Smart Stay SHIZUKU 上野駅前
カプセルホテル - 東京都 台東区
カプセルホテル - 東京都 台東区
羽のある いいわけほどは あひる飛ぶ
それは京成上野駅前にある「誹風柳多留発祥の地」記念句碑に刻まれた江戸時代中期の川柳作者、呉陵軒可有(ごりょうけんあるべし)の川柳。
アヒルは真鴨を改良品種した鳥で家畜化された為に飛ぶ必要もなく、親も飛ばなきゃ子も飛ばないわけで、よほどの緊急事態でもなければ飛ぼうとも思わないのだろう。
アヒルを一日中眺めてアヒルの気持ちになった事はないので飛びたいかどうかなんて知るよしもない。
どこかの池の前で待ち合わせ相手から遅れる連絡を受けるも周りにも何もなく強制待ちぼうけ状態にされて目の前の池でアヒルがパシャパシャと泳いでいたら少し観察してもいい。あと中華料理屋に北京ダックがあれば食べる。それが僕の中のアヒルの印象。
金色に塗られたアヒル像と記念句碑から歩いて2分。Smart Stay SHIZUKU 上野駅前へ到着。(12/4 22:30 入館)
余裕で自宅に帰れる時間だけれど今週は疲れたのでサウナに入ってすぐ寝たい。そして今はGOTO泊が安い。受付で前泊地「自宅」次の目的地「自宅」と書いて靴箱のカギを渡そうとするとカギは自分で持っていてくださいと言われた直後、靴箱のカギはお持ちですか?と若干慌てる受付のお姉さんから館内説明をお聞きしてリストバンドを受取り入館。3階カプセル内のロッカーへ荷物をしまい館内着に着替えて浴場へ。
右手に洗い場、正面に白湯、左手に水風呂、サ室とコンパクト&ミニマムなつくり。体を洗おうかと洗い場へ行くと背中合わせに並んだ2列の洗い場はギュウと混みあい隣や後ろからシャワーの流れ弾が飛んでくる。こちらのシャワーもかかってそうだし流しあいかな?三助サービスはこれじゃないねとそそくさ洗って退散。
白湯で余熱しビート板片手にサ室へ入るとこれまた満員御礼。そう今日は金曜日、決戦は金曜日。戦地に赴くセンチメンタル野郎ばかり。サ室が空くのを見計ってサ室へ入る。
サ室はコンパクトなL字2段、定員5名、詰めたら6名、TV、BGMなし。小さなストーブにストーンが積んであり温度は90℃前後。20分間隔くらいでオートロウリュが発動するので湿度高く体感は温度計より熱く心地よく汗が出る。
水風呂は水が減ると自動でつぎ足されるタイプ。動きはなく水温計は13℃だけどそこまで冷えている感じはせず肌感は15-16℃くらいでちょうどよくて気持ちいい。
アヒルに倣わずガァガァ騒がず羽もないのでいいわけいらずで空飛ばず。体が冷えたら水風呂前のイスで休憩。気持ちは空を飛んだので一句。
羽はなし まぶた閉じれば 空飛べる
川柳からの川柳でございました。
男
ダック・ニコルソン!
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