綱島源泉 湯けむりの庄
温浴施設 - 神奈川県 横浜市
温浴施設 - 神奈川県 横浜市
サウナイキタイ、初めての投稿。
昔から「なんで風呂屋に水風呂があるの?しかもプールより冷たい!」とそばにある扉を無視して、源泉掛け流し湯のみで温まってきた。そんな私がついに昨日、ソロサウナに出かけた。
サウナにハマったきっかけは主人だ。
休みが合わない夫婦にとって、日が暮れてからのデートは超貴重。たいてい居酒屋とかカラオケとか外食に明け暮れていたけれど、主人は風呂屋の看板を見ると悲しそうな顔をした。その当時、私はサウナはそれほど好きじゃなかったけれど、温泉は好きだった。「オフロイキタイ」のノリでついて行ったホームサウナで、以前から少し存在を知っているその空間に、初めて足を踏み入れた。
サウナビギナーにとって、サウナはまず我慢大会だ。3分経ったら出ようと、周囲のサウナーたちの真似をして座る。おしりが熱い!ふと隣を見るとビート板を敷いている。なるほど、ビート板はあらゆる場面で人を助ける。2分45秒くらいを3分と見積もってサウナを出る。水風呂の淵に置いてある桶で水をすくい、一呼吸置いて、膝にかけた。もう無理。寒い。でも顔は熱っているからお湯には入りたくない。だから「サ道」で例の3トリオがただ座ってるアレをしに外へ出た。布ばりのビーチベッドに寝っ転がって、全身の力を抜く。1分ほど経った頃、肌の熱が外気と中和して心地良くなる瞬間が訪れた。これは主人がハマる気持ちもわかる。
それから主人に買ってもらったサウナハットを片手に、サウナ通いが始まった。3分我慢大会は6分、9分と成長し、水風呂は膝、腰、肩、全身と範囲が広がった。
このところ、風呂のそばで裸でいる時間が伸びた。
この心地よさには、サウナ以外にも確実にたくさんの要因がある。
施設の清潔さ、スタッフの礼儀正しさ、風呂桶や椅子をちゃんと綺麗に元通りにするマナーの良い客。
普段、服やスマホでカモフラージュされている生き物が、少し心許ない仕草で湯気の道を往く。ここはメタモルフォーゼの秘密基地である。
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