しろくま

2021.09.26

8回目の訪問

歩いてサウナ

今宵はととのい畳で夜空にととのいたいというこの国の紳士淑女なら大体抱えた事のある概念を糧に、夜空に流れる送電線に熱い思いを抱きととのいの狼煙を上げたのです。
今日は年に数回あるかどうかの「はじめましての人に会う」という、本来日曜の午後に訪れてはならない試練かつ精神的に何が起こるかわからないパルプンテイベントが控えていたのです。そんなイベントを乗り越えた私の休日の徒労は底知れないものがあったのです。人見知りです😆
帰途につく時の私のハンドルを握る手は震える程でありました。とにかく人見知り爆発してんな🤔
そんな私の心の拠り所はサウナしかなかったのであります。
しかしながらこの現代社会は世知辛いものであります。この地域に広がる温浴施設は8時に暗黒の世界に切り替わるものであります。
そんな中、私のシックスセンスがここは8時以降も頑張ってる、光を灯し、平日に向かう勇敢な戦士のその導きとなろうという脳内に呼応するメッセージを受け取った瞬間にハンドルを握る手から震えが去ったのです。
ととのい畳に横になるその瞬間を夢見て最後の力を振り絞り岐阜の超大動脈国道21号を突き進んだのであります。流石は岐阜の大動脈、その車の行く様はまさに堅守速攻なのであります。信号のすべてのリズムを把握し、スピードを保ちつつ他の車の挙動をすべて瞬時に見極めなければならない選ばれし者の道に私のような若輩者が入り込むと途端にその場所は時が加速するのです。国道という高速道路を切り抜けてこの施設に逃げ込んだらアラマびっくり、光が宿り車がたくさん停まっていたのです。
この施設に飛び込んでもびっくり、迷える若者が集いに集っているのです。やはり銭湯民族はこの地に集結する運命なのか、そうだここは愛知の飛び地なのかも知らなかったのだ、その現実を踏みしめ、己の過去の屍を乗り越えていくようにサ室に救いを求めるようにして誘われたのです。
サ室もまた混雑しており、多くの若者がおしゃべりに花を咲かせておりました。まあこの時間だもんな、ワクチン2回打った状態じゃなきゃ結構ストレスだったかも🤔
夜分遅くの大衆温浴施設はこういうものという植え付けられた基礎法則を体に染み込ませ、ついでにサ室の熱量もたらふく体に詰め込んだのです。
翌日は仕事を控える身分、長い時間をその場で過ごす事は叶いませんでしたが、ととのい畳にはサウナの魔物が宿っているようで、自然と己の身体から重力を奪っていったのです。
身も心にも重くのしかかった疲労感はととのい畳が奪い去り、私は思わず金華山の頂まで登ったような心持ちがしたのです。
他の多種多様な温泉を無視してサウナに投じた時間の後、私に平日を戦う気力が蘇ったのです。

歩いた距離 0.1km

  • サウナ温度 80℃
  • 水風呂温度 15.4℃
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