天然温泉 満天の湯
温浴施設 - 神奈川県 横浜市
温浴施設 - 神奈川県 横浜市
【起】
連日の休日出勤&早朝出勤の悲しみを噛み締めていたら、珍しく定時退勤できた。これはもうスカイスパに行くしかないと思ってたら、満天の湯の熱子せんせいアウフグース情報を得たため、急遽相鉄線に乗り換える。素直に嬉しい。チケットをスマホで購入しつつ、いそいそと上星川へ向かう。
【承】
浴室に到着するとイキナリ熱子せんせいに遭遇。嬉しさのあまり「こんばんは」と挨拶してしまうと、「今日は多めにやります」とのお言葉をいただき、嬉しさ倍増。幸せの予感しかしない。サウナ室の扉を開けると、鼻をくすぐるヴィヒタの薫り。間違いなく熱子せんせいのアウフグースの薫りだ。
【転】
イズネス様が暴れ出す毎時00分と30分になると、サウナ室にタオルを持った妖精が登場する。その妖精は、ときには優しく軽やかに、ときには力強く熱く、複雑で繊細な風を生み出す。いつものイズネス様の刺さるような灼けつくような熱さも、熱子せんせいのアウフグースの魔法で、柔らかく包み込むような熱の風に変化するのだ。くるくると宙を舞って弧を描くタオルの羽ばたきに魅せられる。
【結】
フィナーレはアロマの魔法。映画「慕情」のテーマとともにラベンダーの薫りが広がった途端ココロの筋肉が弛緩。さらに薫りが白樺に変わると、全てが解き放たれ、言い知れぬ多幸感に包まれる。熱子せんせいの紡ぎ出す風は、サウナに集う人々に幸福をもたらすのだ。
【エピローグ】
風の谷のナウシカの旋律に乗せてアウフグースを受ける頃には、熱子せんせいへの熱い感謝で、例によって目汗が溢れてしまった。今年の夏、スカイスパで3回にわたって体験した熱子劇場だが、いよいよ秋の第二幕が始まった。
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