蒸しビギナー

2021.12.10

2回目の訪問

広がる地方都市の夜景。空に浮かぶ月。流れる湯の音。控えめなBGMに混ざる湯婆婆の声すらもゆっくりと。余計な物が存在しない極楽。

サウナは1セット勝負!
洗体→ジェット下茹で→サ室8分/水1分/休憩→寝湯&内風呂&掛水でfinish

【感想】
 帰省している。
 すっかり日が落ちて、気温も一段と冷えた頃。母は夕飯の支度中。そんな中、野良仕事を終えた父が玄関に入り、夫を労った言葉の次に出てくる言葉は決まっている。
「よし、風呂いくぞ」である。
 母は随分と長いこと、まともに自宅の風呂を利用していない。とはいえ、コロナ禍による緊張感がもっと強かった頃は控えていたようだった。しばらく前に温泉通いは解禁されたようだ。
「煙草止めなきゃな」と言いながら、煙草を吹かしていたチェーンスモーカーの父が禁煙して、早10年以上。今では「あんなものは体に良くない。一日煙に千円近く使い、健康を害しては医療費もかかる。それならば、夫婦で風呂がよい。小さな贅沢だ」と、語る父の背が随分と丸くなっていたように感じたのが、感慨深い。

 しかし、父はカラスの行水派である。
 そして今でこそ日が短いので、暗くなってから寝るが、太陽が昇るとともに起き、沈めば、風呂に入って帰宅した後に随分と濃いハイボールを飲んで床に就くのである。
 つまり入浴時間は短い。10分強しかない。
 1セット1本勝負となった。

 サ室は高めの温度だが、湿度は高すぎず低すぎず、混雑もまるでない。
 下茹でした体はすぐに発汗し、しっかり温まることができた。
 その後の水も最高。
 外に出てととのい椅子に腰掛ければ、寒風すらも心地がよい。展望も申し分ない。

 母は医者にサウナを止められたとのことで、温泉でゆっくり。
 娘のワタシはサウナと湯に軽く浸かってきた。
 以前は混雑していて、リラックス仕切れなかったのだが、やはりヒットなサウナだ。

  • サウナ温度 98℃
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