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ザ・センチュリオンサウナ札幌

カプセルホテル - 北海道札幌市

サいとう

2024.04.20

1回目の訪問

全国の名サウナを経験して並のレベルでは快感を得れなくなってしまった私は新施設に一縷の望みを抱いて訪れた。
全体的に館内が薄暗く高級感が漂う。浴室も薄暗く好きなタイプだ。しかし足元はかなり滑りやすい。要注意だ。

さて、ここのサウナ室では私は快楽を得られるのか？そう考えながらサウナ室に入った瞬間、2台のストーブと強烈な木の香りが視覚と嗅覚を奪った。サウナ室中央あたりに鎮座する御神木から溢れる木の香りはまだフレッシュな若干のスパイシーさを醸し出しながらも優しい香り、2台のストーブはまるでブロディとハンセン、あんな豪華なサウナ室があっていいのか。そこで受けるアウフグースの熱は私の汗腺をバグらせ私の体を内部まで焼き、ウェルダン仕上げになった。

出てすぐ正面と横に2つの水風呂、シングルの水風呂にはゆらっくすのマッドマックスボタンのようなボタンがあったが初日から故障とのこと。しかしバケツが置いてあるので頭からドサーっと7℃台の水を浴び水風呂に入る。どんな名施設でもシングルの水風呂は10秒も入れば充分だが破壊された私の体はそう簡単に冷えない、よくある15℃くらいの水風呂の感覚でシングルに入れてしまう。

さて浴室には曲線を描いた寝れる椅子にダックチェア、なんと露天風呂がありそこにもダックチェアを発見、そう外気浴ができるのだ。しかも露天風呂に出る通路に自販機があり、なんとリストバンドのバーコードで買える。神戸サウナの浴室に飲料があって購入者はリストに名前と番号を書いて飲料を買うというシステムに感動したことがあったがそれを余裕で超えてきた。外気浴では寒暖差で爆煙の湯煙が非日常を演出する。

久しぶりにぶっ飛ばしてもらいました。心臓の鼓動がドクンドクンと鳴るたびに喉からコポコポという謎の音が鳴るぐらいポンプをフル回転させて全身に血が巡った。きっとこのサウナがあれば血栓が詰まっても開通する気がする。
いろいろ館内見てみようと思いましたがもうサウナで全ての機能が停止した私の体はカプセル内で泥のように眠った。またの機会に食事とか楽しんでみよう。

もし自分が初心者だったら地獄だったかもしれない。超高温と超低音のギャップを楽しめなかっただろう。しかし感覚がマヒして並の刺激では反応しなくなったサウナゾンビたちの駆け込み寺としてはこれ以上ないんじゃないかというくらいの施設。
これはとんでもないものができたな。宿泊するときにいつも行ってたリ⚪︎レにはもう戻れないかも。