黄金湯
銭湯 - 東京都 墨田区
銭湯 - 東京都 墨田区
今日は人生で一番悩んだ決断をした日。エンジニアとしての人生を諦めることを決めた日。
上司にその意向を伝えた直後で、一番疲れ切ってきた。まだ踏ん切りがつかない気持ちもある。
そんな気持ちで行ってきた黄金湯。時刻は22時。自分で書いてて思うが理由が激重すぎる。
男湯サウナ混雑中の表記を尻目に浴室内へ。
まずまばゆい。入室した瞬間からわかる綺麗さ。照明の明るさを差し引いても際立つ。意外にもシャワーは固定されているタイプだった。古いなぁという印象はなく、しっかり溶け込んでいた。
洗髪をしていて思ったが、喋っている人が多いのが比較的多い印象。錦糸町だからだろうか。エクセルの話を退室までしていた人が好きだった。
あつ湯、薬湯、炭酸泉とあったが一番好きなのは薬湯。この日はベルばらの湯であり、体の芯から温まる。あつ湯はアホみたいに熱くて肌がピリピリして無理だった。長く入ってる人は本当に尊敬する。
さて、目的のサウナへと向かう。ドア一枚くぐるとガラリと雰囲気が変わる。黒く光る壁に導かれてサウナ室に向かうのがワクワクした。
サウナ室は割と広く、一番上の段も割と座れる。個人的にはサウナストーンの真正面、角となっている席が好き。
15分ごとにオートロウリュが奏でる音がたまらない。背中に邪魔されて見えなくなるのが残念だったが、テレビもない空間で耳をすませるのはなんとも落ち着く。
サウナ横の水風呂の温度は15度。湯船を照明で照らしていたが、そのせいで浮いている汚れが目立ってしまう。キンキンなだけに本当に残念。張り紙で募集していた、深夜の清掃員が増えることを願う。
外気浴スペースは向かい合って座る配置。個人的にはどうも向かいの人を意識してしまい、なんとなく集中できない。しかし、給水器、洗浄用のホースが常備されている点はポイントが高い。
この点もあるので、ラストの3セット目は浴室内の水風呂で〆。こちらの水風呂は循環しているので汚れは目立たない。内風呂の椅子は一脚しかないので取り合いにはなってしまうが。
入浴後は期間限定のピーチエールを注文。半年ぶりに飲んだせいか苦い。これが甘く感じるのはいつになるんだろう。今日までの苦い思い出をごまかしながら家に帰る。
辛く悩んだ時期も後から良い経験に思えるから人生って不思議で楽しいですよ。美味しいビールになりますように。ファイトです!
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