2019.02.13 登録
[ 東京都 ]
百獣の王とはあらゆる動物においてその頂点に位置する獣のことを指し、それがライオンであるということは周知の事実でありますが、小生は疑問に思います。
本当にライオンが森羅万象、その頂点なのかと。
所詮、ネコ科だろと。
オスはたてがみがあるけど、メスはないだろと。
ただヒト科に担ぎ上げられたかっこいい動物の一種に過ぎないだろうなあと常思いつつ、友人から新橋で飲みのお誘い。
新橋サウナといえばアスティル一択だった数年前も、今は他の選択肢もあるようだ。
ということで本日はライオンサウナ新橋。
駅前から新橋の街を歩けば、ガールズバー飲み放題、おっぱいどうですか、オニィサ〜ン。
新橋のイメージを陥れるこんなネガティブキャンペーンあるかよ、と横目にサウナにギンギンな自分。欲にまみれた自分の汚さを見つめ直しながら2分。清潔感のある下駄箱からエレベーターで4階。
脱衣の末、3階。洗浄の末2階。絶対おじいちゃんは来れない。
獅子サウナ、瞑想サウナの2種類。まあ獅子サウナかな、と。
5段、テレビ無音付き。こじんまりして高さのある感じは、ココフロますの湯、ドシー五反田のような様相。
正直、こんなもんかと。まあまあまあ。
水風呂は流行りの冷冷交代浴のできる7℃と17℃の2種。これが結構えぐい。サウナ道場といいかるまるといい、チラー酷使してるぜ。
瞑想サウナは今日だけかもしれないが、白樺の香り。信じられないほど気持ちいい。これは通う、決定。絶対行った方がいい。
「もう瞑想サウナだけでいいかな」
毎時30分に“ライオンロウリュ”なるサービスがあるとのこと。まあ受けてみるか、程度の覚悟で入った。
間もなく定刻かという頃、テレビでは某サファリパークのライオンがベテラン飼育員さんを襲い、その方が亡くなったとの報道があった。
…え?
と思った瞬間に、ストーブ上のライトが点灯し、
♪〜ヤーセゴンニャ〜
…え?
ストーブ上から降り注ぐ水は、まるで岩壁から落とされる獅子の子らが谷底に叩きつけられた悲鳴のように聞こえた。
と、思ったその刹那、全身が引きちぎれるほどの痛みを感じた。
そう、それは谷底からやっとのことで這い上がり逞しく生き抜いた獅子の牙が己が背中を噛みちぎったかのように錯覚し、ようやく自分の長年の勘違いを後悔することとなった。
ライオンは間違いなく百獣の王であることを。
瀕死の状態で銀座線〜丸の内線で荻窪方面へ。
間違えて方南町に着くまで気付かなかった。
恐ろしや百獣の王。また行く。
[ 東京都 ]
【第二部】まだBED編。(スポ根漫画の試合中くらい時間軸バグってごめん)
不必要なものを削ぎ落としていくスタイルがベターとされている昨今だが・・・の続き
逆行するようにエンタメ業界は、様々な魅力的なコンテンツの生産に躍起となって、いかに人類の限りある時間を奪うか鎬(シノギ)を削っている。このように考えると、私たち現代人の周りにあるYouTubeやTikTokを始めとするメディアコンテンツは、超害悪なような気がしている。(もちろん有益なコンテンツも存在することは確かだが)
大きなメディアコンテンツはハイパーミラクルスーパー娯楽ツールであり、簡単にセロトニンを手に入れることができる。承認欲求が高まれば高まるほど乳房が肥大化するオネエちゃんが無限に存在するコンテンツを眺められる現代のクレヨンしんちゃんは永遠にTikTokをスワイプし続ける運命となり、ひろしも在宅でおっぱいにスパチャ送っていることと思う。
我々のような野原一家、自身の生活圏の中に存在する無数の娯楽を掻い潜り、“在りたい自分”でいるために、選択や判断を排除したいミニマリストの気持ちも十分理解できるし、そうで在りたいと思う。
一方で、
サウナに入っていると熱くなる。(“暑”いではなく“熱”いである。)
熱くなると思考することが難しくなる。
思考することが難しくなる、ということは判断や選択というストレスから解放される!
というのが一般論であるが、実はそれには続きが存在する。
“うわ〜、もう出てぇ〜“
“あっち〜”
“何でこんなところにいなきゃいけね〜んだよ”
“もう出よっかな〜”
・・・・
“もうちょっといけるか!!”
