちも、きっとこの楽園に後ろ髪を引かれながらまた旅立っていったのだろうな。
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