笑がおの湯 松戸矢切店
温浴施設 - 千葉県 松戸市
温浴施設 - 千葉県 松戸市
いわゆる、ただのファミリー温泉だ。オーディエンスは、ほぼ地元民だし、冷水だっていたって普通。サウナこだわりのローリューなんかあるわけない。
ただし、一回760円。しかも郊外の特性を活かした平屋造りである。もともとファミリー温泉なので、大浴場もあれば露天風呂もある。露天で仰向けになれば、満天の星空だ。
それは違う?分かるよ。そりゃあ、サウナといえば都会のオアシス的なビル仕立ての中に咲く、俺たちの花園だと。
仕事に疲れ、人間関係につかれ、この真っ暗な日常が、サウナに、行ったときでも、蛍光灯のなか続いた。と、思えば、その暗闇を、冷水がすべてフラットにしてくれる。
サウナに自然など関係ないのだと。むしろ暗いぐらいがちょうど良いのだと。それがサウナであるのだと。分かるよ、とても分かる。僕は、それを否定しない。むしろ、肯定する。
ただ僕は気付いたんだ。サウナは音楽だと。ダウナーなときにはボブディランを聴けば良いし、ハッピーな時にはマイリトルラバーを口ずさめばよい。歌詞は所々間違っててハミングを加えたらなおベター。ハーウメニーローズ、、フンフーン、ウォークダーンてきな。
都心のビル街のオアシスにて、少しの自己否定と未来への希望とともに嗜むサウナ。郊外のファミリー温泉スタイルで、何も考えず、無心で、マイリトルラバーを口ずさみながら嗜むサウナ。いずれも自己の英知を育む場所としては同じではないか。
私は、いずれの場所も、大事にしたいと思って生きたい。
笑顔の湯。
ああ、これ以上のネーミングがあろうか、いや、ない。行けば分かる。皆笑顔だ。
特質すべき点は二つ。
京成矢切駅から徒歩30秒。長い長いエスカレーターを登ると、そこは桃源郷。
もう一つは、蕎麦。10割蕎麦だ。
店の石で引いた蕎麦は、蕎麦本来の味と燻した香りがたまらない。やや値がはってもエスプレッソを求める方なら、その香りに気づくであろう。
逆に改善すべき点、というか、これは自分の価値観にはなるのだか、地元に愛されている店らしく、皆リラックスしている。リラックスしすぎている。そのため多くの人が、露天でノーガードで寝ている。ノータオルだ。
視界にキ○タマがより多く映ること。これは価値観が分かれるところであろう。
男
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