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温泉バルコニーキング&クイーン

温浴施設 - 埼玉県所沢市

isikawa

2024.12.10

13回目の訪問

企業のカスタマーエクスペリエンス（顧客体験）の改善は、足し算の方向と引き算の方向があって、良い物を足すのが足し算の改善、悪い物や無駄なものを削ぎ落していくのが引き算の改善と言われ、例えば、Apple社などは、引き算の改善が上手いとか言われる。逆に、足し算が得意というか引き算をあまり考えないのが名古屋系企業の特徴で、我が地元所沢でも、コメダとかココイチのように名古屋の過剰な顧客体験ができるお店が存在する。中でもここキング&クイーンは名古屋メソッドを煮詰めたようなコンセプトを持つ施設で、週一で通っても、毎週何らかの足し算が見られる。もしキンクイがiPhoneを作ったら、すぐにボタンが１０個ぐらいに増えるだろう。

そんなわけで、先週から今週にかけて見られた足し算は２つあって、ひとつは激憤シャワーに「ガブ飲みボタン」が追加された。要は、このボタンを押すと壁から豪快に冷水が吹き出し、それを飲む事ができるんだが、かなりの勢いなので、まともに飲もうとすると気管支に入ってむせる。たたでさえ、ここのシャワーはかなり冷たいけど、ガブ飲みノズルから噴き出す水はさらに一段低い水温で、体の中から一気に冷やしてくれた。

もう一点が、壺湯前に椅子が５脚追加された事で、混雑時の整い難民解消には一役買うだろうと思われる。ちなみに今日は過去一といっていいほど空いていて、午前９時頃から１２時頃までの滞在で４回ほど休憩したけど、その４回とも寝椅子が複数空いていて、どの寝椅子に寝るのか選べる状態。せっかく追加された椅子だが、利用する機会はなかった。

あと、改善されたのがペンギンルームの氷結で、先週は床が分厚い氷に覆われて、とても歩けるレベルではなかったけど、今週は穴の空いた水はけのよいマットが引かれ、床の氷はほとんど無くなったように見える。部屋の温度は、先週最低マイナス２１℃まであったが、今日は一番低くてマイナス１６℃、昼頃にはマイナス２℃ぐらいまで上がり、かなりマイルドになった印象。水温も１１℃台（先週は８℃）で、グルシンではなくなったけど、個人的には、それでも十分冷たいのでオッケー。ただ、金属の手すりを握ると凍って張り付くのは先週同様なので、素手で握るのではなく、タオルなどの上から握るようにしよう。今日はそのタオルも張り付いてしまったけど、タオルに関してはあせらず剥がせば問題なく剥がれます。

現場からは以上です。