湊潮湯
銭湯 - 大阪府 堺市
銭湯 - 大阪府 堺市
●極寒の夜と潮湯の熱
仕事を終え、車を走らせる。
外気温は限りなく零度に近い。息を吐くと白く煙る。
湊潮湯。
駐車場にはぎっしりと車、自転車置き場も溢れんばかり。
これは…中も混んでいそうだ。
のれんをくぐると、浴室内はそれなりの賑わい。
だが、サウナは意外と空いているようだ。
まずは潮湯へ。
堺の海から汲み上げた海水を沸かした、ここの名物。
身体を清め、ゆっくりと湯に身を沈める。
塩のミネラルが肌に馴染み、じんわりと温まる。
これが、後の発汗をより促すのを知っている。
軽く水を浴びて、いざサウナへ。
扉を開けると、どっしりと重い熱気。
室内は上段に2名、下段に3名ほど。
温度計は116℃。
昭和ストロングスタイル。
熱が肌に刺さる。
じっと座り、呼吸を整える。
じわじわと滲む汗が、やがて流れ出す。
6分。
十分だ。
扉を開け、水風呂へ向かう。
17℃ほどの水が、熱をまとった肌に鋭く染み込む。
深く息を吐き、1分ほど浸かる。
火照りがすっと引き、芯に冷たさが届く。
脱衣所で休憩。
二セット目。
今度も上段へ。
室内に出入りがあったのか、温度計は112℃を指している。
だが、依然として強烈な熱。
じっくり10分。
全身の毛穴が開き、汗が止まらない。
再び水風呂へ。
1分、しっかり冷やし、浴室内で休憩。
最後に湯船で温まり、仕上げのシャワー。
外へ出ると、冷たい風が心地よい。
サウナの余韻を抱きながら、夜の道を歩く。
今夜もいいサウナだった。
男
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