というように、如何なる状況下においても自分の状態を“曇なき眼で見定め、決める“アシタカパイセンよろしく、その判断が辛ければ辛いほど、人間は自分を褒め称えられる。本来、自己肯定感を獲得することは簡単ではないが、より安易に手に入れることの出来るエンタメが爆誕してしまった。それが、サウナなのだ。
そういった所謂“自戒エンタメ“は、滝行や坐禅、断食、ファスティングなどと裾野を広げている。
快楽や娯楽から遠ざかることもまたそれとなる。
結局みんな頑張っている自分が好きなのだ。
人間とは非常に面倒な生物であるなあ〜とBEDに寝そべりながら考えた小生。次回はSOUND編。(ONE PIECEでいう今ゾロが仲間になったくらい)
[ 東京都 ]
【駄文捗ったため二部制ですごめんなさい】
朝ウナス。10時半はさすがに人気もなく、穏やかな静寂は水平線まで続くようだった。休日ディズニーのエレクトリカルパレード開始30分前の混み具合と酷似する金曜夜の殺伐を経験している自分にとっては平日朝ウナスは、マジもんのサウナユートピアって感じだった。
シャワーはスタイリッシュ。シャンプーのスメルはフィーリングオーガニックでアリトルアーティスティックなアトモスフィアだった。(?)とりあえず“年収1000万稼いでまんがな”感ということ。
次に速攻BED。まだ熱に慣れていない体を均等に温めることで、身体中が燃え上がり、一気に蒸留サウナマンへと変身できる。(蒸留サウナマ〜ン)
蒸留サウナマンになった小生はとうとう、汗をかき、自身の感覚を研ぎ澄ませたいという欲望を叶えるべくブラッシュアップタイムに入る。
まずBEDの入り方として、多段階蒸体と一点蒸体の2パターンある。
おすすめは【多段階蒸体】である。
BEDは高さに段階があり、左から上→中→下となる。
下から上に徐々に高めていく方がポピュラーだろう、と思う読者の方は、まあ〜それは初心者というかビギナーというか、何つーかなぁ。。一回出直してこいっていうか・・・。
結局、最初は中段に位置し、数分後の自身の温まり方で上か下か判断するのがマジで一番いいのだ。
結局“ととのいたい”という気持ちをもっている貴様らは、愚かにも俺のような顔面火傷するまで熱波浴び続けなければ気が済まな男のアドバイスなんかをお利口さんにちゃ〜んと聞いちゃって、早速今夜から実行に移しちゃうと思うが。
中段を太ももの内側さえ熱を帯び始めて、
“マジでもうこんなところいたくない”
と思い始めたらシフトチェンジのタイミングなんだよわかったかドラクエ行動ピチピチ大学生。
ここでしっかり自分で判断をすることがとてつもなく大事。
これは、
“なんで今サウナブームが来ているか”
というテーマについての結論にもなりうるが、自己肯定感を高める働きをもつから、である。
行動を判断・選択することというのは、とてつもなくストレスのかかることだ。あのビルゲイツも毎日同じ服を着るようにすることで選択することを排除したり、昨今よく耳にするミニマリストなんてもんは、生活に最低限必要なもの以外を極限まで排除することで、日常に溢れる選択を減らしている。
思考の世界に入ったため、続く。
[ 東京都 ]
“君と夏の終わり 将来の夢 大きな希望 忘れない 十年後の八月も また出逢えると信じて 最高の 思い出を”
ご覧になっている方にも思い当たる思い出があるでしょう。拙者にもある。
忍術学園五年は組に進級した拙者たちにも、陰毛生えたる忍たまがちらほら。金玉袋に毛が生えたる猛者ともあらば、上忍の先輩方と何やらよく分からぬ話をぺちゃりくちゃり。
拙者はまだ、つるりつるり、の時分。
父上の通いし、筋肉増強訓練所の同期である青木殿には拙者の一つと三つ下の娘子がおった。拙者とは違う忍術学園であった故、年に2,3回、会うほどの近からず遠からずの間柄。
青木殿と父上はお互いの趣味である“滑雪”に共に行こうではないかと意気投合し、両家にて小旅行に参ることに。(石打丸山滑雪場であった。)
一通り滑り終え、宿へ戻れば暖かし“石油ストーヴ”。独特な香りに印象強く記憶に残っている。
青木殿の長女はヨシノといった。ヨシノは控えめでお淑やかな性格で、顔立ちは優しく、拙者は彼女を一瞬で守りたくなった。
ようやく2人がけのリフトに乗れた。
会話はない。天候は吹雪、寒く、視界は悪い。
歳が一つ上な拙僧から、
“大丈夫か”
“うん、大丈夫”
この会話をするために振り絞った勇気は、齢四つの頃、忍術学園に入るために行われたナマハゲかくれんぼの時と同等の勇気であった。
この時拙者の最高の“かっこいい”は、月9俳優キムタ・ク蔵のような寡黙さであると認識していため、隙あらば“チョマテヨ”体制は整っていた。
リフトを降り、吹雪く景色に生唾を呑み、滑走開始したも束の間、じわじわと顔が霜焼けてくる。その辛さに拙者、何と号泣してしまったのだ。ヨシノもその様子を見ていたはず。拙者は父上に「もう滑りたくなぁい!!」などと駄々をこねまくり、コシのあるうどんが出来上がる頃、気づいた頃には下山していた。
「よく頑張って滑り終えたじゃねえか」
父上に褒められながらも、拙者の心中はヨシノ一色であった。
“なっさけない男ね〜”
惣流・アスカ・ラングレーよろしく何でもはっきり言うくノ一ならばまだ良かったが、ヨシノはどちらかといえば、“こういうときどういう顔したらいいかわからないの”と胸中思う女なのだ。
ヨシノはおれのことどう思っているんだろう。
ハッと目を開けると、僕は赤坂スパブリックのととのい椅子に腰掛けていた。
赤坂スパブリックはこういう体験のできる素晴らしいサウナです。(マジレポは後日します)
[ 東京都 ]
前提としてサウナ施設としての高評価以上にスタッフさんの印象が良すぎるこの施設、渋谷という乱痴気シティにあるからというヤンキーの優しさのようなギャップによる効果では決してない。
今週サウナに行けてなかった小生は一昨日辺りから禁断症状が出ており、今日も仕事のパツリ具合が尋常でなかったため疲弊の極みであった。
