すすきの天然温泉 湯香郷
温浴施設 - 北海道 札幌市
温浴施設 - 北海道 札幌市
北海道最大の繁華街すすきののど真ん中に位置するジャスマックプラザホテルに併設する、「すすきの天然温泉湯香郷」
地下800mの自家源泉が、旅客のみならず地元民にも愛され続ける温泉施設である。
この日も着物姿の上品な女将よりロッカーキーを受け取り高速脱衣(扉を開けてから30秒で服を脱ぎ鍵を閉める秘技)を炸裂させ、浴室へ向かう、アカスリコーナーを横目にまずはお清めの儀を済ませてジャグジーにて下茹での儀。
このジャグジーの泡たるやきめ細かく、永遠と浸かっていられるほど湯温もぬるめで心地良い。
下茹でを済ませ、サ室へ、テレビのボリュームやや高めの中、先約6人、85℃設定のウェットタイプのせいか皆じっくりと時間をかけて入浴している。
普段1セット目は深追いしないが先人に習い今日はじっくりをテーマに掲げ12分きっちりと蒸された後水風呂へ向かった。
漆黒の浴槽から常時溢れだす水風呂には温度表示がない。
おそらく15℃〜18℃であろうか、底からは冷たい追い水が吹き出し水温をキープしている。
何を隠そう私の人生初水風呂はここである。
サ活という言葉がこの世に存在しない時代、まさかサウナにハマるとは夢にも思わない頃、すすきの帰りの酔い覚ましで利用した際に、唇を紫にしながら声を振るわせて入ったのがこの水風呂である。
今ではお気に入り水風呂の一つとなった。
25年以上経った今でも入るたびに若気の至りを思い出させてくれる。
3セット目、テレビで地震速報が流れた、宮崎県での地震だ。
被災された方々には申し訳ないが、同じ日本にいながら私はこうしてサウナを楽しんでいる・・なんともいたたまれない気持ちになった。
明日は我が身。
いつ何時襲ってくるかわからない災害に対して日頃からの備えと心構えを今一度考えながら帰路についた。
男
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