しろくま

2024.03.11

1回目の訪問

4年近くこの施設に足を運ぶ機会を伺っていた、宿命という縛りの元、今日遂にこの施設に足を運ぶ事に相成りました。
聞くところによると、サウナ界の東京ドーム、人の多さなら国内でも屈指、帝都の人がひっきりなしに足を運び、土日のそこは地獄絵図とも言われる程の悍ましい集客力と資本主義の暴威を持つとも噂される施設なのです。
そんな混みまくってるから平日に行ったほうがいいと言う情報ばかり聞いたら平日に遠慮なく自由に動ける今しかチャンスがないと思い、ついでに岩盤浴着姿の女性を目の保養としてととのいへのブラッシュアップライフに仕立て上げようという邪心すらも己の糧にする程にやつれた心はこのスパジャポに導かれたのであります。
駐車場に着いた時にその集客力に驚いたのです。
平日の昼間なのに駐車場パンパンじゃねぇかと。
絢爛豪華な羽衣を纏いし老若男女が施設内を闊歩しているのです。
それは新宿駅の朝方のスーツ闘争民族の行脚の如しであります。
館内は吹き抜けの開放感が存在するナウいヤングにウケそうな雰囲気、昭和や平成に取り残された歴史の練り消しとも言われる私もその時代の先駆けに心は宙を舞うのです。このだけ土日なのかな?
もはや浴室はどうすればたどり着けるのか案内板を見て頭が真っ白になるレベルの広さと複雑怪奇な迷宮を謎解きゲームのように乗り越えて私は浴室まで辿り着けたのです。10分かかったね。目の保養をし過ぎたようで浴室内に飛び込んだ時にはすでにととのっていたようであります。
そんな東京都のキャナルリゾートみたいなカオスな空間から逃れた私の眼前には10分に一度のオートロウリュの文字が見えたのです。どれだけ帝都の都下民族は熱を追い求め続けているのかと感嘆の意を持って広大なサ室で心の汗を流したのです。
大衆施設の熱さではない心地よい熱量に心は満たされたのです。
この施設の驚きはここからなのです。
水風呂が2つあり、1つは炭酸の水風呂と書いてあり私の中でキャナルリゾートで味わった屈辱が蘇ったのです。
2つのドラゴンボールがヒリヒリしまくってジェットコースターの急落下の時のアレの比較にならない刺激が私の矜持を叩き潰すアレであります。
早速その屈辱を体感したくて仕方ない私は16度の優しい水風呂をドスルーしたのです。
炭酸水風呂に12度台とは、正気の沙汰を感じられないそのひんやり感に堪らず私のドラゴンボールは火を噴いたのです。
外気浴もたくさんあり、春の想いを掲げるにふさわしい晴天に向けて拳を突き上げたくなったのです。空も飛べるような心持ちの中塩サウナも堪能してサ界の東京ドームに青春を捧げたのであります。
憂いも儚さも春の調味料なのだとこの施設の資本主義は私に現実を教えたのです。

  • サウナ温度 80℃,102℃
  • 水風呂温度 12.7℃
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