サウナ アッセ・デ〜ル
温浴施設 - 北海道 北見市
温浴施設 - 北海道 北見市
正月休み明け、なんとなく体が錆びついている感じがしていた。
こんなとき、独身の頃は反射的にサウナに向かっていた。
当時は十勝に住んでおり、帯広まで出れば豊富な施設があり、現実から逃れるように日々サウナに通っていた。ただただぼーっとするだけで不思議と明日への活力が湧いてきたものだ。
それから色々とあり、、結婚、転職などライフステージの変化に伴って、徐々にサウナに行かなくなった。日常にサウナがなくても平気になった。「整わなく」なったのもこの時期だった。
良くも悪くも、日常にサウナを必須としなくなったのだ。
日々に忙殺され、ゆっくりと確実に歳を重ねていく。そんなフェーズに入ったのだと思う。
未来のことを考えるのが生産的だ。でもたまには過去を思い出して感傷に浸ってもいいじゃないか。
仕事終わりに2人分の夕食を作り、妻を説得してアッセ・デールに駆け込む。
都市圏のサウナ施設を思わせるコンパクトで窓の少ない脱衣室。良い。
洗い場も必要最小限。豪華絢爛な大浴場もイイが、足るを知ることも人生を楽しく生きていくうえで大切なことだ。これに気づくまで沢山の時間とお金を無駄にした。
サウナ室内はリノベーションされており清潔でよい印象。
オリンピアの一般的なサウナストーブの横にHARVIAのストーブ(ロウリュ用?)が設置されており、セルフロウリュも可能となっている。
これがまたカンカンに熱せられており、心地よいロウリュ音を楽しむことができる。
五感を刺激するサウナっていいサウナだよなぁ・・・
サウナ室が広いからか、ちょうどよい蒸し具合になるまでには数杯のロウリュが必要な点は注意されたい。
テレビではタイタニック特集。船が沈むタイミングで限界を迎え、キンキンに冷えた水風呂へ(体感8℃くらい)
タイタニックとともに沈んだ乗客の気持ちが頭をよぎる。
ふらふらになりながら休憩スペースへ。
真冬はー20℃まで冷え込む北見では、室内にしっかりした休憩スペースがある施設は貴重だ。
インフィニティチェアに倒れこみ、独身の頃の暮らしを思い返す。
ああ・・・今の暮らしには満足しているが、あれはあれで楽しかったな・・・・
走馬灯のように十勝時代の情景が蘇る。
インデアンカレー、やよいの湯、ひまわり温泉、水光園・・・・
気づけば意識は宇宙へ飛んでいた。
久々の「整い」だ。こんなに気持ちよかったかな・・・・
ああ、あと30分でよき夫に戻らなければ・・・
ああ、あと20分で、、、
ああ、、
オープンしてくれてありがとう。また来ます。
男
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