センター街a.k.a乱痴気ストリートを闊歩し目指すはカラオケまねきねこ上階のサウナ道場。ネーミングは正直趣味じゃない。
昨今のサウナ施設にしては60分1500円はかなり良い価格設定だと感じる。コストパフォーマンスは高い。アメニティの充実、タオル付き、ドライヤー。
体清め湯船浸かる。湯船あるのもポイント高い。
サウナは高温高湿のアロマなしの無骨な印象。すげ〜道場感に自分を磨きまくりたい欲。研磨欲とでも言おうか。
サウナマットの安定感。
ジリジリくるけど気持ちいいジリジリでジリジリジリジリジリジリジリジリだった。10分ほど自主練のあと師範による稽古。押忍。師範は水を石にかける。
出尽くしたと思われた汗が噴き出したのか蒸気が体表に纏わりついたのかわからなかったが、相当な気持ちよさ。
もうあんまり言葉にして表現するのが面倒だから言っちゃうとここ何年か単位でもそうそうないかなり気持ち良い体験だった。
師範は大きな体、大きなうちわからそよいただとは思えないほど優しい風を何度も送ってくれた。無骨でいい。脚色された過剰なアミューズメントアクションでなくとも人が人を想い送る風こそが至高。
ここの水風呂、シングル。ここも道場感。
ととのい椅子の充実度も高い。
ここにはゆりかご椅子がある。それがまた最高である。
コンセプトもスタッフさんの明るさや誠実さが滲み出るサウナ道場。通いまくること決定しました。
[ 東京都 ]
オフィシャルダンディズムサウナ。
ムーディーで落ち着いたここはメンズの天空のアジト。
“天空”という言葉に滅法弱い、いつまでも心のどこかに少年を隠し持つ僕らは、母マーサを想い続けている。
一時期、ここを利用した際、ドラクエ3で仲間を召喚しすぎたルイーダの酒場ぐらいごった返していたため利用を控えていた。
今週は仕事がとてつもなく忙しく、有楽町線で永田町で下車からのゴールデンタートルできるタイミングがなかったため、久しぶりの利用に至った。これが小生がマルシンの良さを再び認識するに契機となった。まるで我が妻ビアンカが金色に輝く子を産んだ時のような感動を覚えた。
炎のリングを探しに向かうは死の火山。マルシンの上段にて行うロウリュはそれを彷彿とさせる。ようがんげんじんと対峙する前にほのおのせんしがHPもMPもガシガシ削っていくあの様と酷似しているが、深奥に辿り着くまでに出し尽くす感がたまらなくいい。完全にマゾヒストの脳。
ジャジーなBGM。ベースラインが鼓動に優しい。
サウナと音楽は非常に良い組み合わせで、かのとくさしけんご氏におけるMUSIC FOR SAUNAは本当に名盤である。
ただ、以前たかの湯に行った際に聞いたサ室内での“WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~”はエモすぎて涙した思い出があるため、ヒーリングやアンビエントだけでなくおもっくそ心にギガデイン系ミュージックも全然あり。
話が逸れたがマルシン=ジャズの方程式は最早公式であり、直径×円周率でマルシンの円周が求められると言っても過言。
またここは天空のアジトなだけあって、景観が素晴らしい。脱衣所からベランダへ出るとマスタードラゴンがいる。
というのは嘘だが、以前サ道で偶然さんがマルシンでは電車に乗っている人を眺めて優越感に浸るというシーンを見てからというもの、電車に乗る人を見るや(ごめんね)とにやにやするようになった。
この辺りでふわっと浮いたかと思ったら、マスタードラゴンがいるではありませんか。ゴールドオーブのくだりは、子供の頃意味わかんなかったよね。
マルシンの水風呂って広くて、なんか色ついてるように見えて、入りやすい温度で…以外に特筆できるものがないんだけど、これまで入った水風呂の中でトップ3に好き。なんか、根拠もなんもないんだけど、なんか好き。あえて言語化したくない気がしてる。強いて言うならば
フローラ 愛のフバーハ
濃厚オロポ、美味しかった。
[ 東京都 ]
渋谷SAUNASのレビューに投稿したものをサ活とします。読み返してみるとサウナにワガママな人間だと改めて思う。昨日はWOODSじゃない方。
最高です。強いて言うならの話です。
【BED】
・窓から満員かどうか判断しにくいため、ドアの開閉が多い
→ サウナラボの瞑想サウナのような木札
これは3人入れるのでトラブルの原因にもなりうるか
→感知センサー導入でサ室前に室内状況を確認できるようにする
熱に耐えうるものがあるのか知らないので希望的観測
・枕元に砂時計があるといい
→なんとなく乙な感じがここには合う気がしたから
【MUSTA】
・入ってすぐ左の最高スペースへの階段が狭すぎて剣岳登頂の気分になる(人によっては危ない)登山でもそうだが満身創痍時の下りが危ない
→手すりをつけるかガイドをつけるといいかも(タヌキツネのゴン)
【寝水風呂】
・区画を分けて少し水温の高め(6月頃のプールくらい)に入りたい。横になるならそれくらいゆっくりしたい。
→それくらいゆっくりしたいから。
【2階休憩スペース】
・ベンチの角度のこだわりはすごい。かけ水用のおけを失敬して枕の用途で使ってみたらさらに完璧になった。
→頭を預けられる工夫があるとさらにブーストがかかる
【SOUND】
・ウーハーごりごりの体ビリビリがもっと感じかった
→時間によってそういったコンセプトで変えてもよいかも、と思っているが難しいだろうな。分単位の音楽選択チケットがあったら私は買うかもしれない
【KERO】
・まじで優勝。安全管理上仕方ないのかもしれないが、あと数十ルーメン、いや数ルーメンでいい、暗くしたい…間違いなくあそこには神が宿っている。
→光量調節可能に…
・神の御前で喋らないでほしい
→コンセプト次第だが、あそこだけは静かに入りたい
サウナイキタイサイトにも投稿します。ありがとうございました。
[ 東京都 ]
【第二部】すね毛の新規活用方法について
