上尾天然温泉 日々喜の湯
温浴施設 - 埼玉県 上尾市
温浴施設 - 埼玉県 上尾市
今日もジムでサウナ3回分の汗をかいて、毎日来てる奴としてスタッフの人からバランスボールの極意を伝授してもらったり、常連の紳士から(にいちゃん、毎日いるけど暇なん?)という白い目で挨拶したりとハートフルこの上ない冷や汗をかいた後に上尾に行かなきゃならない呪いの元、国道16号を走り現実逃避しておりました。
私の髪質がサイヤ人に近いのもあり、髪が長くなると汗かいた時とストレスを浴びせられた時は逆立つ仕様です。せめて金髪になるとか異世界転生したようなスキルが欲しいものです。
この施設の木曜はサウナがいつもより5度アゲアゲとなっており、110度に迫るのです。
更には30分単位で爆撃機が来たようなオートロウリュによってサ室入場と共にマジでポケモンバトルで負けた時のような目の前が真っ白になって曇るのです。思わず所持金が半分になってないかと財布を見たいけどもサ室にいるので叶わない夢なのです。サ室の霧の中で朽ち果てて彷徨い、熱の中で一拍の永遠を愉しんでいたのです。(なんかカッコいい事言って決まった顔してる私)
サ室は蒸務取締役がいつもの取締役会を開いており、テレビに映る兵庫県のいざこざについてサ室の熱量と同じくらいの議論を交わしているのですが、このサ室がめちゃくちゃ熱いのもあって私の耳に届く前に熱で消える仕様です。恋すると周りが見えなくなるのと同じ系統です。私は未だにきゅんポーズ🫰を試みると無量空処が発動する指🤞になってしまうのです。厨二病の魂は百まで続くという諺があった気がしますので、私の将来は魂と同じく真っ黒に染まって深淵にいくのでしょう。深淵にいる私がこっそり助けてくれる事を願うばかりです。
水風呂は13度とすんばらしすぎるコンディションで真緑に染まったクーリッシュな入浴剤が投入されており、星が森へ帰るように私も前世のミドリムシの過去を思い出すのです。
露天エリアに繰り出し、21度の壺水風呂とサマーランド予行練習の樽から降り注がれる行水で心頭滅却し、サ室で受けた火もすぐさま涼しくなるものであります。
ととのいエリアは汎用椅子が7脚、横たわれるベンチが3脚あります。土日の大和田蒸務取締役との半沢直樹顔負けのやられたらやり返す倍返しな土下寝席取りゲームも平日昼間であれば中野渡ととのい頭取のような振る舞いでうぇいうぇいであります。
横たわった時の秋の天高くしろくま肥ゆる秋空と紅葉の揺らめく模様を眺めていたら心に薫風が靡くのです。
夏と違って永遠に外気浴を楽しめない感覚はまさしく冬への道標を感じます。外気浴で毎日変わりゆく季節の流れを感じて、己の拍動が穏やかになっていく様を心でギュッと抱きしめるのがサウナに対する恋なのかもしれません。
男
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