しろくま

2022.05.02

1回目の訪問

歩いてサウナ

富士急に行こうと思っていたのに、いつの間にかサウナを堪能している事は誰しもが1度は経験している事でしょう。私にもその経験が宿ったのです。
ふと河口湖を知人のドライブで同伴していた所、突然にラブストーリーは始まったのです。チュクチュクチューン♪
この施設が前面に押し出すエステとは立体交差点のように今まで遭遇したことのない私でしたが「セルフロウリュウ」という字面を見た瞬間に「サウナエステサイッコー!ひゃっほぅ!」とすぐ掌を返したのです。
高級感あふれる佇まい、河口湖周辺、これは暴力的な価格設定が容易に想像できるかと思いきや、まさかのタオル館内着付きで1500円だったのです。もうこの時点でエステの道に誘われておりました。
最速浴室に入ったと同時に足元に富士の何某を感じる冷水が脚を流したのです。この水は分かっている者の恩恵をもたらしているサウナーが追い続けているその水だと。
迅る気持ちを抑えきれてない私は瞬間洗体を済ませた刹那に無我の境地に達するようにサ室に駆け込んでいたのです。
サ室を見てびっくり、そこには階段とテレビはあるあるなのですが、扉入って右手に得体の知れない巨大なサウナストーブが鎮座しているのです。この時点でロウリュ!ロウリュ!Fuuuuu!!となってましたが、とりあえずは蕎麦も最初はつけ汁なしで食べるのが礼儀のように、その場の通常の空気感を楽しむ大人すぎる私の奇跡が発動されたのです。
3段構えの最上段に腰掛けることに成功して私の日頃の行いの良さはサ室の温度計に刻まれた100度の指標と具現化されていたのです。
武田信玄もびっくりしてそうな風林火山の極地がここにあるような気がしないでもない甲斐の導きを心で抱いて汗をガンガン流したのです。ロウリュなしでこの熱量はマジで戦慄迷宮であります。富士急の事などもう頭の片隅にもない私は続いて水風呂に身を投じたのです。
やんべぇ、このひんやり感と体の芯まで瞬間冷却してくるような浸透圧、私の中はまだまだ汚れが多すぎた事を可憐な水は洗礼を叩き込んでくれたのです。
外気浴に赴く足取りは千鳥、扉を開け、新緑の彼方に向かう私の意志はアジアンテイストなチェアーが包み込んでくれたのです。
すんばらすぃ森の息吹が流れ込む中に素っ裸で横になって過去と今を繋げる所作に勤しめる贅沢を1500円で満喫できるのは安い!と頭の中のサウナ資本は暴発寸前なのです。
2回戦目はもうロウリュせずにはいられない圧倒的欲望にまみれた美の真反対を行く悪魔の道に繰り出したのです。ロウリュの降り注がれる熱量に身も心も富士山の遥か高みへ向かうのは至極当然のことなのです。
店名より先行する個人名の圧力を思い知ったのです。

歩いた距離 0.1km

  • サウナ温度 100℃
  • 水風呂温度 13.5℃
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