こんばんは。エセ文学系サウナ〜のだっつんです。今日はサウナを愛してやまない皆さんに「サウナとすね毛」というテーマついてお話ししたいと思います。脱毛された方は残念ですが、見てしまうとまた生やしたくなっちゃうだろうから…ね
さて、今回改良湯さんでは、幾多のトライアンドエラーを経て、ついにすね毛の活用方法を見出すことができ、その記念にサ活させていただきます。
ちなみにこれはとんでもない秘技ですので、ご覧になった方は他言無用でお願いします。
① 体を清める
当たり前ではありますが、全身をしっかり洗います。デリケートゾーンしか洗わないなんてもったいないです。擦らずに優しくなでるように洗いましょう。その時にはすねももちろん洗ってください。足の指の間もお忘れなく。
② 湯船に浸かる
サウナに入る前に湯に浸かりましょう。この後のサウナに入っていられる時間が長くなります。
③ サウナに入る
入る前に必ず水分補給。これは健康のためというより、サウナで発汗しているとめちゃくちゃ気持ちいいからです。
④ かけ湯して水風呂
かけない、またはざっとしかかけない、もしくは立ち上がったままかける等は、法令で禁止されています。水風呂時間はご自由に。おすすめは心拍がいつもの1/2くらいかも、あくまでくらいが目安。
⑤ 休憩
すね毛の1本も未だ出てきていないことにハラハラしていることと思いますが安心してください。休憩時には体表の水分を拭き取ると思います。すねを拭く際に、ちょっとしたテクニックがあります。
すね以外しっかり拭いた後のタオルはたくさんの水を含んでいるでしょう。その水の約1/9を絞ったあと、すね毛を生えグセとは逆の方向に(多くのひとは足から頭の方に向かって)拭き上げてください。この時、すね毛がすねにへばりつくくらいの微量の水分は残すようにしてください。その後はタオルを絞り、椅子なり何なり。
すると少しずつ乾燥していくうちに、はらりはらりとすね毛が元の生えグセに戻るではありませんか。この時の「ピンッ」という感覚が、足の血流量が増えていくじわっとした感覚と相まって、とても気持ちいいのです。
改良湯にて、私のサウナもトライアンドエラー。いつだって学びはそこにある。それではまた。
[ 東京都 ]
小生は恥ずかしながら舌の発達が非常にゆるやかなタイプであり、社会に出るまで薬味という薬味を避けて生きてきた人間である。
梅干しは、奴が居座る白米のソファーに永劫消えることないシミをつけてくるし、焼きそばについてくる紅生姜や寿司のガリなどは最早毒だと思い、その近辺には手を付けずにいた。
お気づきの方も多いと思うが、ここ金の亀は生姜だらけである。いくら克服したとはいえ、これまで毒扱いしてきた素材に対して「大好き❤」とは言うのは、女子の言う「可愛い❤️」と同じくらい信頼度の低い発言だと思っている。だから敢えて言うが小生は生姜がそんなに好きではない。いけてジンジャエールである。(毒扱い期、生姜焼きの生姜抜きを食していた小生、それはもうただの“焼き”)
それにも屈することのない我がサウナ愛。行ってきましたよ、金の亀(泰造)
下駄箱の番号は26(煮ろ)じっくりコトコト煮込んでやろうじゃん。2時間のサ飯で。
ここの脱衣所からサ室までの廊下は、とても不思議な空間でおどろおどろしい感覚にすらなる。異世界ワープ感ある。
体を清めてそらサウナ。(湯船恋しい)
しのぶ氏のアウフグース。最近アウフチャンス多い。コース料理のように前菜、メイン、デザートでアロマを変えてくる。めちゃくちゃよかったけど、デザートのシナモンとアップルが霞むほどメインのスパイスカレーの刺激が強すぎて、これから生姜焼きを食らうことが約束されている小生の口はカリーの口になってしまった。恐ろしやカリー。
ここの休憩スペースは、もしかしたら今まで経験した施設の中でナンバーワンかもしれない。それほどにいい。
ベッドに横たわる視線の先には生い茂る草木、その青々とした様子には生命力をすら感じる。働き者のサーキュレーター。揺れる草木。そして小生、ここでまさかの初体験。
寝落ちである。人一倍マナーにうるさく、自分がととのうよりも、人のととのいへの邪魔をしたくないと思っている小生が、上段が空いた時には必ず譲るあの小生が、サ室の熱気を逃さぬよう冷蔵庫の開け閉めのように俊敏に締めるそんな小生が、共有スペースであるベッドを独占し、寝落ち。懐刀を携帯していれば即刻ハラキリ案件である。
メイジドラキーのラリホーマの如く超強力な空間魔法により、寝落ち。
この休憩スペースは本当にすごいので、気をつけましょう。
その後食べる生姜焼き定食のうまいことうまいこと。人は寝て、食って、女を抱けば幸せになれるのだ。
妻よ。あの〜、お願いします。
[ 東京都 ]
※今回は2部作
第一部
外回りから直帰する時って、いつもより空が笑っているような気がする。
通勤経路である渋谷駅、地下鉄から地上に上がる時、空は頬を染めた永野芽郁チャン(カタカナにすると卑猥な空気になるのでとても効果的である)のようで、天真爛漫な彼女の口角に突き刺さって死にたいナァ、と妄想を膨らます。
今日が外回りであると忘れていた俺は、急いでサウナをチェック。金の亀いいけど今日女性日か。渋谷SAUNASは当日予約なしか。マルシンは混むしな。今日は水風呂に浸かりたいから、PASSIONやドシーもなし。う〜ん。
そうだ、改良湯に行こう。
私はLUUPに飛び乗った。前行った時はLUUPなかったから楽〜。(帰りは歩いたけどやっぱ全然歩ける距離)
数年前利用して、サ室の狭さと若者の多さに辟易してから足が遠のいていたここ改良湯だったが、相変わらずの前衛的な面構えに生唾を飲む。まるで風俗街に迷い込んだヘンゼルとグレーテル、のように入店。(ソロ)
スタイリッシュさをサウナに求める世のビキニおっぱいサウナー、またはムキムキ黒筋肉たちはサウナ界のヒエラルキーで上位に位置するのだろう。中・高で感じた教室内ヒエラルキーをまさか大好きなサウナでも感じるなんて青春が舞い戻ってくるようだぜ。(死にたくなる)
