2024.03.16 登録
[ 新潟県 ]
受付の際にサウナを利用する旨を伝えると尻の下に敷くビート板を貸してくれる。これを借り忘れると後でピンチになると思った方が良い。サ室に設置された年季の入ったベンチには所々釘の頭が浮いてる箇所がありうっかり尻に触れようものならブルースリー張りの奇声を上げてしまうこと間違いない。ホ熱チャァ!よりによって尻に当たる位置に金属製の釘が使われているというトリッキーな仕掛けに腰を浮かせて驚くことだろう。ちなみに私はこれで三回ほど天井まで飛び上がった。
[ 新潟県 ]
男湯と女湯が週替わりで入れ替わるため今週は男湯がドライサウナ、女湯がミストサウナになっていた。どちらに当たっても問題はない。なぜなら両浴場とも屋外にバレルサウナがあるからだ。巨大なおみくじの筒をドテッと倒したような六角形の小屋にはサウナの名門HARVIAのストーブが鎮座している。バレルサウナといえば完全予約制のイメージがあるがこの施設では予約なしの日帰りで利用できる点が嬉しい。それにしてもなんて良い香りなんだ。ヒノキの香りにふんわり包み込まれ私の瞼は次第に重くなっていく。目が、目が…。
[ 新潟県 ]
外注の熱波師集団を中心とした村社会が形成されており、この輪の中に飛び込んで行ける者ならこれほど楽しいサ活環境はないことだろう。その反面、一人静かにサ活したい方や初めての県外客は若干の違和感と居心地の悪さを覚えるかもしれない。かくいう私もその少数派の一人である。キャラ売りに必死な熱波師が多いのはサウナイキタイのサ活投稿を見ても分かる通りだ。こうしたシガラミにさえ目をつむれば非常に良い施設だと言える。
男
[ 新潟県 ]
この施設の名物『海のサウナ』はその名の通り日本海の大海原を展望しながら蒸される開放的なサ室になっている。夜間は間接照明がやさしく室内を包み込み星空を見渡す癒し空間と化す。オートロウリュ時にはスポットライトでサウナストーブ(METOS ZIEL)がパッと照らされ熱波への期待をグッと高めてくれる。二つの水風呂に加え70度前後の低温サウナ完備。設備の充実度は文句なし。ただ残念なことに外気浴エリアに整い椅子が設置されておらずウッドデッキにあぐらをかくしかない。六畳ほどの空間でぎゅうぎゅうになりながら外気浴する光景はまるで氷山に取り残されたペンギンの群れのようだ。この点だけが実に惜しい。今後の発展に期待する。
男