深大寺天然温泉「湯守の里」
温浴施設 - 東京都 調布市
温浴施設 - 東京都 調布市
小学生の時分、正月も終わり2日、3日、祖母と母は段々イライラして父に「ちょっと出かけてよ!」オーラを出した。
掃除やら何やらに父は役に立たなかったため、僕を連れてカッパ王国なる健康ランドに逃げ込んでいた。
今日湯守の里にいたおじさんやおじいちゃんを見るとそんな事を思い出す。
新年一発目のサウナはちょっと変わり種、温度はそうでも無いが湿度に包まれじっとり汗をかく。
水風呂は露天にある。
冬の露天水風呂の厳しさよ。
ベンチに座り壁にもたれて見上げると鳥や木々がととのいへ誘ってくれる。
うっかり寝てしまうと気温の低さに容赦なく起こされる。
夏に来た時は露天風呂の温度はぬるかったのに、冬の今日はあったかい、湯船からあがると体中から巻き起こる湯気で気分はケンシロウ、冬の露天風呂は楽しい。
建物自体も旅館のような造りで色々と見て回ってしまう。
丸々と太ったうさぎは大人気で老若男女が触って遊んでいる。
「うまそうだな」と思って触れたせいか、僕からは逃げるうさぎ、他の人に触られても微動だにしなかったのに。
外にかけてあるハンモックがまた嬉しい、楽しい、大好き。
多摩地方は自分の地元福島と似てるところもあり、特に露天風呂は心が安らぐ。
都心の露天から見る街の灯りもいいけれど。
湯守の里の露天は雪が降ったらまた別の顔を見せてくれるんだろうと期待。
家に帰った僕の体からは深大寺天然温泉のかおりが残っている、また来たい。
男
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