スパ・アルプス
カプセルホテル - 富山県 富山市
カプセルホテル - 富山県 富山市
某大企業のSトリーの商品でお馴染み、宇多田ヒカルさんを効果的に表現してる有能なCMをふと思い出した私は「アルプスの天然水を身体で飲みたい!」とサウナーなら必ず通る水への深い情念と渇望を持ってして「飲める水風呂」を心に宿していた今日この頃です。
今日は偶然デートで金沢を訪れていました。今までの人生で北陸に行った事がなかったのです。兼六園に咲き乱れる素晴らしい桜を見て万感の春を満喫した私は「心が満たされ、暖かい陽気で汗をかいたのでサウナに行くしかない!」とサウナ友人の助言「富山に飲める水風呂を持つサウナがある、行くのだ、行けばわかる」を想起させたのです。そうとなれば行動力なら下弦の鬼の私は隣県くらいならば散歩のように行っちゃうのです。
たどり着くは立山連峰なのかよく分からないですが、雪山に囲まれ、日本海がすぐ近くにある中々見ない素敵なロケーションの建屋であります。
あらゆるサウナに通うと分かる「建物を見るだけでととのう予感しかしない」というエマージェンシーサインがあるのです。サウナ的天衣無縫の極みみたいなアレです。「その熱量、消えるよ(サウナの王子様 越前サウナ)」
建屋内は某健康センターを彷彿とするおじさんのアイランド感に溢れ、休憩どころには麻雀ルームにスロットまである仕様、入館料も男女で異なる珍しい仕様です。
颯爽と浴室に繰り出し、目に入る水風呂に軽くととのってしまいましたが、身を清めてサ室に飛び込みました。
湿度のある優しい温度設定、それでいて物足りなさはなく汗がじわりと出てくる気持ちいい雰囲気です。
身体が水を飲みたいと告げる瞬間が来て、夢にまで見たアルプスの天然水に私の身体は溶け込んだのです。
浸透圧的に身体が膨れたんじゃないかと思う程に水と身体が調和し、身体が勝手に宇多田ヒカルさんの曲を奏でたのです。なんで?
水を冷たいと感じる反応を超える親和性の高さに体も口もその水をひたすら取り込んでいたのです。この辺ほんとに記憶ないんよ。
ロウリュもあり、2回戦目はしこたま熱を蓄えて迎える水風呂は新世界の入り口、ドヴォルザークもびっくりなサウナーよ水の望みのととのいよとバッハの気持ちになって心の中にあのクラシックが流れ出す始末です。外気浴の最中はベートーヴェンの「歓喜の歌」が流れてました。
ベテラン向けと思いきや、サウナをまだ知らない初心者に優しい感じで新しいサウナの扉を開き、基礎を叩き直そうと思える気持ちいいサウナでした。結果恍惚がすごくて3時間入ってたもん😊
土曜日、駐車場にたくさん車があるにも関わらず、サ室、水風呂、外気浴の人数バランスがとても秀逸で、余計な思考を破棄してととのう事に集中できたのも大きいです。
男
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