Y

2024.08.09

1回目の訪問

フィンランド一人旅にて最も衝撃的かつ、最も良かったサウナ。本当にすごかった…フィンランドに行く理由の一つはsompa saunaに行きたかったから。

前日のkotiharjun saunaで知り合ったインドネシア人と駅で待ち合わせ、バスを乗り継いで到着。工場地帯みたいなところを5分ほど歩くとキリンがお出迎え。早速真っ裸の人たちがウロウロしてるのが見えた。すごい、異世界に来た気分。
郷に入っては郷に従えということで真っ裸になった。(水着と裸50-50くらい)なんだかソワソワして変な感じ。

ここには3つのサウナ小屋があった。内一つは修理中、屋根に登って作業していた。完全セルフ、Donation or Working(寄付か働く)をすることで入ることができるらしい。早速裸で薪割り、フィンランド人にやり方を教えもらって見よう見まねで働いた。

割った薪を小屋前に運んだらようやくサウナ。
右側の小屋には大きな窓が付いていてバルト海を一望できる。アルコールを片手に語りながらガンガンロウリュ。あっつい!でもなんだか心地いい。

左側の小屋は少し小さめ。窓もなくロウリュすると一気に温度が上がる、体感110〜くらい、右側が途中調子が悪くなったのか左側のみ稼働しているときは列に並んで1人ずつ入った。足や体が触れるくらい詰めて入ったがそんなこと気にならないくらいみんなサウナを楽しんでいた。

最も熱い中央の小屋は帰り間際に直ったと聞いたので速攻入った。熱い…熱すぎる!小屋のヌシが10秒に一回ロウリュ、温度計は130°。10秒ほどで1人退出、自分も1分も入れなくて飛び出すように外へ、周りが笑いながらよく入ったと褒めてくれた。ヌシは1人で入り続けてた。

十分過ぎるほど身体を熱くしたらいよいよバルト海にダイブ!芯から熱くなっていた身体が徐々に冷めていくのがわかる。お世辞にも綺麗とは言えないバルト海は足がつかなくて少し怖い。それでも興奮の方が勝っていて頭まで一気に潜って泳いだ。気持ち良すぎる。

手作り感満載のベンチで外気浴、これが最高に良かった。広がるバルト海を見ながら風にあたる、裸の人が目の前でビールを飲んで歌っている、水着姿の男女がピアノを弾いて笑っている、飼い主の後を追いかけるように大型犬が海で泳いでいる、心の底から自由だと思った。
人種も性別も関係ない。ここより設備の整ったサウナはいくらでもあるが、ここより自由なサウナは絶対にない。自分が裸なことも気づけば気にならなくなっていた。全部で6セットもした。

直前まで行くか迷っていたけど、勇気を出して良かった。言葉がわからなくても、自由を感じさせてくれるこの旅1番のサウナでした。

YさんのSompasaunaのサ活写真
YさんのSompasaunaのサ活写真
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