竹の湯
銭湯 - 東京都 葛飾区
銭湯 - 東京都 葛飾区
アクアガーデン栄湯に到着するも、コロナの影響か時短営業の為、開店までしばらく待つ羽目になってしまった。
近所でサウナ&外気浴ができる施設を探すと、竹の湯がヒット。
外観は昔ながらの銭湯なようだ。やぶ蚊に食われながら迷うこと数分、今日の舞台は竹の湯に変更ということで、区画整理とは無縁の住宅街をうねうねと進んでいく。
ラビリンスのような四ツ木を彷徨っていると、それは現れた。左右をコンクリート壁で囲まれ、看板灯にぽっかりてらされた銭湯建築の建物。
常連の置いた自転車が、今でも銭湯が生活の中で呼吸をしている証明のように感じる。
住宅地の迷宮を抜けて辿り着いた高揚感もあり、竜宮に着いた浦島にでもなった心地である。
受付番頭のお父さんに料金を払う。受付左側には6~7人が座れるソファーが鎮座しており、例のごとくテレビからは相撲中継が流れていた。
脱衣所に入れば、銭湯でしか感じないあの香りに包まれる。ぐるりと全体を見回してみても、奇をてらわない、初めて来たけど初めてじゃない、銭湯がそこにはあった。
シャワーを頭から十分に浴び、サウナに備える。
浴槽は4つ、薬湯らしきものが2つ、水風呂、そして外気浴もできる露天風呂。
サウナは6人が定員だろうか、ドアが経年劣化で傷んでいて、しっかり閉めないと暖気が漏れる。
生来汗かきで、真夏のよく冷えたラムネ瓶のように汗を流す体質なので、この温度が丁度よく、気がつけば12分計が1週していた。
ここからは恍惚の水風呂、温度も程よく冷たく、外気浴に向かう前には丁度いい。
露天風呂は水風呂からすぐにでられる位置にあり、動線に無駄がない。
生憎周りは住宅街なため、風景を眺めるといった趣向とは無縁だが、夕暮れ空のコウモリを眺めたり、秋の虫の声がしたりでくつろいだ。
水風呂で萎縮した毛細血管をゆっくり戻して再度浴場に入室。
混雑しているようであれば、あまり長居をするのも気が引けるが、この日坊主頭の小学生4人と引率のお父さん。
坂田金時と鯉の滝登りの彫り物を背中にしょったお兄さん2人、他にはサウナ目当ての常連さん2~3人といったところ。
先ほどのルーティンを行った後、熱めの薬湯に浸かって今日のサ活は終了。
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