地図からサウナが探せる！

中延記念湯

銭湯 - 東京都品川区

hirobumi

2022.12.16

1回目の訪問

住宅街に自然に溶け込んでいて、中に入ってみると、余裕で私より先輩なんだろうなと感じる壁や天井、半透明のガラスに貼り付く枯れた蔓。

スチームサウナしか無いのか〜、でも500円だからまあいいかと思ったがここのスチームは一味違う。
スチームの前に風呂の「湯とん」が気になる、電気風呂の隣にあるのだ。
「とん」って何よ？

何やら座ると肩、肩甲骨くらいの位置にアルミの突起が当たる、そして押してくださいと言わんばかりのボタン。
当然押す。
トントントントントントントントン・・。
「とん」の正体は突起でトントンしてもらえる設備だった。
ちなみに隣の電気風呂は強い。
腹筋が攣り、ギブアップ。

露天風呂は大浴場から少し離れていて、辿り着くまでには一旦体を拭かないと怒られそう。
平日14時台の露天には私一人、のんびり浸かり、カラスの鳴き声や電信柱に住宅街のド真ん中を感じる。

いよいよスチームサウナに入ると、中にはととのい椅子が五脚。
一番奥の椅子に座ると、足があっちい。
そしてローカルルールで風呂桶を一つお湯入れて持って入り、自分が出る時に椅子にかけるのがマナーみたいだ。
それにしても普通スチームサウナって足は暑く無くて物足りないのに、ここは足が熱いのはなぜかと思い、よく見ると奥の席の前に穴、ボーリング玉すら飲み込みそうな穴からボアアアァ！！と雄叫びと共に蒸気が発射されている。
こいつのおかげで足はあっちい。
50℃とあるが、90℃のサウナくらい追い込める。
スチームしか無いが水風呂はちゃんとある。
ととのいスペースらしいスペースも無いが、人がそんなに混んで無いので脱衣所の椅子で事足りる。
何より500円でいいってのが魅力。
少し歩けば旗の台、商店街はサ飯の宝庫、脱衣所の椅子から天井を見上げるとドームの中にいるような感覚の中で何食おうかな〜なんて事を考えるのも楽しい、ここら辺の銭湯の多さに、品川方面への引越しも視野に入れたいとか思わせる魔力を感じ、旗の台へ繰り出した。