油そばの逆襲

私は道内出身で、道内の著名な温泉は渡り歩いてきました。今年の7月に東京へ旅行することになり、サウナに詳しい先輩に東京のおすすめを聞いたとき、ここを紹介されました。
ここのサウナ、いや施設の魅力を書き切るには余白があまりにも少ないほどに、素晴らしい場所でした。ぼくの経験を覆すほどの衝撃を受けたのを覚えています。
そんな中、10月にも東京へ遊びに行くことに決まり、真っ先に予約したお店はここでした。
当施設への到着は21時でしたが、アウフグースはてっぺんまで開催しているので無事アウフグース2回、ケロサウナ・薪サウナそれぞれ2回の計6回キメました。それぞれの内装はとても綺麗で、温度も高く最高。さらにアウフグースは気さくなスタッフさんのイカつい熱波にもはや感動すら覚えました。また、サ室の前にはひえっ冷えのレモン・みかん水がありサウナの温かさとは別ベクトルの施設の温かさを感じれます。そして他の施設ではあまり馴染みのない、薪サウナ。これはそのまま薪を目の前で燃やしており、身体が芯から温まれるので初見の方は是非入っていただきたいですね。
そして水風呂3つに不感の湯もあり冷々交代浴もあるため水風呂好きにはたまりませんし、水風呂に苦手意識がある方でも挑戦しやすいのではないのでしょうか。
9階にはフルフラットのととのいチェアや、半開きの窓の前に置かれたととのいチェアに座り、都会の喧騒を耳に流しながらととのえます。10階にはフルフラットのととのいチェアがあり、高層階へ吹き付ける都会の風は田舎者の私には酷く染み、新鮮でした。少し冷えたら露天のジャグジー、隣にある温めの湯（恐らく38度前後）で自律神経を揺すり、宙に浮いたようにリラックス出来ました。この1連を6週ほどすると、あっというまにラストのアウフグース（0時）に近づきました（シンプルにてっぺんまでアウフグースやってるの凄い、さすが東京）。その時間は6人ほどしか観客はいませんでしたが、しっかり丁寧にアウフグースしてくださいました。その満足感のまま再びととのい、夜食のLOに近づいているため（1時30分）急いで身体を洗い浴室を後にしました。
夜食は8階、綺麗な食堂でカレーを注文。時間も相まってたまらなかったです（あと店員さんみんな綺麗）。そして満足感に包まれ寝室へ。カプセルの中はほんとに快適で気づいたら寝入ってました。4時間程度寝て、朝もアウフグース（7時）を受けました。都会の空は存外綺麗で心が浄化されながらととのっていました。
朝ごはんはバカうまい油が乗った鮭で大優勝。朝から気分がいい。
ここはいうなれば「サウナーのあったらいいなを詰め込んだ夢の空間」と言ったところでしょうか。絶対また行きます。

ある日、当アプリを見していると、幼少期（小学生低学年）まで過ごした家の近所にあった銭湯を偶然発見。写真も記憶の中に残っていたままで、とても懐かしく気づけば足を運んでいました。
アクセスは地下鉄 元町駅から徒歩15分ほど。温泉までの道中の公園や施設は幼少期を懐古させました。当施設の外観も、街並みや公園、私が住んできた家も変わらずで、どこか安心しました。
いざ中へ入ると、昔ながらの銭湯でありながら内装は綺麗で、平日でありながら混んでいて地元民に愛されてる銭湯と印象を受けました。
温泉の種類は室内には主浴槽、ジェット＆電気風呂、水風呂の3種、露天風呂は炭酸泉と薬湯？のようなものの2種。
掛け湯をし、身体を洗いいざ入浴。
主浴槽は程よい広さで温度も適温。5分程度浸かった後、我慢できず気づけばサウナハットとマットを持っていました。高鳴る気持ちを抑えきれずいざサウナへ。
ドライサウナ（遠赤外線）で温度は約90℃。テレビも着いており温度も適温で心地よく、気づけば5分程度経過し、程よい発汗が得られたので退室。水風呂はかなり冷たく（およそ15℃以下？）1分ほどでギブアップ。
露天風呂へ向かうと、ととのい椅子（リクライニング可）が4脚。お湯をかけ早速座り、背中を倒します。
その時間帯は晴天でありながら、22℃前後とやや涼しく、ぬるい風が肌を撫でます。目を閉じるとあの感覚がやってきてマクロコスモスを感じます。そこから少し記憶が飛び目を開けると満点の青空。幼少期を思い出しながら空を眺めてる時間はとても有意義に感じられ、時間があっという間に流れていきます。途中、鳥肌が立つ事で体からのアラートを受信したため即座に露天風呂へ。
露天風呂は前述の通り、2種類ありますが薬湯の方が温度高めで冷めた身体もものの2、3分で温まります。露天風呂の屋根から覗く青空も映えました。
これをあと5回ほど繰り返し、3時間が経過した時点で退出。ロウリュやアウフグースが無い分、あまみは出ず、ガンギマリまで至りませんでしたが、幼少期バイアスも相まって多幸感を感じながら浴室を後にしました。
さてここらはお約束のコーヒー牛乳とアイスクリーム。280円とお手頃価格でありながら程よい甘みで文句なし。
その後、近くで晩飯を済ませようとGoogleマップで「ラーメン」と検索すると近くに山岡家を発見。しかし、せっかくここまで来てチェーン店は...と考えてるうちに券売機の前のに立っていました。その間の記憶はあまりありませんが、気がつけば手にオロポとカツカレーの食券が握られていました。笑
カツカレーはカツの厚みがしっかりしていながら、歯切れも良くカレールーも濃厚で非常に美味しかったです。
また来たいです。

カツカレー

カツは肉が厚いのに歯切れがよい。ルーは濃厚でたまりません。ボリュームも充分で950円と嬉しいお値段。