しろくま

2021.03.11

39回目の訪問

今宵のととのい絶好日和を告げたのは仕事終わりの帰宅道でありました。
帰宅しながらサウナの計画、なんなら仕事中には天候を見定め、夜の気候を複数パターン妄想、至高の領域に向かうための構想を練り上げてる不束者であります。
田園風景を眺めつつひた歩く久石譲さんの「Summer」的な通勤路も風通しがよく冬場は地獄を見ておりました。それがもう今や心地よい風が吹き、季節情緒を確かめる素敵な風と思うようになりました。風を愛する事がととのいの次なる境地なのかもしれません。しらんがな。
サ室TVでは音楽特番が放映されており私も懐かしきメロディーに心を寄せてととのいへの栄光の架橋を渡っておりました。ちなみになんの音楽流れてたか忘れました。外気浴とはそういうものです。現実を忘れ、現実を受け止める相反する境地を知る唯一無二の無限椅子であります。
心と魂と精神を選択する程の絶大な洗浄能力を持つサウナであります。記憶を洗うなんて造作もない事です。
サウナ通い始めて1年経つと「去年はこんな雰囲気でととのってたなー!」と外気浴に季節情緒が宿り始めるのです。
やるしかないなんて口で言ってみても小さな想いじゃ毎日も刹那に吹き飛ばされますが、振り回されて過ごす毎日の中で何か1つでも少しずつ前に進もうという努力があるとその継続はある時に桜を咲かせるのであります。
水風呂なんて入れないと思ってても少しずつでいいから体に水をかける所から始めて水風呂にいる時間や、サ室にいる時間を徐々に伸ばしていくと、ある時に心にこれかああああ!という何某が宿るのと一緒です。やっぱり何言ってるか自分でもわからん。
んなサウナ持論はどうでもいいのです。それよりもうすぐホワイトデーであります。
この数年モヤモヤした白い日を送ってた私も遂に全力を費やす白い日が今年来るのです。段取りは既に万全であります。自分の誕生日プレゼントの比にならない程の情熱を叩き込めるくらい私は私自身をあまり気にしてねぇんだなと思いました。サウナのおかげであまり深く自分について考えずにフィーリングわっしょいって感じになりました。感覚は思考を凌駕する事が多すぎる今日この頃です。

  • サウナ温度 94℃
  • 水風呂温度 16.4℃
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