しろくま

2021.03.21

1回目の訪問

「薬湯、天然温泉、電気風呂、熱湯にぬる湯、そして天然水の水風呂、ミストサウナに熱々サウナ、これらの設備を兼ね備えた地へ赴き、至極のととのいへの階段というかエレベーターに乗って明日から始まる邪悪な平日に立ち向かう英気を養おうじゃないか!」と朝ウナでテンション爆上がりになった私の感性が身勝手の極意を発動した模様ですので、そんな場所あるわきゃねぇっしょ…と思いつつも意識を取り戻した時には春日井におりました。
あらら!目の前にはズギュウウウゥウンッ!と、ととのう匂いがする温泉があったのです。
颯爽と今日初めてのサウナ感満載なホラ吹きボーイとして番台的な所にいる紳士にサウナ入りたい!と言ったら「券売機でサウナの券買ってね」と優しく宥められたのです。
そんな事では心が折れる訳がない私です。
ワクワクドキドキしながら浴室エリアに飛び込んであらまびっくり。1,2人用の浴槽が羅列されているのです。
茶色く濁るバイブラ付きな夢の薬湯、これなら八百万の神も「よきかな…」と300億稼ぐ映画の一場面を彷彿とさせるおでんを煮込むような色に私もお腹が空いたのです。
岐阜の某温泉から引っ張ってきてる肌がとぅるんとぅるんになる温泉も堪能し、さあ今日最後のサウナ(予定)で月曜は向けた花道をととのえてやろうと思い飛び込んだのです。またびっくりしましたよ。
80度と書いてあって「ふんふーん、よゆーよゆー」と油断しかなかった私は洗礼を受けたのです。
「し、湿度があるぞ、めっちゃ熱い!Fuuuuu!!」と不思議な程に汗がほとばしる熱さが襲いかかってきたのです。その瞬間に昭和系ストロングの風が見えたのであります。
10分頑張って天然水な水風呂を堪能する時には薬湯効果もあって、もはや身体がサウナストーブなんじゃないかと思うほどの熱を蓄えておりました。
水風呂が2種、めーっちゃちゅめたーいものと普通に冷たいものがあります。両方とも肌に溶け込む清き水であります。
外気浴じゃああ!と外に出て本当にびっくり、滝があるんですよ、マージで。
しかも女湯と壁1枚で隔てられててちっちゃいドアが付いているのです。アレが本当の夢の扉なんだと思いました。
滝壺には鯉が遊泳しており「私は鯉になりたい」と身体がフニャンフニャンになってる感覚でととのいました。
あの滝から奏でられる音のソノリティには私も夢の通り道は夢の国や東京駅京葉線乗り場までの動く歩道エリアじゃなく春日井にあったのだと錯覚する有様でした。
薬湯でピリピリする感覚、身体の水分を天然水に交換する程の熱量を誇るサウナ、エモーショナルな要素のどれもが私をきゅんきゅんさせました。
春日井は「かすがい」と読むそうですよ。

しろくまさんの春日井温泉のサ活写真

  • サウナ温度 84℃
  • 水風呂温度 15.4℃
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