サウナの梅湯
銭湯 - 京都府 京都市
銭湯 - 京都府 京都市
名店と言われる梅湯さんにお初。
京都の銭湯サウナ文化はなかなかのもの。
それはこの山城国葛野という地の地下には、
膨大な天然水が眠っていて、
それが最高の水風呂を生み出しているから、
余所者にとっては洛中全てが聖地となる。
つまり、サウナ室が唾棄すべきもの、
というレベルでさえなければ、
大抵は良いサウナとなる。
そういう意味で、この梅湯で、
今日は京都の銭湯サウナの標準、
というものを見た気がする。
あくまでも450円の銭湯であり、
サウナーとは言えない店主がしている、
それがこの梅湯なのである。
だから、一般にサウナ業界で期待されるような、
目を引くような名店を期待してはいけない。
要するに、不快感がないように、
最大限の注意は払われているが、
(例えば香りとか)
殊更にサウナーを喜ばせようとはしていない、
そんな店がなぜか名店なのである。
おそらくサウナ施設としてのスペックは、
五香湯の方が高いだろうし、
サウナーは満足すると思う。
しかし、名店であり続けているのは、
そんな感じはしないのにさりげなく110℃超え
という温度のためではない。
確かに適切で絶妙な湿度で、
居心地の良いサウナ室であることは確かだ。
思い出すのである、
京都の大学生だった頃を。
(筆者が京都で学生していたことはないw)
そんな懐かしさがでっち上げられるほど、
青春の息吹がノスタルジーを刺激する。
(周りはおっさんと爺さんしかいないのに!)
そういう意味で、
ここは象徴的な京都銭湯サウナなのである。
なるほど、渋い名店だ。
ちなみに、時間がなくて、
1セットしかしていない。
それでも十分なあまみが出た。
1時間程度でお願い、と書かれているが、
これもまた普通なら無理な相談だ。
3セットととのうのに、時間が足りない。
まあ、風呂場でダラダラするな、
という意味に捉えておこう。
歩いた距離 1km
男
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