サウナ&カプセル アムザ
カプセルホテル - 大阪府 大阪市
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「確信犯のマナー違反」と「悪気のない無知」は切り分けないといけないな。と思った日。
じっくり蒸されていると、騒いでいたチャラそうな若者が6人ほどが一気にどかどかと入ってきた。数秒間扉が全開になったことで室内の温度が下がると同時に、イヤ〜な予感。
出ようかと思ったが、もう少し蒸されたいという欲求が勝つ。なぜならこの後マッサージが控えている。自分は80度ぐらいのサウナで15分蒸されてからマッサージを受けるのが、好きだから。
目を瞑って、意識の外に若者たちを置く、うまくいった。声はほぼ気にならない。
5分ほど経って目を開けると、6人はいたであろう若者が1人に。
驚きでじっと顔を見てしまい、目が合う。
ニコッと笑いかけてくれて「結構入ってるんですか?」と聞かれる。
「10分は越えましたね」と答えると「すごいですね。自分は5分で結構きついです」と爽やかに返答。
手足に痺れを感じたらすぐ出た方が良いなどと偉そうにアドバイスをしてしまった。
常連ぶるのは無粋だと思うし、いわゆる“ヌシ”みたいな風に思われるのも美学に反するため。「言いすぎたか」と反省して黙ると、彼は「そうなんですか。覚えておきます。」と素直に受け止めてくれた。
またしばらく蒸されていると「ととのう。ってほんとにあるんですか?」とまるで言い伝えの呪文かのような質問。
「サウナで熱して、水風呂で冷やして、椅子に座ってを何回か繰り返して、ぼーっとしてると、シャキッとしてるんだけど、眠いような、なんか気持ちいいなぁさっぱりしたなぁ。みたいなものだよ。」というと。「あ、ちょっと勘違いしてました。合法的にトブ感じだと思ってました。」「あっ合法的にはトンでることにはトンでるかな。」「マジっすか?!トンでるんすか」と談笑。
最後に、「今は二人っきりだから良いけど、こんなご時世だから、自分たち以外の人がいる時は、会話しないように“黙浴”ってお店側も求めてること多いですからね。」とお伝えすると「飛沫防止ですね。気をつけます」とまたもや素直に回答。
“無知”である彼らが悪いのではなく、サウナにはどう振る舞うべきか説明不足な側面もあるかもしれないなと思う。
「知らない」ことを責めるのではなく、知った時のこの素直さは見習うべき部分だと、自己反省。
脱衣所に向かっているときに、仲間と一緒に湯船に浸かってる彼と目が合いお互い会釈。
「誰?知り合い?」という仲間の声に「さっきサウナのことスゲー教えてくれた人」と。
黙浴はどうしたっ!(笑)と心の中でツッコミを入れたが「サウナにうるさい人」ではなく「教えてくれた人」と思ってくれて良かったと思った。
はい。とても実直で素敵な方でした。
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