いそいそと着替えを済ませ、潔(いさぎ:全身を隈なく洗い上げる意)
潔後すぐに、アウフグースの呼びかけが。
風呂も入らずサ室に入るとは俺もまだまだ若いなあなんて思いながらカチコミ。
「え、広くなってる」
以前利用した時よりも全然広くてマジヤバかった。(マジヤバいで自分の気持ちが通じると思っている若者はマジヤバい)
デンジャラス氏のアウフグースは、何がデンジャラスやねんと余裕ぶっかましていたが、オートロウリュからセルフロウリュに切り替わった瞬間、原発でバリえぐい事故起こっちゃって放射線量ハンパないんじゃね〜??って思うくらいやばかった。なごみの湯を思い出した。
逃げ出すように退出。
「あれ、水風呂が狭くなってる」
コンパクトになった水風呂にびっくり。塩素臭が若干し、渋谷という土地柄なのかもしれない、と童貞思考に落ち着いた。
以前はととのう場所がなくて脱衣所で座っていたが、外気浴スペースまでできていた。改良湯、だけある。
椅子の量も多く、街コン開けるくらいあった。
夜の帳が下り始めた頃、クラブ帰りかのように若者ずらり。
高校の頃のピロティを思い出すなあ。怖い先輩来たらいそいそと移動する感じ。
懐かしさでととのいました。
歩いた距離 0.8km
[ 東京都 ]
「もうこれで、終わってもいい」
それはまだ世の酸いも甘いも噛み分けもしなかった頃、ゴンがカイトの死に何故そこまで自暴自棄に駆られたのか、おれは分からなかった。ただ、ゴンの精神的な未熟さからなる状態であると安直に考えていた。
それは与えられた形の濃度が関係していた。
渋谷SAUNASが出来ると知った後から、ずっと考えていた。
サウナという一種の流行に、そしてその流行の先駆けであるタナカカツキ先生理想のサウナ、その最高にほだされたエセの出現に、最高の空間に対し嫌悪感を抱きたくなかった。
おしゃべり、かけず、びしょびしょ脱衣所。
マナーは、たかがマナーである。
踏ん切りがつき、予約をする頃には、それはもう“諦めよう”と思っていた。
予約時刻に迫っている中、区切りをつけようと思えばつけられた仕事も、なんとなくそっちを優先していた。
足取りはウキウキ、よりもドキドキ。おれにサウナの良さを教えてくれた恩師に、どんな顔をしていれば良いのか迷っていた。
受付。とても優しいミトさんのような女性。
出来立てのSAUNASは現代人にとってお洒落な空間そのものだった。
「脱衣所が狭い」というレビューを見かけたことがあるが、何に重きを置くか、だ。全てを求めるな。
さてここには5種類(確認できたものは)のサウナがあった。どれも草食系サウナでじりじりと芯から温まる温度と湿度に、精孔がガバガバになる。
そこに現れるピトー(に映るほどおれはおしゃべりをするサウナ〜に偏見をもっていた)
“なんでカイトを殺した”
怒り狂う自分は念を制御できるはずもなく本日一発目の
「もうこれで終わってもいい」(満足のいくエンドルフィン体験が)
21:30のアウフグース。
スター諸星氏によるヴィヒタ推し推しのアウフグースは、自分にとってのキルアとアルカとナニカそのものでした。
憑きものは、完全に削ぎ落とされた。
この空間を作ったタナカカツキ先生。貴方様は偉大です。それはゴンがまだハンターたるものを、実父であるジンを、知らなかった頃、身近で偉大な尊敬できるカイトにだからこそ、色濃い憧憬を抱いたのだと分かりました。
大切なのは念(集中)でなく、自分自身を見つけ直すことであると改めて気づかされた。
「もうこれで終わってもいい」
やっぱり静かに集中したい。それは間違いないけれど、最高の空間を、最高の体験を、まごうことなく最高であると、豪語できる人生を歩みたい、そんな風に勇気づけてくれる場所、それが渋谷SAUNASであると私は伝えたい。
[ 東京都 ]
続き
サウナ入る前は体表の水分を拭き取ることをおすすめする。マナーとかじゃなく、ドラクエでいうバイキルトの効果がある。(スカラではない理由)
私は北欧のテレビが好きだ。ニューウイングのボナより、成城の湯より、多分一番好きだ。理由は3つある。1つ目はとても見やすい位置にあるということ。2つ目は音がとてもクリアで耳馴染みがよいということ。3つ目は上方にあることで、みんな小動物のように見上げる体勢になっててミーアキャットみたいだからだ。家族感がすっごい出る。
ストーブの位置もかなりいい。完全に計算され尽くされている。義務教育で算数を習う理由がここにある。
今日は早い時間からかなりの人でごった煮状態だったが、みんなが入れるように気遣うサウナ〜が多かった。みんなでととのいたいもんね。だが人が多い=熱が逃げやすいというのがサウナの常。「赤子泣いても蓋取るな」ならぬ、「限界超えてもまだ出るな」。道徳心の欠片もないイカれたことわざを考えてすぐに心の奥底にしまった。
ジュワッとロウリュ。山梨サウナ倶楽部によって熱の化身となった小生は悪あがきのまじんぎりの如く、モラルに反してかけてしまった。
んぎもぢい、となり、しっかり味わい退室。今日のアロマ、よかった。北欧のアロマはrentoシリーズ。買うか。
こちら水風呂、深さがよい。ただ、小生はガリなのであまり冷えすぎても、なのである。ちょっとマナー的にグレー方法で入水している。足と手を水面から出して入るのである。これは本当にととのい方が全く変わるのでやったことない人は試してもいいと思う。小生はととのいに向けて羞恥心など一切もち合わせていないためできるが、見た目はガチキモです。
さて、北欧を語る上で必須事項と言えば、「外気浴」であります。サウナブームの火付け役であるタナカカツキ大先生著「サ道」のドラマで有名になったここは、その見目の良さに心奪われた人も多いと思う。
ここのね〜、いっちばんいい座り方、教えてあげよっか。
入って左、左から4番目の椅子を定位置から30センチ前方にずらして後ろの壁に頭を付けて上向いて座るんだよ。
そうしたら高い空がゆらゆら揺れて、雲はくるくる踊り出すから。
そうしたらきっと思いがけずに
