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梵智惇聲

2022.01.16

51回目の訪問

人は感動する生き物である。

音楽家である私もよく感動するが、
私は芸術を感じた時、感動する。

芸術という言葉に抵抗感を示す人もいる。
お高く止まって庶民を見下すもの、
そう芸術を定義しているのではないか、
と感じてしまうほど、
芸術という言葉を聞いた途端、
火がついてしまう人も世の中にはいるのだ。

しかし、私は言いたい。
感動出来るもの、感動そのもの、
それらを芸術というのだ、と。

その芸術を、確かに持っているのが、
お鮭ちゃん、鮭山未菜美だと私は思う。
彼女は確かに舞台人なのだ。
1セットのアウフグースを、
ちゃんと1幕物の作品として作り上げている。

師匠の箸休めさとしさんも、
舞台人としてアウフグースを作るが、
元来がお笑い畑だけに笑いの1幕を作る。
鮭ちゃんはそれとは違った感性で、
ストーリーのあるバレエやダンスを観るように、
このアウフグースを目の当たりにし、
味覚以外の感覚を総動員させられて、
感動の渦に巻き込んでいくのである。

素晴らしいアウフグースはいくつもある。
しかし、ここでは主観的なことを言う。

私は鮭ちゃんのアウフグースが好きだ。
前回、昨年3月に大東洋で受けた記録が、
下記であり、感銘を受けている。

https://sauna-ikitai.com/saunners/37816/posts/888667

しかし、今日はさらに深まった。
あれ以来、プロギーサーの風を何人も受け、
少しは見識も深めた上で言う。
鮭ちゃんのアウフグースには、
自ら企画したリサイタルも開催する、
舞台人ぼんちとして惚れている。
確かに私は涙を流した。

鮭ちゃんの風をなにけんで受けたくて、
あえてアムザに来た時も行かなかった。
その念願を果たせて感無量である。
敬意を表して、男性1回目を先頭で入室した。

末筆ながら、15時のSMSのバケツに、
絶妙な分量でヴィヒタアロマを調合してくれた、
世界観さんにも心からの感謝と称賛を捧げる。
この香りが嗅ぎたかったんだ！

（写真、お借りしています。）