しろくま

2021.03.30

50回目の訪問

今宵もととのいの門戸はガバガバな様相を示しており、無限椅子に横たわって目に映る景色は光が揺らめくチラリズムな露天エリア、深い夜の息吹でありました。
年度の締めの時期で仕事も忙しないと思いきや、のほほんと定時で上がってウキウキるんるん気分でサウナに突撃すればととのうととのう。春の魔法なのか、気候の良さも相まってとにかく外気浴の時間はぐわんぐわんになりやすいです。水風呂も先月より格段に気持ちよく感じるものです。身体は季節を無意識に受け止めて順応するように、サウナに入ると日々身体の季節変化を感じ取れるものです。
花粉の野郎による体内汚染も故郷の1/100程しかないように思え、こっちに来てから春が大好きになったのはいうまでもありません。マジで故郷にいた頃はほんと春苦手だった🙄
このご時世になってからというもの、毎日体温を測定するのですが、年がら年中36.3度ばかりで逆に不安になるのです。サウナ通い出してから思うのは、サ室にいる時はマジで37.5度くらいあってもおかしくないのに、朝起きて体温を測ると常に36.3度なのです。
受付でも非接触の体温計での測定をするのですが、ほんと36.3度なんですよね…ぐぬぬ…
サウナに通ってるから36.8度くらいになってもいいような気がするのですが、逆にサウナによって恒温動物としての本能に火がついて安定した体温になったんだなと思い込むようにしております。
日頃のストレスがびっくりするほどなさすぎて、体温計の数字に無理矢理ストレスを抱こうとする程に私は狂ってきております。まあええか😆
外気浴の最中、近くにいた青年の会話に耳を傾けたら「女子って銭湯行かないよね、みんな岩盤浴行ってるんだよな〜」と言っていたのです。
私はその言葉に電撃というか世界がひっくり返ったようなととのいを得たのです。
「そうだ、言われてみれば確かにサウナで女性を見たことがねぇ!なんでや!」とフィンランドでは混浴でサウナを楽しむのに、この国の自然の理で男女別なのはなんでだ!と日頃よりモヤモヤしていた不可思議な情念が青年のヴァイスによって私の心臓の鼓動を更に早めたのです。
混蒸という桃源郷のような概念がこの国のどこに存在するか、私はまた世界の広さと深さを感じながら今宵もととのったのです。
私みたいなのがいるからそういう混蒸な事はないんだろうな、だって絶対に集中できないもん🤔

  • サウナ温度 95℃
  • 水風呂温度 16.7℃
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