「ありがとう」
って呟いてるから。
2時間あっという間。
残りの1時間はご飯。
温浴施設やカプセルホテルの施設内にある飯処の中で随一のコスパとクオリティを誇る北欧はメニューも豊富、味もいい。
北欧カレー絶品。ただ、1番の良さは店員さんがすげ〜かわいいってこと。
来週も行こう。(妻よ、他意はないぞ)
[ 東京都 ]
「晩秋迎えたトゴールの湯は、その上に揺蕩うシルクを纏った女神のようだった。彼女の柔らかな手招きを私は丁重に断り、澄んだ空を見上げ緩む口元をだらしなく開けたのだった。」
こんばんは、私すでにオロポ酩酊状態であります。乱文になる恐れあり。
コロンブスやニール・アームストロング船長と言った「先駆者」は飽くなき挑戦や人一倍の情熱をもち続けていたことは想像に難くない。
「北欧」も日本サウナ界における重鎮と言える。敬意を払ってサ活する。
同僚とイン。金曜日、18時過ぎの上野は浮かれている。同僚とは隔週程度、北欧に足を運ぶ。
足繁く通うにはそれなりの理由がある。予約制となっている今、予約を取るために23:55にアラームをわざわざかけ、0:00ぴったりに予約に駆け込むほど、北欧にお熱なのである。
女子高生における「ディズニー」
おばさまにおける「嵐のライブ」
ガジェット好きにおける「iphoneの新型」
サウナ〜における「北欧」
なのである。
人は浪費対象に執着したりより愛着をもったりする。私もサウナ好きなだけでなく、最早「北欧」という存在を愛している。
北欧についてサ活するにあたって前もって言っておくが、一投稿で済むはずがないので物好きは見てください。
北欧はまずその面構えで1ととのいする。真っ赤な外壁を見て興奮を覚える。闘牛さながらである。
入り口からエレベーターに乗る。1ととのい。「北欧のかほり」である。
人にとって嗅覚は他の感覚器官よりも記憶と強く結び付くものである。これから起こるであろうスペクタクルなととのい体験に、胸躍り脳汁が溢れ出る。
ロッカーで1ととのい。館内着のパンツのゴムは、絶対にずり落ちさせるわけにいかない、という本気のパンツを見る。本気って素敵。
階段で1ととのい。レッドカーペットは誰しもがテンション上がるから。ね。
いつも私はサウナに入る前に一服する。ルーティンにしているのは、すでに4ととのいしている自分をクールダウンさせるためだ。狙ってる女の子とのデート直前に抜いとくのと一緒だね。
さて欲情して浴場へ、と言ったテンション。
先日の30周年イベにて販売していたサウナハット装備。「装備しないと意味がないぞ。」
しっかり清める。優しいシャワーヘッド。
私はサウナ前、絶対トゴールの湯にしっかり浸かる。話を聞いてもらうのだ。どんな話にも耳を傾けてくれる女神にとろとろにしてもらって、いざ新大陸へ。
私の大好きなサウナ。レポは第二章へ。
[ 山梨県 ]
続編「サウナに入った僕が目にしたものとは…」
30分に1度行われるオートロウリュサービスは、その始まりに驚いたサウナ〜が多いのではないでしょうか!ストーブ上の照明がパッとついたかと思えば、初弾から全力のシャワー!ニューウィングのカランシャワーの勢いと酷似するその勢いに、餅を啜るお年寄りはその餅を喉に詰まらせてしまうでしょう!注意が必要です!
ロウリュ時にはゆっくりかけたり勢いよくかけたりとかけ方を変えることで立ち昇る蒸気が変化しますが、ここは振り切ってて最高にオツですね!
お〜キタキタ。そうなればいそいそと上段に上ってしまうのは虫らの走光性と同義でありましょうか!性にはさからえぬものですね!
さて水風呂へ!こちらも2種類あり、元々お風呂であった雲海と称される超バイブラくんと、小さな容積に有り余るパワータイプのギンギンくんがおります!
今回はギンギンくんをチョイス!じっと動かずにいればガッツリ羽衣が!朝の吉の湯やマルシンスパ みたいにバイブラなしの水風呂って最近あんまりないのかも…ROOFTOPは水流感じるしな…と…回転率意識したバイブラは正直むむって感じ!
さあ〜て冷えた身体を丁寧にタオルで拭いてそのご尊顔を拝みながら“ととのわせて”いただきましょう!(数年前にバンド界隈でよく聞かれた“エモい”が国民的ワードになって今ではどのバンドマンも“エモい”を使わなくなったように“ととのう”も今ブームとなっているため、正直使いたくないな…みたいな現象が今僕の中で起こっています!わかりやすいので使っていますが!それはもう高校時代にあった「誰が一番最初にRADWIMPSを聞いたか」戦争を思い出します!)
ここにはととのい椅子が数脚とエクスペンシブチェアーベッド(※ECB)(高そうなベッドみたいなやつ)が2つあります!
正直ECBは角度が調整できないので僕はととのい椅子に!
すでに深夜帯で吹く風は冷たかったですが、どこか優しい風に癒されました!眼前の露天風呂の水蒸気がきっとそうさせてくれるのかな、最高です!
いつだってそこにいけば富士と昇天、一富士、二風呂、三サウナ!ということで最高の時間を過ごしました!
次の日には家族3人で山中湖畔をサイクリング!風が激強で目がちょぼちょぼ!
お後がよろしいようで!それではまた!
※このサ活で妻にダメ出しを食らったら、またサ活しないただのサウナが割と好きな人に戻ろうと思います。応援よろしくお願いします。
[ 山梨県 ]
※お詫び
妻に最近のサ活を見せたら
「これはサ活じゃない」
と一蹴されたのですが僕もそう思いました。全く読者のことを考えてない内容だったと反省しています。
これからは普通にそのサウナの良さや様子をお届けするに限りたいと思います。
万平蒸祭 vo.3
「マグとカツキと時々けんご」
ということでやってきましたマウント富士〜!青い空!澄んだ空気!森のかほり!どれをとっても最高のロケーション!都心から車で1時間半!みんな日帰りで行こ!
およよ〜!全国屈指のサウナ〜たちが一堂に会してるぞ〜!謂わばサウナ〜の全国大会!蒸し蒸されの攻防が魅力のインサーハイ!
乗りたかったサバスやフリーザートラックまで集まるなんて全国大会規模になっているこの祭り、なんで「万平サウナ音頭」で今年盆踊り大会やらなかったんだろう!
やっぱりみんな行ったことのあるサウナ語ってマウント取ってんじゃないの〜?!「マウント」富士だけにね〜!
さてさて!テントサウナ編は前章をお読みいただくとして今回はマウント富士自慢の「満点星の湯」のご紹介です〜!
こちら、なんと言ってもその眺望が凄い!目の前にドンッと聳える富士山を見ながら、露天風呂や外気浴を楽しむことができるんだぜ!もう凄すぎて目がちょぼちょぼ!(眺望だけにね〜!)
肝心のサウナですがこちらには2種類のサウナがあります!
みんな大好きikiストーブのドライサウナに、もうとりあえず熱くなきゃ気持ち良くない身体になってるサウナ〜は正直全然入らなくなっちゃったスチームサウナがあるのです!本当にサウナ好きとしての風上にもおけませんね!
入ってみるとそこはいい塩梅の照明にL字型の室内!熱気の循環を考えたこの設計にホテルマウント富士のガチ感を垣間見ます!
“空いているなら上段に”なんてことわざもあるほどに、蒸し人たちは熱さを求めていきますが、ここは私すでにテントサウナによってヘロヘロになっておりますから、慎ましく下段へ…
ん〜、木の香りと相まって、昼間に行われたであろうイベントに使われたヴィヒタの燻された芳醇な香りは、ワインを嗜まない私にとってはそれはもう一種のアルコールのように陶酔させてくれました!
次回、ここのサウナには実は秘密が…もしよかったらチェックしてくださいね〜!
[ 山梨県 ]
万平蒸祭vo.3 皆勤賞で今年も参加させていただきました。至極光栄であると同時に、今後のサウナ活動においても一層身の引き締まる思いで参加いたしました。
さてさて、つい今しがたきつく締めたふんどしをためらいもなくさらりと脱ぎ捨て入りますは、万平蒸祭恒例の怒涛のテントサウナブース。
息子は「チンピリT(手作り)」を着て参戦。
ICOYAのロングテントにイン。
しっかりとアツアツになったテント内でIESAUNAでは味わえないハイパー一家団欒タイムを過ごすことができ、畏れ多くも
「1年ぶりにここへ戻ってきたんだな」
という感覚。ありがとう万平さん。
〜〜〜〜〜〜
息子が帰り道に言っていた。
「たまにあるから楽しいんだよね」
ごめん、おれ毎日サウナイキタイ。
〜〜〜〜〜〜
さて、ICOYAにいこや!ってくらい軽いノリで入ったICOYAでしたが、もはや開始8分で"ICANAKEREBA 死"みたいなサウナスイッチ、略してサイッチが入った小生であります。ここからの無双モードはまさに夢想モード。夢を現実のものとすべく我が欲求を満たすだけに作られた殺戮マシーン(頭に"さ"のつくものにとりあえず他意をもたす安直さ)と化すのであります。
となればお立ち会い。
いざ1年間、恋に焦がれた山梨サウナ倶楽部は"煉獄"へ。
…愛妻?愛息?…はて…?
悲しくも"サつりくマシーン"と化しました小生は儚く戦場へ赴くのであります。
座禅を組み、背筋伸ばし、その時を待つ。その時とはつまり限界点。限界点を超えることが昨日の自分のアップデート。そのようなモチベーションであります。
まるで太陽に向かって伸びてゆくひまわりのように、限界への道のりに反比例して伸びゆく背筋。ここで飛び出すは秘技・腹式呼吸(鼻呼吸したら昨日抜いた鼻毛の箇所に激痛が走ったため断念)
…何時間経ったのだろう。そこはまさに煉獄、1秒を永遠の如く感じた。ふと路傍に目を向けると小さな木があるではありませんか。
それを手に取り、水に浸し、おもむろに灼熱の熱源にパタパタと遊んでみる。
イカロスは太陽に近づきすぎ、その剛翼を灼かれたという。その小さな木が身体に触れたその刹那、自分の身体がいっせいに燃え盛る感覚を覚えた。
「あ、出まーす」
驕っていた。そうさ、サウナは進化しているのだ。ポーション風呂に浸り天を仰いだ。空は一点の曇りもなかった。
おれはまだまだ、強くなれる。それに気付かせてくれた煉獄。好敵手の大切さに改めて気付いた大切な1日だった。(結局4回ほど入らせていただいた)
男
[ 兵庫県 ]
現在小生は今そのまさに「サバス」に乗り込み蒸され狂っているのであります!
みなさま!小生は今この瞬間にサバスにてセルフロウリュを楽しみ、ほうじ茶のかほりに酔いしれているのであります!
この稀少な体験はサウナ将軍「マグ万平殿」の主催する「万平蒸祭」にて今まさに!蒸されているのであります!
右手を見れば富士の山、左手を見ればホテルマウント富士というまるで若い女の乳房に挟まれるかの如く贅沢至極のロケーションの中、私はこれでもかこれでもかと熱き石にほうじ茶を…!ううう!!
サバスには専用の添乗員がおり、「清水みさと女流8段」の心地よいアナウンスにまた癒される癒される…
そろそろ出ようか…降車ボタンはと…これかな?ポチッと…
ザーーーードドドド
おわー!!こりゃあ降車ボタンじゃねー!ロウリュボタンだー!!
というクソほど面白くないコントを1人でするほど盛り上がる心と熱気!!
生きていてよかった。
万平蒸祭編はまだまだ続くよ。
[ 東京都 ]
小生は杉並区のマスコットキャラである「なみすけ」よりも早生まれでありこの街を愛す男であることは周知の事実であるが、この杉並区に黒船再来のニュースは杉並蒸人(むしびと)界に衝撃をもたらすこととなった。
元来杉並蒸人界は古き良き遠赤外線による高温低湿の蒸(むし)を好みその歴史を現代まで伝え生きてきたが、昨今の蒸ブームには室町後期、南蛮貿易に栄えた堺のような異国情緒漂うムードをひしひしと感じている。
そこに現れるは、「熱き石に香り水をかける」という、まさに元寇のてつはう!南蛮渡来のカステーラ!
ということで前置き長くなりましたが行きましたROOFTOP(この投稿するまでに溜まった来店ポイント17)
さて入店。ここってパチンコメッセのグループなんだよね。
18回目ともなるとエレベーター乗る時にはもうすでに漂うROOFTOP香(臭とは口が裂けても言えない)にメロメロメロウ。
おおおハンコック、もう抗えないサウナ浴(欲)
ここは、浴槽がないのだ。それは杉並蒸人にとってはおかずあれど白飯のない食卓と同義であった。今までは。
“パン”である。ここは杉並に新たな風を吹かせている。
体を清め蒸場へイン。広し。まっこと広し。部屋の真ん中にそびえるは熱気の大砲か。
15分おきにその大砲に点火される。また毎時37分には武田騎馬隊の如く怒涛の熱波地獄。
耐えに耐え、表に出れば浴槽4つ。
入って空を仰げば視界が歪む歪む。
「あれれ、どうしたかな」
そう思った時には時すでに遅し。
大量に敷き詰められた“いんふぃにてぃ てぇあー”なる南蛮椅子にドカッ。
あああ〜、あああ〜、あああ〜。
ROOFTOPに行ったことのあるやつならわかると思うがこの南蛮椅子に座ると幸せな気持ちになるしふわふわしてよだれが止まらなくなるよな。
これの正体何か知ってっか?
これがフィンランドが杉並に差し向けたアヘンさ。
第二次阿片戦争は今西荻窪の屋根上を中心に渦巻いているのさ。
トリップしたいやつは一緒に行こうぜ、オロポ頼めば30分漫画読み放題さ。
楽市楽座が呼び込んだ弊害はそれだけでなく、蒸場でのおしゃべりクソ野郎共が多いこともまたその一つだ。
杉並蒸人の界隈では蒸場でのおしゃべりは即刻打首だ。いくら友達がいようと喋る奴は悪だ。郷に入っては郷に従え、ガキでもわかることだぜ
あっ、そういえば今年の万平蒸祭も当選したよ〜!やった〜!!!
マウント富士〜!!!
[ 東京都 ]
サウナセンター
そこまで言うなら行ってやろうじゃないの。
同僚とイン。
館内に流れるは巨匠とくさしけんご先生のMUSIC FOR SAUNA。it's amazingって感じだ。
サウナセンターというだけあって、そこはもう闘う男が傷を癒す場所、ポケモンセンターさながらである。整いとともにあの音が鳴るのであろうか。
受付。3時間1500円。時間は19時過ぎ。終電はいい。だって今日は金曜日だから。
ロッカールームは歴史を感じさせる。そりゃあもうほっせえのなんの。なにが入るっつーんだよ。
期待と夢を詰め込んでいっぱいになったロッカーを閉じて、エレベーターは6階へ。(おれは上の方に浴室がある施設ではこのエレベーターを天国への昇降と呼んでいる。)
ポケモンもこんな気持ちなのかな、と想起させるほど一区画の小さいロッカーに館内着をつっこみ浴室にイン。
ファーストインプレッションは好みだった。すらっとむちむちの低身長。(これは妻)
無駄のない動線(すらっと)
水や麦茶などのアメニティの充実(むちむち)
サウナ室の天井の低さ(低身長)
鶯谷にて妻との邂逅を果たしたのだ。
私の妻は世界一の女である。あらゆる優しさを兼ね備え、愛嬌、一生懸命さから誰からも愛される。
時に家族のために家族を叱り、家事や子育てを文句も何一つ言わずしてくれる。
息子のサッカークラブでは、ママ友の娘だと勘違いされるほど若さを保っている。
サウナ室の温度はさほど高くなく、その温度は包み込まれるような優しさを感じた。上段へいけば内なる情熱をひしひしと感じる。妻だ。
アウフグースサービスは毎時行なっている。
これはおれが仕事に辟易している時、辛いなら辞めなさい、と叱責してくれた時の妻のように厳しかった。タバコ吸ってると死ぬよ、と吐き捨てた時のようにひりつくパッションを感じた。妻だ。
水風呂は本日の気候も相まってかキンキン。
熱をもった身体を落ち着かせてくれる温度に、寝る前に腕枕してよしよししてくれる時のような安心感、安堵感を感じた。妻だ。
外気浴もあったが、サ室横にペンギンルームなるととのいスペース発見。入る。
一定の温度に保たれ、椅子の上には扇風機が。左から弱、強、急の設定らしい。弱に座りスイッチオン。感覚的に急。おっちょこちょいな妻。
テンテンテレレン♪
4セットほど繰り返したおれの脳内に突如として流れる音楽。
そうか、おれは全快したのか。
ポケモンたちも、きっとこの楽園に後ろ髪を引かれながらまた旅立っていったのだろうな。
[ 東京都 ]
続き
かけ湯しないやつは本当にニフラム。(かけ湯はマナーではない法律である。小生は法律を遵守しない人間は人間でないと思っている。平氏であらずんば人にあらず)
入った時に煌めく景色は疲れも悩みも全て吹き飛んだ。鼻から吸い込んだ冷気が未だ熱をもつ気管支を冷やす「2段階冷気」を会得した。教えて欲しいやつはオロポおごってくれ。
宿木を求める小さなおれは、ふらふらと露天へと迷い込んだ。
そこに…宿木が…ねえ。
つーかいっぱい。
この蒸しケラ共が!!!気持ちよさそうにしやがって!!!
まあおれも座って目を閉じた。
足の裏に伝う石の冷たさ、秋風が運ぶかすかな夏の名残。こぼれ落ちた思い出も全て握りしめた。
「お前の母親は、まだ生きている!!」
「ギエーーー!!!」
ってくらい整った最高の銭湯なので皆さんも行ってみてください。僕はTシャツ持ってます。